タマホーム株式会社 取締役 不動産本部長 小暮雄一郎

タマホーム株式会社 取締役 不動産本部長 小暮雄一郎(こぐれ ゆういちろう)

■プロフィール

1982年栃木県佐野市生まれ。大学卒業後、2006年タマホームに入社以来、圧倒的な営業成績を出し続けて前人未到のスピードで昇格を続ける。2018年7月に執行役員に就任。2019年7月から執行役員のリーダーとして従事。2020年8月に取締役に就任し、最年少役員として現職。2018年8月よりTHオートリースの代表取締役社長も兼務。

注文住宅メーカーで業界を牽引する企業であるタマホーム株式会社。よりよい住宅を通して社会に奉仕することを目指している。そんなタマホームで最短かつ最年少で取締役に登りつめた小暮雄一郎氏。住宅に対する並々ならぬ思いと、我々大学生に向けた熱いメッセージを伺った。

■経験値を積み上げた学生時代

野球が大好きで、小学2年生の時からやっていました。しかし、中学2年生の時に膝を怪我してしまい、4回にも渡る手術を経て、高校1年生まで野球を続けていましたが、体力的にも追いつかなくなり、挫折してしまいました。その後、高校2年生から、15個くらいのアルバイトをしてとにかく働いていました。大学生になってからも、さまざまな経験をして知見を広めようと思い、いろいろな仕事をしましたね。その中でも一番身に染みた経験は、ホテルマンとして3年間、接客サービスに携わったことです。この経験から「将来、相手の思いを汲み取ったサービスを提供したい」という思いがふくらんでいきました。

学業の方は、国士舘大学で建築について学ぶかたわらで、空間デザインを学ぶため専門学校にも通っていました。建築が大好きで、いろいろな建物を見て、研究していました。大学生の時、自分にどんな適性があるのか分からなかったので、色々な職業の人に会うなかで、自分の興味関心が建築にあるということに辿り着きました。

■原動力は過去のコンプレックスから

幼少期の話になるのですが、当時住んでいた二階建ての家が歪な形だったことと、実家が魚屋だったので魚の匂いがすることなどを理由に、いじめられた経験がありました。
ただ、中学2年生のときに、家が歪な理由は火事で実家が全焼したことが原因で、その時に曽祖母が逃げ遅れて亡くなってしまったことを聞きました。その時、「家に対して寂しい思いを持っている方やコンプレックスを抱えている方をもっと幸せにしたい」と強く思い、建築に興味を持つようになりました。この思いがずっと自分の核になっているので、今もブレずにやり続けているのだと思います。

■目的を明確化する

大学卒業後はタマホーム株式会社へ入社しました。最初は現場監督希望でしたが、営業に適性がありそうだということで、営業職で業務開始しました。しかし、最初のころは、売り込むのが苦手で、230人いた同期の中で、一番成績が悪かったです。ただ、「このままではいけない」と思い、自分の核に戻って考えたときに、「自分は子供の笑顔が続くような家づくりを目指していたんだ」と思い出しました。家族関係のトラブルは、家の環境によるものが多いので、家が癒しの空間になれば、それが連鎖していって幸せになれるはず。「誰のために、何のために、なぜ営業をするのか」と目的を明確化したことが、自分の中でターニングポイントになり、その視点に立って営業を続けると、次第に成績が伸びていきました。そして、一番早く出世し、気付けば最年少で取締役にまで上り詰めていました。

現在、取締役兼不動産本部長で、全体の人事や方針を決める事に携わっているのに加えて、住宅以外の事業を担当しています。500億円売り上げをつくるという目標があるのですが、その数値を追うだけではありません。コロナ過において、空室が増えてしまったビルのオーナー様や、社会課題に対して苦しくて困っている方々からの、「ありがとう」の集大成が500億円を達成する目的だと考えています。弊社のミッションステートメントは「すべては”Happy  Life”のために”Happy Home”を提供する」です。社員と社員の家族を幸せにする事とお客様を幸せにする事が一番の目的であって、それが力となると思います。

■チャレンジできる環境が強み

仕事をする上で、チームの仲間と一緒に考えて、チャレンジをしていくことに楽しさを感じます。自分一人では何も出来ないので、仲間にいかに支えられているかを忘れずに働くことが大切です。会社は人の集まりですので、タマホームでは、人と人をチームワークで繋ぐことに挑戦しています。

人はそれぞれ考え方が違うので、その考え方を尊重して、足し算していくことが重要だと思います。タマホームは現在約3500人もの社員がいて、平均年齢が38歳と若く、力のある会社なので、チャレンジできる環境があります。また、社員専用のSNSのグループがあって、社員それぞれが日々の行動を発信しています。なかには、ボランティアで掃除をしたり、お客様にお菓子を用意したり、お礼の手紙を書いたといった投稿もあります。その投稿を見た他の社員が感化され、行動を変えることも多いです。このようにいかに周りを巻き込んで、周囲に影響を与えられるかが仕事には重要だと思います。

また、タマホームでは目標管理面談を定期的に設けていて、管理職と社員とのコミュニケーションを大事にしています。目標を明確にしてもらい、出てきた悩みに対して解決法をいくつか提供して、自分で選択して挑戦してもらうという取り組みも実践しています。

■求めるのは進んでチャレンジをする人

どんな人と働きたいかと聞かれたら、「仲間を大切にしてくれる人」です。自分中心ではなくて、相手のために何ができるのかを考えられ、チャレンジできる方を求めています。入社したての方々が失敗する原因はだいたいわかっていますし、そもそも失敗の一つで会社が大変なことになることはないので、失敗を恐れずに、いろんな取り組みにチャレンジしてほしいです。多少のリスクはあったとしても、その失敗を学びに転換させられるといいと思います。

■Message

私自身も学生時代は常に何をすればいいのか悩んでいましたし、いつも「周りからカッコよく見られたい」「周囲から悪く思われたくない」と考え続けていました。でも、ある日、それでは前に進めない事に気が付き失敗を恐れなくなりました。学生の皆さんには一歩踏み込む勇気を持っていただけたらと思います。失敗は経験として学びに変えてもらって、どんどんチャレンジしてほしいです。一度やることを決めたら、逆算して、今なにをすべきかを考えていけば、人は何にでもなれると思います。夢は逃げない、逃げるのは自分だけです。人生は自分との戦いだと思います。また、支えてくれる仲間は多いほどいいので、いろんな人に会って沢山友達を作ってほしいですね

学生新聞オンライン取材日2022年5月23日 明治大学4年 酒井躍

明治大学4年 酒井躍 / 法政大学 1年 佐伯桜優 / 日本女子大学 4年 神田理苑 / 津田塾大学 卒業 脇山真悠

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