テリー伊藤 コラムVol.16  宇宙人に会えなくても大谷選手には会える!

学生新聞読者の皆さん
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします

今年はいい年になりそうですね!なんたって大谷選手がドジャースに入団してくれたのですから。大谷選手は6年間在籍したエンゼルスに対する感謝の気持ちを語っていたように、ファンにとってもエンゼルス愛が生まれていたので、どこか残留して欲しい気持ちもあったが、笑顔のドジャース入団会見を見た時これで良かったと感じた。各球団が大谷選手の誘致合戦をしている間、もしかしたら東海岸に行ってしまうのでは・・・と気が気ではなかった。結局それは杞憂に。大谷選手にはやっぱりカリフォルニアの青い空が似合う。プロスポーツ史上最高の契約総額10年7億ドル(約1015億円)に世界中が驚愕した。日本のワイドショーでは1000億円で「東京ドーム3個建つ」「国民全員にうまい棒66本買える」などの下世話な話題で大盛り上がり。早くもドジャース入団の経済効果は絶大だ。

かつて日本プロ野球界は多くのスーパースターを輩出してきた。古くは川上哲治、金田正一、長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜、イチローなど、いつの時代もこれ以上出て来ない不世出な選手と思っていたものだ。私にとって長嶋茂雄はまさにそうだ。青春を共に過ごしどれだけ勇気を貰ったことか。そして今、大谷選手こそ日本人にとって二度と出会うことのない圧倒的存在なのではないか。今シーズン、物凄く活躍するに決まっている。ドジャー・スタジアムでポカスカホームランを打ちまくるに決まっている。打って、走って、笑って、悔しがってのパフォーマンスを見せてくれる今世紀史上最高、100年に一人の存在。嬉しいニュースが続き、オリックス山本由伸選手のドジャース入団も決定した。まさに「盆と正月が一緒に来た」感じに成って来た。春から縁起が良すぎる。絶対に優勝だ。

私、考えました。宇宙人には会えないけれど大谷選手には会える!ドジャー・スタジアムに行けば会えるのだ!これって素晴らしいことじゃないですか。100年先になって身内に「家の爺ちゃん若い時に大谷選手のホームラン見たんだよ。」と伝説話になる。こうなったら私も伝説話に乗らなくては。私ロスに応援に行きます!心配なのはチケットが手に入るのか!

テリー伊藤(演出家)

1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。
2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。
テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。
その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。
著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。
演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。
YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ
LALALA USAでコラム連載中
https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

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