第60回ゴルフ日本シリーズJTカップ

大会名称:第60回ゴルフ日本シリーズJTカップ
開催期間:2023年11月30日(木)~12月3日(日)
開催場所:東京よみうりカントリークラブ
東京都稲城市坂浜685
競技方法:72ホール・ストロークプレー
出場資格:出場総人数 30名
主催:報知新聞社、読売新聞社、日本テレビ放送網
主管:日本ゴルフツアー機構
後援:日本ゴルフ協会、稲城市、よみうりランド、読売テレビ
特別協賛:JT
協賛:日産自動車、ブリヂストンスポーツ、二階堂酒造、エアトリ、アメリカン・エキスプレス
運営協力:博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂DYスポーツマーケティング

<ゴルフ日本シリーズ JTカップについて>
1963年にスタートし、2023年で60回目の開催を迎えた「ゴルフ日本シリーズ JTカップ」(通称:JTカップ)。JTカップは国内男子ゴルフツアーの最終戦として、毎年12月第1週に名門「東京よみうりカントリークラブ」で開催され、これまで幾多の名勝負・名場面が生まれているメジャー大会です。
その年の国内男子ゴルフツアー優勝者や賞金ランキング上位者など、本大会への参加条件は厳しく、選ばれたトッププレーヤー30名のみが、この最終戦の大舞台・JTカップでプレーすることができます。

2023年で60回目の開催を迎えた「ゴルフ日本シリーズ JTカップ」
12月2日(土)大会3日目に選手の皆様にゴルフを始めたきっかけや魅力についてお話を伺った。

■選手インタビュー

7位タイ 石川 遼(いしかわ りょう)

■JTカップの魅力は?
1年間のシーズンを通していいプレーをした人しか出場できないので、出場できたということが、今シーズンの誇りですね。30人しか出場できないという貴重な大会なので、他の大会とはまた違った雰囲気があります。

■プロを目指したきっかけは?
小学校6年生のときに観に行った大会で、憧れだった宮里藍選手に「頑張ってください」と伝えたら、目を見て「ありがとう」と言ってくださったんですよね。その出来事がとても嬉しくて、今でも鮮明に記憶に残っています。宮里藍選手の人柄やオーラは、ジュニアゴルファーの憧れでした。プロを目指したのは、そんな宮里藍選手やタイガー・ウッズ選手のようになりたいと思ったことがきっかけです。プロゴルファーになりたい、上手くなりたいというよりは、素敵な人になりたいという感覚でした。

■ゴルフの魅力は?
やっていることが如実に表れるというところですね。ゴルフを続けていくことは、必ずしも楽しいことだけではありません。自分の成長過程や、頭で考えたことに対して、トライ・アンド・エラーを繰り返していくことで少しずつ成長します。
プレーにその人の根本的な性格が出てくるところも面白いと思います。ゴルフは、メンタルが試される瞬間がたくさんあるスポーツです。コントロールできない時も受け入れないといけないなど、人として試されている場面が多いと感じます。自分たちプロでも、上手くいかない瞬間が多いです。だからあえて楽しい!とは言いません。しかし、そういう部分も含めて面白いのだと思います。

■困難の乗り越え方は?
上手くいかない時は、原因を細分化し、自問を5回くらい繰り返します。考えられる原因の中で、自分が原因のものとそうでないところを分けて、その中で自分が悪かったことについて深掘りします。身ぐるみを剥がされていくようで恥ずかしい気持ちになりますが、克服するために、細かいステップを一歩一歩踏みたいと思っています。だからこそ、ほんの少しの成長でも満足することを大切にしています。自分の悪い部分を振り返る時間が長い分、少しでも上手くいったら、「この程度のこと」などと思わずに自分を思いっきり褒めてあげます。目標を達成するまでの階段を細かくしていき、1ミリの紙を重ねていくという感覚でゴルフをしています。一日単位でみると、ほぼ何も変わっていないのですが、それを毎日重ねていける人は、強いなと感じます。自分もそう思われるような、分厚くてしぶとい人になりたいです。一日に何枚も積み重ねていこうと思ってはいけません。確実に一枚を重ねていくことが、何よりも大切だと思っています。

■大学生へのメッセージ
自分が没頭できることを見つけてほしいです。それが人と違っても全く気にしないでください。好きなものは人と違って当たり前です。他人と過ごす時間が増えていく中で、他人に行動を制限されたり、他人によって行動が変わったりしますよね。だからこそ、自分のために使う時間が、いつか心のよりどころになります。自分のことだけを考えることは決して悪いことではありません。1分でもいいので、「自分のための時間」を守り続けると、きっとその時間の大切さに気づける時が来ると思います。

執筆者:立教大学 3年 緒方成菜

TOP CONNECT代表 内田雅章 / 津田塾大学4年 大川知 / 立教大学3年 緒方成菜 / 上智大学2年 網江ひなた 

7位タイ 小木曽 喬 (おぎそ たかし)

選ばれた30人しか出ることのできないJTカップは誰もが目標にする場所なので、出場できてとても嬉しく思います。
父の影響で小学1年生の時にゴルフを始めました。高校生になってから、ジュニアの大会で上位に入るようになりました。高校2年生の時にプロの大会に出たことがきっかけで、プロゴルファーになりたいという思いが強くなりました。今後は日本で初優勝を挙げ、何勝もできるようなプロゴルファーになりたいです。
ゴルフの1番の魅力は年齢問わず誰でもプレーができ、世代を超えて交流ができることだと思います。
大学生のみなさんには遊ぶ時間を持ちながらも、目標に向かって頑張って欲しいです。

執筆者:津田塾大学4年 大川知

15位 片岡 尚之(かたおか なおゆき)

JTカップは出場人数が限られていて、上位の選手しかチャンスがない大会ということで、出場できてすごく嬉しいことですし、見ごたえのある試合だと思います。
父がゴルフ関係の仕事をしていたことがきっかけで、僕は2歳のころからゴルフをやっていました。
ゴルフの魅力は、きれいな景色の中スポーツができるところと小さい子からお年寄りの方まで楽しめるところにあると思います。どの世代でも関わりの多いスポーツです。
大学生のみなさんにはぜひやりたいことを見つけてほしいですね。やりたいことを仕事にするのは難しいけれど、趣味や楽しめることを1つでも持って生活できることが人生を楽しむコツだと思います。

執筆者:上智大学2年 網江ひなた

12位タイ 阿久津 未来也(あくつ みきや)

JTカップはその年の優勝者と賞金の上位者しか出られないということで良い意味で独特の雰囲気がありますし、プロゴルファー全員の目標になっている舞台だと思います。
3歳になる前から家にあるゴルフのおもちゃを振り回していたのが始まりで、祖母と祖母のゴルフ仲間とゴルフをするようになり、その後マンツーマンでゴルフに打ち込むようになりました。
子供とおじいちゃんおばあちゃんが一緒にできるスポーツは中々ないので幅広い世代が楽しめるところがゴルフの魅力です。日本だと四季を楽しめたり、土地によって違う景色を楽しめたりするのも大きな魅力です。
課題でもテストでも何でもいいので「最後までやりきる!」ということを学生のうちにしっかり身につけてほしいです。

執筆者:上智大学2年 網江ひなた

18位タイ 杉浦 悠太(すぎうら ゆうた)

JTカップは今年いい成績を残した30人しか出場できないという点で、出場を誇れる大会です。まさか今年出場出来るとは思っていませんでした。勢いのある選手の中でプレー出来ることが本当に嬉しかったです。
ゴルフは、父に3歳の頃から打ちっぱなしなどに連れて行ってもらっていたことをきっかけに始めました。そこから、石川遼選手などの活躍する選手をみて格好いいと思い、小学校の頃からプロを目指し始めました。小さい子どもから大人まで、親子で楽しめるスポーツというところがゴルフの素敵なところだと思います。
まだプロ1年目ですが、今後は上手いだけではなく、たくさんの人に応援される選手になりたいです。
同じ大学生として、お互い夢に向かって頑張りましょう!

執筆者:立教大学 3年 緒方成菜

22位タイ 岩﨑 亜久竜 (いわさき あぐり)

JTカップの魅力は、30人しか出ることのできない、今シーズン最後のメジャートーナメントという特別感です。
ゴルフ好きな親の影響でゴルフを始め、小学生の時からプロゴルファーの存在を意識し始めました。本格的にプロゴルファーを目指し始めたのは大学生の時です。
ゴルフの醍醐味は、同じ状況がほとんど起こり得ないところです。1つ1つの状況に臨機応変に対応しなければいけないのは難しくもありますが、楽しいです。
大学生のみなさんには、ぜひゴルフをやってみて、その楽しさに気づいてもらいたいです。最初は好きなように思いっきり打ってみてください!

執筆者:津田塾大学4年 大川知

学生新聞オンライン2023年12月2日取材:津田塾大学4年 大川知 / 立教大学3年 緒方成菜 / 上智大学2年 網江ひなた 

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