第7回「SUITS OF THE YEAR 2024」受賞式
11月13日、日本経済新聞社のTHE NIKKEI MAGAZINEが主催する第7回「SUITS OF THE YEAR 2024」の受賞式が行われた。今年は「五感を刺激する」がテーマで、ビジネス、イノベーション、スポーツ、アート&カルチャーの4部門で表彰。オリエンタルランド代表取締役会長兼CEOの高野由美子氏や、俳優・嵐の二宮和也氏らがスーツに身を包んで登壇し、会場を魅了した。
ビジネス部門
■株式会社オリエンタルランド 代表取締役会長兼CEO 高野 由美子 氏
このような素晴らしい賞を頂けて大変光栄に思います。この賞は情熱を持ってチャレンジを続ける方に贈られるということですが、オリエンタルランドはディズニーシーの新エリアやクルーズ事業参入を発表するなど、本当にチャレンジの1年でした。ファンタジースプリングスのエリアは、鳥のさえずりやポップコーンの香りなど何度訪れてもサプライズを提供できる、まさに”五感を刺激する”全く新しいテーマパークを目指しました。この受賞を励みとして、皆様に喜んでいただけるようにさらに努めてまいりたいと思います。
スーツは、受賞の場ということで華やかな白を選びました。以前は男性の多いビジネス場面で目立たないようにダークスーツを着ていたことが多かったのですが、「自分らしさを表現すること」も大切なおもてなしだと思うようになったんですよね。
■Nature Architects株式会社 代表取締役CEO 須藤 海 氏
このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄です。会社の仲間やコラボレーションしている企業様とご一緒したからこそ、この賞を頂けたと思っています。普段は会社のロゴ入りTシャツや作業着を着て現場に行くことが多いのですが、しなやかなスーツに身を包むと、これからもこの受賞に恥じない仕事をしようという気持ちになります。
実は、スーツの内側に弊社を表した「カタチのチカラ」という文字を入れています。三角形の組み合わせによって、水に浮くほど軽い金属を作れて、それが環境に優しい自動車作りに繋がるなど、カタチは地球環境や身の回りの暮らしを変えるほどの大きなチカラを持っているという意味です。このスーツも、一本一本の糸の細さや種類によって光沢や質感が変わるということで、人の身体を美しく魅せるカタチのチカラだと思います。非常に面白く、共通点を感じています。
イノベーション部門
■映画監督 山崎 貴 氏
この賞は毎年イケている人たちが受賞している印象があったんですが、ついに私にもやって来たかと。周りに自慢してしまいました(笑)。ゴジラには沢山の景色を見せてもらっていて「ゴジラありがとう」という気持ちですが、新作も発表したのでまたこの場に来られるように頑張りたいと思います。
スーツはシャドーストライプという柄で、反射によって高級感や深みが出るものです。普段携わっているCGでも反射の仕方を使っているので、視覚効果的に共通点を感じています。また、山崎組の現場は遅刻に厳しく、1分の遅刻で高級お弁当をプレゼントすることになったりするので、時計は本当に大切なんです(笑)。とても素敵な時計をいただいたので、これからも励んで参ります。
スポーツ部門
■プロフィギュアスケーター 高橋 大輔 氏
引退して1年経つのですが、自分でもまさかこれほど挑戦する機会があると思っていなかったので、評価していただけて大変嬉しいです。特に今年は、映画出演やアイスショー演出にも挑戦して貴重な経験ができました。その中で「エンターテイメントが好きだなぁ」と改めて思ったので、もっとエンタメで色々なことに挑戦したいですね。
普段の衣装も含めて着心地にはこだわりがあるのですが、このスーツは生地感が素晴らしいですね。アスリートは変な筋肉の付き方をする部分があるので、生地が柔らかすぎると筋肉感が見えてしまうことがあって。でもこの生地は、柔らかいのに身体がシュっと見えたり、艶っぽい色でセクシーさがあったりします。似合ってますよね?(笑)
アート&カルチャー部門
■俳優 二宮 和也 氏
この1年は、初めてのことも多くて試行錯誤しながら過ごしたのですが、このような賞をいただけてとても嬉しいです。来年もこの賞をいただけるような貪欲な気持ちを持って仕事をしていけたらな、と思います。僕は、基本的に「自分が楽しいと思っていることを楽しめば、楽しんでいる姿を見て楽しんでいただける」と思っています。僕自身もそれが一番伝えやすい形なので、テレビやYouTubeなど異なるメディアでも、やっていることは違ってもそのスタンスは変わらないですね。
僕自身、スーツや時計を数多く持っている方ではないので、お店の方とどうしようかと話していて。最終的には柔らかくて動きやすい生地感のものを選びました。スーツはピシッとする場面が多いと思うのですが、柔らかい生地だと心はピシッとしますが見た目は柔らかい。緊張せずにいつも通りでいられるなと思い、とても気に入っています。
学生新聞オンライン2024年11月13日取材(執筆・構成) 上智大学3年 吉川みなみ
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