映画『ウィキッド ふたりの魔女』日本語吹替版キャスト会見
左から 海宝直人さん/kemioさん/高畑充希さん/入野自由さん/清水美依紗さん/塩田朋子さん/田村芽実さん
この度、不朽のミュージカルとして20年以上愛され続けている「ウィキッド」が待望の映画化。エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派俳優シンシア・エリヴォ(ミュージカル「カラーパープル」)と、グラミー賞の常連で世界を魅了し続けるアーティストのアリアナ・グランデを主演に迎え、『クレイジー・リッチ!』や『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウが監督を務める、音楽と魔法が彩る感動のエンターテインメント超大作『ウィキッド ふたりの魔女』が、 3月7日(金)に全国ロードショーとなります。
この度2月3日に『ウィキッド ふたりの魔女』日本語吹替版キャスト会見が開催されました。まだ本当の強さを知らない、後の“悪い魔女”エルファバ役(シンシア・エリヴォ)の高畑充希さん、まだ本当の優しさを知らない、後の“善い魔女”グリンダ役(アリアナ・グランデ)の清水美依紗さん、ウィンキー国のハンサムな王子・フィエロ役(ジョナサン・ベイリー)の海宝直人さん、自立を望むエルファバの妹・ネッサローズ役(マリッサ・ボーディ)の田村芽実さん、ひそかにグリンダに思いを寄せている素朴な学生ボック役(イーサン・スレイター)の入野自由さん、グリンダの友人でゴシップ好きの皮肉屋ファニー役(ボーウェン・ヤン)のkemioさん、シズ大学の魔法学の権威マダム・モリブル役(ミシェル・ヨー)の塩田朋子さんら、7名の日本語吹替版を彩る豪華なキャストが登壇。吹替製作時の秘話や作品の魅力とあわせて、映画にちなみ「もしルームメイトになったら相手に伝えたいマイルール」、「“まだ世に知られていない”本当の自分の姿」などを語ってくれました。
■エルファバ役(シンシア・エリヴォ) 高畑充希
『ウィキッド』という作品のファンとして、映画の制作が決定した頃から映画の公開を待ち望んでいました。自分がエルファバの吹き替えを務められるということにとても感動しました。また、私はエルファバを演じるシンシア・エリヴォさんの大ファンでもあるので、彼女が演じる映像に自分自身が声をあてること自体も感慨深くて。一貫して、この作品に携わられたことは、私にとってとても幸せで、ありがたい出来事でしたね。長年愛されている作品であるからこそ、劇中の楽曲がどれも素晴らしいのです。歌っていてとても楽しかったですし、同時にやりがいを感じていました。特に、『The Wizard and I』という圧倒的な映像美の中で歌われる曲では、あたかも自分自身もその世界の中で歌っているような他にない感動を味わうことができました。この曲は、クールなエルファバが、人生の転機を迎え、彼女の可憐さや繊細さが見えてくるシーンが描かれていたので、そのような彼女の姿を表現しようと意識しました。
『ウィキッド ふたりの魔女』は、音楽、映像など全てに勢力が注ぎ込まれた素晴らしい作品となっていると思います。この感動を皆様にもぜひ映画館で体感していただきたいです。
国際基督教大学2年 渡邊和花
■グリンダ役(アリアナ・グランデ) 清水美依紗
アリアナ・グランデさんの大ファンだった私は、学生時代から彼女の楽曲を聴き、歌ってきました。彼女が『ウィキッド』のグリンダ役を熱望していたことも知っていたので、その夢が叶った作品で自分が吹き替えを担当できると決まった時は、本当に驚きと喜びでいっぱいでした。同時に、責任の重さも感じましたね。
収録では、グリンダの表情や仕草を細かく表現することを意識しました。特に「ポピュラー」は、彼女の性格がよく表れている楽曲で、音の強弱やテンポの変化をつけながら、エルファバとの掛け合いを楽しみながら演じました。吹き替えという形でこの作品に携われたことは、歌手としても新しい挑戦でしたし、私自身にとっても大きな経験になりました。
この映画は、魔法の世界のファンタジーでありながら、人と人との関わりや葛藤、成長がリアルに描かれています。多くの方に共感していただける作品だと思うので、ぜひ劇場で観ていただけたら嬉しいです。
津田塾大学2年 石松果林
■フィエロ役(ジョナサン・ベイリー) 海宝直人
私は、2004年のトニー賞の授賞式で行われたパフォーマンスがきっかけで、『ウィキッド』を知りました。以来、その時に感じた感動が忘れられず、ことあるごとにミュージカルを観劇していたとても思い入れのある作品でした。フィエロ役の日本語版吹き替えとして、この作品に携わることがとても光栄に感じていました。自分自身も含め、多くの方々に愛され続けている大切な作品なので、期待に応えられるよう身を引き締めて臨みました。
日本語吹き替え版もクリエイターの方々が作品に愛をもって、楽曲もお芝居も丁寧に作り上げています。オリジナル版はもちろんですが、日本語吹き替え版もたくさんの人に楽しんでいただけると嬉しいですね。
国際基督教大学2年 渡邊和花
■ネッサローズ役(マリッサ・ボーディ) 田村芽実
「ウィキッド」は私の青春と言ってもいいくらい、本当に大好きで、お小遣いをためて劇場にも通い詰めた作品なので、このような形で作品に参加させていただくことができて本当に光栄で幸せに思います。こうやって映画化されることでこの素晴らしい作品がより多くの方に見ていただけるというのはとてもうれしいです。
私はゲームが大好きなのですが、この前美依紗ちゃんのSNSを見たら同じゲームで遊んでいることを知りました。いつかそのゲームで美依紗ちゃんと通信するのが楽しみです!美依紗ちゃんとは連絡はとりあっていたのですが、この会見でやっとお会いすることができました!
上智大学3年 網江ひなた
■ボック役(イーサン・スレイター) 入野自由
『ウィキッド』は、舞台を何度も観劇していた作品なので、ボック役を担当することが決まった時は本当に驚きました。20代の頃、ロンドンで観た舞台の感動は今でも鮮明に覚えています。その作品に自分が関われるなんて、まるで夢のようでした。
ボックは、純粋で真っ直ぐな性格の持ち主ですが、物語の中で大きく変化していくキャラクターです。演じる上では、彼の成長や葛藤をしっかりと表現することを意識しました。特に、グリンダへの想いが報われず、やがて運命に翻弄されていく姿には、演じながらも感情を揺さぶられる瞬間がありました。
ミュージカル映画ならではの魅力が詰まった『ウィキッド』を、多くの方に楽しんでいただけると嬉しいです。
津田塾大学2年 石松果林
■ファニー役(ボーウェン・ヤン) kemio
もともとこの作品の大ファンで、今まで10回近くミュージカルを拝見していました。僕が今住んでいるアメリカでは去年公開されて社会現象になるくらい話題の作品なので、今回日本に上陸するということですごくワクワクしています。
今までSNSでウィキッドの話をたくさんしてきたので、まさか今回自分が吹き替えという形で携わらせていただけることが信じられない気持ちでした。アメリカで何度か映画を観ていたのですが、勇気をもらえる、何か挑戦するときに背中を推してくれる作品です。
こうして関われるなんて、本当夢みたいです。
16歳ぐらいの頃から自分の私生活を全部投稿しまくっているので、「まだ知られていない自分」はないかもしれないですね。料理もできないですし、部屋もフリーマーケットみたいに散らかっていますし、想像通りだと思います。(笑)
上智大学3年 網江ひなた
■マダム・モリブル役(ミシェル・ヨー) 塩田朋子
ニュースを見たときに「映画になるの!?」と本当にワクワクして、ミシェル・ヨーさんが出ると聞いて「やりたい!」とすぐに思いました。こうして実現してこの場に立てて本当に幸せです。
ミシェル・ヨーさんとは何度も吹き替えのご縁がありましたが、アクションシーンはあっても歌のシーンは一回もなくて、今回初めてだったのですが、思わず言葉がメロディーになってしまったかのような彼女の愛らしい表情が歌に込められていたので、語りかけるような歌というのを壊さないように努めました。
ここにいる皆さんよりもかなり長く生きてきた人生の先輩として言わせると、人から見た自分が本当の自分だったりするというか(笑)それも本当の自分の中の一つだったりするのかなと思います。
上智大学3年 網江ひなた
映画『ウィキッド ふたりの魔女』
2025年3月7日(金)より、全国ロードショー!
配給元:東宝東和
© Universal Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:https://wicked-movie.jp/
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津田塾大学2年 石松果林/国際基督教大学2年 渡邊和花/上智大学3年 網江ひなた
カメラマン 下田航輔
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