俳優 高杉真宙

俳優業の最大の魅力は、見てくださる方に、作品のメッセージを届けられること

俳優 高杉真宙(たかすぎまひろ)

◆プロフィール
1996年7月4日生まれ、福岡県出身。2009年、俳優デビュー。映画『散歩する侵略者』(‘17)にて第72回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞受賞。大河ドラマ「光る君へ」(‘24)、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』(’23)などに出演。

◆俳優業のやりがいについてお話ください

作品を見てくださる方に、自分を通してメッセージを届けられることがこの仕事の大きな魅力だと思います。「みんなで良い作品をつくろう」という思いを大切にしながら、誰もが気持ちよく過ごせる現場でありたいと思っています。
どの作品にも共通して言えることは、一つの作品を無事にやり遂げた瞬間は、何度経験しても特別です。完成したときや撮影を終えたときの充実感はもちろん、皆様からいただいた感想に触れるときにもやりがいを強く感じます。

◆映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』に対するお気持ちをお聞かせください

この映画は、和さんと将一さん、そしてご家族に敬意を持って取り組ませていただいた作品です。原作や台本、映像を通して、将一さんの思いをできるだけ汲み取りたいという気持ちで臨みました。
お二人の選択を通して強く感じたのは、“言葉を残すこと”の大切さです。残される人のために、自分は何を残していけるのか。声や文字、日常の何気ない風景など、その人がいなくなっても存在を感じられるものを残すことに、大きな意味があるのだと気付かされました。

◆学生へのメッセージをお願いします

本作品は、皆さんと年齢の近い登場人物が描かれています。ただ、今の自分からは遠い出来事だと感じる人も多いかもしれません。僕自身も最初はそうでした。しかし、実際には大切な人や身近な誰かに重ねながら想像できる物語です。ぜひ、皆さんそれぞれの視点で受け取ってもらえたらうれしいです。

■取材を終えて 
それぞれの質問に真摯に向き合い、言葉を選びながら丁寧に答えてくださる姿が印象的でした。
「認知されることで、その人は『いる』ことになる」という言葉が心に残っています。作品への思いや役に向き合う姿勢から、誠実な人柄が伝わってきました。

学生新聞2026年10月号 東京薬科大学4年 庄司春菜

映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』

2026年10月2日(金)全国公開
出演:川口春奈 高杉真宙
原作:遠藤和「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」(小学館刊)
監督:山戸結希
配給:東映
Ⓒ遠藤和/小学館 
Ⓒ2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会

城西国際大学3年 渡部優理絵/東京薬科大学4年 庄司春菜/津田塾大学4年 山下さくら/津田塾大学4年 石松果林/慶應義塾大学4年 山本唯那/青山学院大学2年 松山絢美

撮影:広田成太

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