新座市長 並木傑
商社マンや幼稚園園長を経て、新座市長へ! 新座の未来を拓く
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新座市長 並木傑(なみきまさる)
■プロフィール
慶應義塾大学経済学部を卒業後、トヨタグループ豊田通商株式会社に入社。その後家業のなみきの幼稚園の経営に加わり、17年間園長を務める。38歳の時に新座市議会議員に初当選。以来5期連続当選。平成28年に新座市長に就任し、現在3期目。「未来もずっと 暮らしに「プラス」が生まれる 豊かなまち 新座」の実現に向けて市政運営に全力で取り組んでいる。
慶應義塾大学を卒業後、豊田通商株式会社や幼稚園園長、市議会議員を経て埼玉県新座市長に就任した並木傑氏。ICT教育ランキング日本一の実現や子育て支援策の強化、地下鉄延伸構想など、柔軟な発想と強い行動力で市政改革を推進。そんな多彩な経歴を持つ市長に、教育・子育て支援のビジョンと若者へのメッセージを伺いました。
■教育と子育て環境の徹底強化で「選ばれる街」へ
新座市は現在も人口が増加傾向にあり、若い世代からも「住みやすい街」として人気が高まっている活気ある自治体です。私が市長として最も力を入れてきたのが、公教育の充実と子育て支援策の強化です。「子育てがしやすく、緑が豊富で利便性が高い街」を将来像として掲げ、様々な施策を力強く推進してきました。
具体的な取り組みとして、保育士の処遇改善により保育士の確保を図ったり、学童保育(放課後児童保育室)の新設により、受け入れ児童数の改善を実現しました。学童を学校の敷地内に設けるのは簡単なことではありませんが、国の基準をクリアしながらほぼ全校で設置を進めてきました。また、学校給食もセンター方式ではなく、各学校で調理する「自校調理方式」を守り続けています。コストはかかりますが、子どもたちに温かく美味しい食事を届けたいという想いを最優先にしています。さらに、ICT教育の推進にも早くから取り組んできました。国の補助金なども活用しながら、全教室への電子黒板の設置や一人一台のタブレット端末導入を前倒しで進め、体育館を含めた全小中学校へのエアコン設置も完了させました。こうした取り組みが実を結び、日経BP社の「全国市区町村公立学校情報化ランキング(2021)」で小・中学校ともに全国1位の評価をいただくことができました。
■4割を占める調整区域を活かした戦略的な街づくり
新座市の大きな特徴として、市域の4割近くを「市街化調整区域」が占めていることが挙げられます。開発が制限される緑豊かなエリアですが、この広大な土地を計画的に有効活用するため、市では土地区画整理事業を積極的に進めています。例えば、新座駅北口周辺の開発をはじめ、国道254号バイパス沿いの大和田地区などでは、商業施設や大型物流施設を誘致するための区画整理を手掛けました。これまで税収を生み出しにくかった調整区域を戦略的に開発することで、良好な街並みを形成すると同時に、新たな事業用地を創出してきたのです。また、新座市では「都市高速鉄道12号線(都営地下鉄大江戸線)」を東京都の光が丘駅からJR武蔵野線の東所沢駅まで延伸させる構想に取り組んでいます。市内に新駅「(仮称)新座中央駅」を誘致するとともに、駅周辺の区画整理や、関越自動車道へのスマートインターチェンジ設置構想も具体的に進めています。交通の利便性を飛躍的に高め、雇用や賑わいを生み出す持続可能な街づくりを推進していきます。
■子どもと現場を支える「優しさ」と持続可能な市政経営
幼稚園長としての現場経験から痛感しているのは、教育や子育てにおいて最も大切なのは「関わる大人たちの優しさと良好な環境」だということです。現場で子どもたちに接する先生や保育士の皆さんが明るく幸せに働ける環境があって初めて、子どもたちにも質の高い教育が提供できます。精神論だけに頼るのではなく、処遇改善や施設整備への補助など、行政としてしっかりとした経済的・物的支援を行うことが不可欠です。一方で、今後は少子高齢化を見据えた持続可能な市政経営も求められます。新座市には小学校17校、中学校6校がありますが、利用する市民の皆様の声を丁寧に聞きながら、施設改修や統合など、公共施設の再配置などを慎重かつ着実に進めていく考えです。時代の変化に柔軟に対応しながら、質の高い教育環境を将来世代へと維持・継承していきます。
■大学生へのメッセージ
今の大学生の皆さんに一番伝えたいのは、「自分の人生をどう生き抜くか」という自分自身の軸を大切にしてほしいということです。かつてのように、一流企業に入り終身雇用のもとで勤め上げるという単一の成功モデルはすでに崩壊しています。現在の時代は、社会全体が豊かになり、多様な生き方や挑戦が尊重される素晴らしい時代になっています。親や周囲の期待にとらわれる必要は全くありません。途中で進路を変更したり起業したりしても、そこから無限の可能性が広がっています。また、現代はインターネットを通じて世界中の情報や人々と瞬時に繋がることができる時代です。日本の縦割り社会という狭い世界に閉じこもるのではなく、地球全体をフィールドとして捉え、様々な挑戦と出会いを楽しんでください。自分の直感を信じ、未来を自らの手で自由に切り拓いていってほしいと心から願っています。
学生新聞オンライン2026年8月21日取材 慶應義塾大学1年 古賀夏音

情報経営イノベーション専門職大学2年 山田千遥/慶應義塾大学1年 古賀夏音/京都芸術大学1年 猪本玲菜/日本大学1年 田中秀弥


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