株式会社エイチームライフスタイル 代表取締役社長 間瀬 文雄
みんなで幸せになれる会社にすること 今から100年続く会社にすること
株式会社エイチームライフスタイル 代表取締役社長
間瀬 文雄 (ませ ふみお)
2007年4月、日興コーディアル証券株式会社(現、SMBC日興証券株式会社)入社。2008年11月、株式会社エイチームへ入社。
インターネットメディア事業部で比較サイト事業責任者等を経て2013年8月、株式会社エイチームの100%子会社、株式会社エイチームライフスタイルの設立と同時に代表取締役社長に就任(現任)。2018年10月、株式会社エイチーム取締役に就任(現任)。
大学時代は全力で遊んだという。最初に就職した会社は自分には合わなかった。しかし、そのことが自分を見つめ直すきっかけとなり、その後飛躍的に成長する布石となった。自分に合った仕事が見つかれば、あとは楽しく働くだけで、結果はついてくるという間瀬社長に話を伺った。
大学の4年間は人生において最も有意義な時間だと思っていたので、“全力で遊ぶ”という決心をしていました。サークル活動のテニスは、4年間ほぼ休まずに活動していましたね。メンバーは100名ほど。さまざまなタイプの人がいて、話を聞く能力が身に付いたような気がします。
就職は、日興コーディアル証券株式会社にしました。企業規模も大く、知名度も高い。金融業界なので、若手でも給与レンジが高い、というイメージでした。ところが、入社後、個人の営業成績で最下位になってしまった。これは、人生ではじめての挫折経験でした。そこで、改めて自
分のことを考えたんです。すると自分の根底にあるものは、「人気者でいたい」「皆と一体感を味わいたい」「人に嫌われたくない」という性格だということに気が付いたのです。証券会社の営業では、お客様のご要望にお応えできないことも多く、営業活動を通じて辛い思いもたくさんし
ました。そのうちに、自分が心から楽しいと思える会社で
働きたいという気持ちがだんだん高まってきたのです。結局、新卒で入社してから1年程度で退職を決意しました。2008年当時、リーマンショックで景気が減退する中でもIT企業は業績を伸ばし、求人も活発だった。そんなとき、「みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」という経営理念を掲げるエイチームに出会ったんです。直感的に「この理念は信用できる。エイチームの仲間になりたい!」と強く思ったことを今でもよく覚えています。
自分の成果を周囲が喜んでくれる環境
エイチームは、仕事の裁量が大きく、自由度が高いところが魅力です。アイデアを提案し、良いものは採用され実行される。成果を出すことに
よって、周りのみんなに喜んでもらえる。入社当時は、他人の成果を純粋に喜ぶ社員が多い社風に驚きました。その後、比較サイトなどを運営す
る事業部の責任者を経て、2013年に新設子会社であるエイチームライフスタイルの社長に抜擢されました。
エイチームは、さまざまな事業領域においてインターネットを通じて多様なビジネスを展開しています。ビジネス領域を限定することなく、スマートデバイス向けゲームアプリ、ゆりかごから墓場まで、人生のイベントや日常生活に寄り添うWebサービスや自転車EC などを手掛けています。
大きな特徴は3つあります。1つめは、事業領域が幅広いため、さまざまな分野においてキャリアを積むことができることです。2つめは、チームで取り組むため、社員同士がとても仲が良いことです。これは、エイチームが「お互いを認め合うこと」というマインドを大切にしていることに
も通じます。3つめ、エイチームはひとつの事業で大きく成長している会社ではなく、年商数十億円規模の事業を複数持つ企業体なのです。企業基盤は安定していながらも、ベンチャー精神を大切にしている会社なのです。各サービスでそれぞれ責任者がいるので、責任ある仕事につくチャンスも多い。一緒に働きたいと思う人材は、現状に満足せず成長意欲が高い人です。また、「お互いを認め合うこと」のできる素直な人がいいですね。素直な人は、自分の意見を素直に言うことができ、周りから注意や助言をされた時に感謝の気持ちを伝えることができて、アドバイスから内省し、改善につなげることができます。
いつも笑顔でいること そうすれば運が向く
私は運がいい人間だと豪語しています。その根本には、「いつも笑顔でいること」「仕事は断らない」ということにあるのです。どんな仕事や頼
み事でも断らない、嫌な顔をせずに笑顔で受けることが「チャンス=運」につながる秘訣ですね。
今後の展望としては、ひとりの人がゆりかごから墓場までの人生おいて、何回かはエイチームのサービスを使っている、という状態にしたい。
そして将来的には、グローバルなサービスを提供していき
たいと思っています。
*message *
自分自身を知ることが大事ですね。一番大事なことは、学生の時にとにかくいろんな経験をすること。いろんな角度から自分を知る機会を設けることだと思います。
2019年10月31日学生新聞より(慶應義塾大学3 年 樋口翔大)
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