株式会社マネッジパートナー 代表取締役社長 松井 勝史

「ウザい会社ですよ?(笑)でも、仕事も遊びも全力だからこそ結果がでる」

株式会社マネッジパートナー 代表取締役社長
松井 勝史 (まつい かつふみ)

プロフィール

松井勝史 (まつい かつふみ)
1970年北海道夕張市生まれ。
扶桑レクセル株式会社(株式会社大京グループ)、株式会社歩路運での経験を経て、1997年株式会社松井ビル取締役副社長に就任。翌年、株式会社松井ビルサービス取締役副社長に就任。
2003年株式会社松井ビルサービスから株式会社マネッジパートナーに社名変更するとともに代表取締役社長に就任。ビルオーナー業から不動産管理業へ。2015年株式会社松井ビルグループ設立。代表取締役社長に就任。

■会社の事業内容を教えてください

札幌に特化した不動産会社です。創業48年になります。地元で長くやっているので、情報量が豊富なことと、お客様からの信頼をいただいている点で、他社には負けない強みがあります。自社ビルが17棟あり、他にも、収益ビル・マンションを保有しているお客様や分譲マンション管理組合様から建物管理のお仕事を受託しております。またリフォームや建物保守点検なども行っています。 不動産業は、お客様の人生の節目に立ち会うことができるすごい仕事、かつ責任重大な仕事ですね。


■どんな学生時代を過ごされていましたか?

小学校3年生の時から少年野球をずっとしていました。中学校に入った時、野球以外のスポーツをしてみようと思い、バレーボールをはじめました。昔の時代だったので、しごかれたり、叩かれたりもしながら、全国大会に出場しました。長年の体育会系部活動の経験から、ハングリー精神ができましたね。 高校卒業後、東京に上京し専門学校に通っていました。専門学生の時は、本当にずっと遊んでいましたね、勉強なんてしていませんでした。そのため、就活やアルバイトもやったことがありませんでした。学生時代は本当に何も考えていなかったですね(笑)。


■卒業後は何をされていましたか?

専門学校卒業後は、就職をしました。親の伝手があったので、不動産会社に就職することができました。 社会に出てからいきなり飛び込み営業や電話営業などを経験しました。飛び込み営業の仕事は本当に毎日が嫌でしたね。正直、ブラックなところもあったため、同僚がたくさん辞めていきました。だけど、中途半端に投げ出したくなかったため「やるしかない!」という感じでがむしゃらに働いていました。 とにかくやり続けた結果、社内の営業成績1位に。数字に追い込まれていたので、メンタル面などもかなりやられましたが、たくさん成長できましたよ。

不動産業は、一回の取引で何億もの単位の商品を取り扱うところが、とても楽しいところだと思います。なかには、手を震わせて契約書を書かれるお客様もいらっしゃるので、それだけお客様の人生にとって重要な仕事なことに携われていることに嬉しさを感じました。 
その後、親の事業が赤字になっていたため、帰ってくるように言われ、会社の経営に携わるようになりました。その後、株式会社マネッジパートナーを立ち上げ、企業理念の再構築、人脈作りなどの全てをやってきました。


■マネッジパートナーという会社の魅力ってなんですか?

企業理念を、「社員は家族」というテーマに変えました。社員のことを本当の家族のように思っていますし、普通の人がなかなか経験できないことに、触れさせてあげたいと思っています。 ですから、ラスベガスなど海外旅行を計画したり、社内イベントは進行台本までつくるなど、“ちゃんと”遊びます。仕事も遊びも本気なんです。社員一同が家族のように一致団結しています。今はコロナ禍でなかなか行けなくなりましたが、普段は飲み会も多く、みんな深夜2時3時くらいまで飲んでます。ウザい会社ですよ(笑)。 せっかく仕事で何時間も一緒にいる仲間なんだから、楽しく仲良く過ごしたいですからね。飲み会が盛り上がるのは、社員全員が、会社をよくしていこうと頑張ってくれている証拠です。


■社長として、やりがいを感じる時は?

社長業って、本当に苦労ばかりです。小さいことから大きいことまで瞬時に見極めて、的確に判断していかないといけないので、苦労の数は本当にキリがないです。  でも、そんな苦労を吹き飛ばしてくれるのが、社員の成長です。 皆が高い目標に向かっていき、そこに達成した時にやりがいや喜びを感じますね。社員が主任に昇格したりだとか、成長を見届けられるのが一番のやりがいです。 これがあるから、社長業は苦労があってもやめられないです。


■どんな人を右腕にしたいですか?

忙しいので、自分のやり方を理解することができて、気配りや配慮ができる若い人ですね。なかなかこのような学生はいないです。今も優秀な右腕の人たちもいますが、若い人たちの中から、そういう人材が私たちの仲間になってくれたらいいですね。仕事ができる人は世の中にたくさんいます。言われたことをきちんとできる人はたくさんいますが、気配りや配慮ができるような人はなかなかいないんですよね。僕と一緒にいれば、経営者やお客様たちが何を考えていて、何を求めているのかなどの感性や感覚を養うことができます。“うそでしょオンパレード”が始まりますよ。よし、これからアメリカ出張だぞ! とかね(笑)。

あとはやはり、経営者になりたいという意識がある人ですかね。もし、その右腕になる若者が想像以上に優秀だった場合は、どんどん出資したり支援すると思います。どんなジャンルでも応援したいです。もしくは今あるこの会社を引き継がせたいです。


■大学生へのメッセージをお願いします

「何をやればいいのかわからない」って言う大学生が世の中のほとんどだと思います。それでいいと思いますよ。もし今、何がしたいのかがわからなくて悩んでいる大学生は、わからないまま、なんでもチャレンジするのが一番だと思います。  なにしろ、みなさんには強力な武器がある。それは「若さ」です。挑戦する時間がある、失敗しても挽回する時間があるんです。いくら私がお金を積んでも、若さは買えません。

ですから、なんでもがむしゃらに挑んでください。年齢が上がると、眠たくなっちゃって何もできなくなってしまうので(笑)。家にいても何も進まないので、大学生のうちにいっぱい人と会って、交流して、いろんな経験をしたほうがいいと思います。 悩む時間があるのなら、動いてください!

学生新聞WEB2020年10月30日取材

日本大学 3年 大橋星南

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日本大学 3年 大橋星南/東洋大学 2年 小島尚美/Simon Fraser University 2年 村田美穂/日本大学 3年 辻内海成/帝京大学 2年 後藤航琉

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