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琴音 19歳の今だからこそ歌う意味がある、さだまさしさんの曲へのチャレンジ

シンガーソングライター 
琴音(ことね)

■プロフィール

新潟県長岡市出身。2002年1月7日生まれ、現在19歳のシンガーソングライター。
2019年3月6日、E.P.『明日へ』でメジャーデビュー。
2021年1月13日、さだまさしさんの名曲「防人の詩」のカバーをリリース。
自身3度目となる全国ツアー「3rd note TOUR 2020 -キョウソウカ-」は新型コロナウイルス感染拡大による国内の情勢を受け、現在再振替公演の日程を調整中。

「歌うことで、誰かが笑顔になってくれる、それが嬉しい」という、歌手の琴音さん。今回新たに取り組んだのは、さだまさしさんの名曲『防人の詩』のカバー。19歳だからこそできる表現、若い世代にこの歌を届ける意味…。音楽シーンを疾走する彼女の、音楽へ懸ける思いの本音を探った。

■目があった人全員に、話しかけた

私も現役の学生です。新潟の高校を卒業して、音楽の専門学校に通っています。学校の友人はみんな「音楽業界に進みたい」という熱い思いをもっていて、向上心もあるし、モチベーションも高いです。負けていられない! って思うけど、いい意味でライバルとして刺激を受けています。専門学校のなかで、私がいちばん友だちの人数が多いかもしれません。こんな環境は生まれて初めてですね。

というのも、入学当初の私、ものすごくがんばったんです(笑)。「将来、音楽の仕事で一緒になるかもしれない!」と思って、目があった人全員に話しかける勢いで友だちになっていきました。小さいころは引っ込み思案で、友人がほとんどいなかった私が…! 今の関係が続けば、これからもずっと連絡を取り合える仲間になれるかな、って思っています。

『夢があるなら、口に出しなさい、そしたら叶うから』

母はクラシックピアノを経験、父は路上ミュージシャンで活動していたこともあって、音楽好きな両親のもとで育ちました。家では常に音楽が流れているので、弟は音にあわせて踊り、自分も気づいたころには自然と歌っていましたね。地元で歌の大会に出たとき、賞品で旅行券をもらえたことがあって。それで家族旅行に行けたんですけど、旅行よりも、家族が喜んでくれたことが嬉しかった。自分が歌って成し遂げたことで、誰かが笑顔になるっていいな、と。それが私の幸せなんだなと思うようになりました。

両親からは「夢があるならば、言えば叶うから口に出しなさい」とよく言われていたんですよね。だから「私、歌手になる」と周りの人に言い続けていたら、自分の気持ちもだんだんと強くなっていきました。言葉の力ってすごいですよね。

■歌うことで、たくさんの人とつながることができる

歌を聴いてくれた小さい子が、私の似顔絵を描いて渡してくれました。じかに人の温かみに触れることがあると、歌手になってよかったなと思います。
手紙でその人の状況を書いてくださることもあります。家族の雰囲気が悪くなって悩んでいる人、恋人が事故に遭って記憶をなくしてしまったという人、親戚が大きな病気になってしまった人…。そんな方々が、私の曲を聴いて心が柔らかくなったって書いてくださるんです。

先日は「ライブ会場で出会ったファン同士で結婚します!」というコメントも届きました。自分が伝えたい音楽を発信することで、誰かの人生が少しでもいい方向になっているのかなって思うと嬉しいです。ファンの方々の声は、自分自身も認めてもらっているような気持ちになります。私と、私の曲を聴いてくださった方それぞれに化学反応が起きていて、なんだか不思議な気持ちです。

■プロの世界の厳しさに、心が折れそうになることも

プロの音楽の世界に入って、厳しさやツラさも経験しました
プロジェクトが大きくなって関わる人が増えると、自分がやりたいと思ったことがそのまま出来るとは限りません。でも、自分の歌だから、きちんと思いを主張しなくちゃいけない。その思いをうまく伝えることができなくて、大好きな音楽の仕事をしているのに、もどかしい思いをすることもあります。メンタルがやられそうになることもあるんですよね…。

そんなときも、やっぱりファンの方とのつながりが励みになっています。
昨今のコロナ禍では大勢の人の前で歌うことはできないけれど、だからこそ、お客さんに支えられていることを実感しています。

普段のライブでは、拍手を通して曲の区切りや一息つく時間ができ、次のパフォーマンスのきっかけにできるんです。配信ライブでは拍手が聴こえないので、「観客の方の息遣い、存在があってこそのライブなんだな」と再認識しましたね。今は配信ライブ中にチャットで盛り上げてくれたり、メッセージを届けてくれたりするので、ファンの方も試行錯誤しながら支えてくれているんだなと感じています。

■19歳のいまだからこそ、歌う価値がある

この度、さだまさしさんの名曲『防人の詩』のカバーを配信リリースさせていただきました。

歌詞の内容が哲学的で深くて難しいけれど、今のコロナ禍の状況にも通じるものがあると感じています。最近歌謡曲が流行ったりもしているので、若い人にも興味を持ってくれるチャンスではないか、19歳である自分が発信する事にも意味を感じ、カバーにチャレンジしました。
さだまさしさんのオリジナル版にはかなわないかもしれない。でも、さだまさしさんのパワー・思いを、自分なりのアプローチで個性として伝えることはできるかもしれない。アレンジで和の雰囲気を出したり、ダブリングやコーラス、そして朗読を入れてみたり。若い世代の人たちにどうすれば飽きずに聴いてもらえるか、自分だからこそ伝えられることは何かを考えました。だから、ぜひ同世代の大学生のみなさんにも聴いてほしいです。

私の音楽性は、まだまだ未完成だと思っています。今回のチャレンジのように、興味がある音楽はどんどん経験していきたいです。今年は「多彩」を目標に、いろんな音楽・パフォーマンスに挑戦していきたいですし、プライベートでも、新潟から上京して感じたことや、専門学校の仲間からもたくさん吸収していきたいです。そしてその経験から、自分が伝えたい音楽とは何かを模索していきたいと思います。

■message

これからどうしようって、悩んでいる人が多いと思います。私もまだ19歳ですが、私なりに思うのは、好きなこと、興味があることを見つけることは大事だと思います。それが将来の職業につながるかどうかは別にして、好きという純粋な気持ち、湧き出てくるもの、そのエネルギーって自分自身が思うよりも強力なもの。なので、そこに突き進んでいってほしいと思います。

学生新聞WEB2021年2月3日取材  横浜市立大学 3年 小熊結菜


DIGITAL SINGLE「防人の詩」

2021年1月13日(水)リリース「防人の詩」
ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて配信中!
https://jvcmusic.lnk.to/sakimorinouta

YouTubeチャンネルにて「防人の詩」Music Videoも公開中!

TikTokでは新旧問わず名曲のカバー歌唱動画を続々公開中!
https://www.tiktok.com/@kotoneofficial

その他最新情報はオフィシャルHPならびに各種SNSをご覧ください!

HP:https://kotoneofficial.com/
Twitter: https://twitter.com/kotoneofficial
Instagramhttps://www.instagram.com/kotoneofficial/

津田塾大学 1年 佐藤心咲 / 明治学院大学 3年 小嶋櫻子 / 横浜市立大学 3年 小熊結菜

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