白石聖 流されるのってそんなに悪くない⁉︎思いがけない人生の出会いを大切に
■プロフィール
女優。1998年、神奈川県生まれ。2016年にデビュー。2019年『ゼクシィ』12代目CMガールに抜擢される。2020年にフジテレビ系ドラマ『恐怖新聞』で連続ドラマ初主演。現在、NHKBSプレミアム『やっぱりおしい刑事』に出演中。さらにMBSテレビ『ガールガンレディ』に主演予定。2021年6月4日公開予定!『胸が鳴るのは君のせい』
■どのような学生時代でしたか
高校2年生のときにスカウトされたのですが、実は表に出るようなタイプではありませんでした。ただ、なぜか声に出して何かを読むことには抵抗がなかったんです。母の読み聞かせが好きだったことや、好きなアニメの声優さんに影響を受けたこともあり、スカウトされる前は声優のお仕事に興味がありました。
■このお仕事をやろうと思われた理由は
実は、スカウト先の事務所(業務提携)に私の好きな声優さんがいらっしゃったんです。当時、特にやりたいこともなかったので、このお仕事にかけてみてもいいかなと思いました。声優さんの世界は私には難しいかもしれないとも思いましたし……。今思えば、自分の殻を破りたかったのかもしれませんね。
考えすぎてしまう性格なので、役作りに悩むこともありますが、監督から気持ちの良いOKが貰えたり、演技を褒められたり、ファンの方と交流できたりして今のお仕事はとても楽しいです。でも、もしチャンスがあるなら、声のお仕事にもチャレンジしてみたいですね(笑)。
■大学生へのメッセージをお願いします
コロナの中で、学生の方、特に就活生の皆さんは大変だと思います。実際、私の友達も進路に悩んでいるみたいです。私は皆さんと同世代なので、アドバイスできることは多くないとは思いますが、強いていうならば「流されるのって実は悪くない」ということでしょうか。
私はもともと声優志望でしたが、いい意味で流される形で魅力的な人に支えてもらえ、今のお仕事をさせていただいています。自分の意思がないのは良くありませんが、流れの中できちんと道を選択すれば流されるのも悪くないです。焦らずに、自分を責めずに、楽しみながらこれからの人生を選んでください!
■取材を終えて
とにかく可愛かったです。白石さんとは歳が近いのですが、ご活躍なだけあって豊富な経験をされていて、非常にためになるお話をたくさん聞かせていただきました。皆さんも私と同様に白石さんのお話から何か刺激を得られれば嬉しく思います。
学生新聞2021年4月号 津田塾大学3年 脇山真悠
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