女子プロレスラー 翔月なつみ
挫折したあとも自分を諦めなければ、きっと夢が見つかる
女子プロレスラー 翔月なつみ(しょうづき なつみ)
■プロフィール
美容師として働いていたが一時地元の尼崎に戻り、女優を目指して再度上京。プロレスをつかった演劇プロジェクトをきっかけに女子プロレス団体スターダムの練習生となる。紆余曲折あり2024年にマリーゴールドの旗揚げに合流。わずか2ヶ月後の7月、両国国技館で行われた初代王座決定戦で優勝し初代スーパーフライ級王者となる。
■学生時代に力を入れていたことは?
高校卒業後は美容学校に通っていました。人をきれいにして喜ばせたいという思いから、美容に興味を持ちました。美容学校では土日にコンテストがあったので、部活のようにコンテストに力を入れていました。
■プロレスを始めたきっかけは?
美容師の道に挫折したことです。美容師1年目で肌や爪が弱くて荒れてしまい完治が難しく、新人時代に必要な仕事ができずに退社。その後、特にやりたいことがなかった時に芝居をやっている友達に誘われ私も芝居を始めました。上京して初めての役がプロレスラーを目指す女子高生だったので、役作りのためにプロレスを見に行ったことがプロレスとの出会いです。
活躍しているプロレスラーには私より若くて可愛くて細い選手もいました。その姿を見て「やってみたい!」と思ったことがプロレスを始めたきっかけです。今のプロレスは入口が広いので私も始めることができました。
■いとこの存在
実はプロ野球・広島東洋カープの床田寛樹は従兄弟なんです。私は25歳くらいの時、怪我もありプロレスと芸能活動を一度やめました。ちょうどその頃、私の5歳下の寛樹が広島カープに入ることになりました。小さい頃から努力を見てきたから嬉しかったし、夢を叶えた姿に勇気をもらい、自分ももう一回頑張ろうと30歳でこの世界に戻ってきました。寛樹にはいいところを見せたいです。いつか試合を見にきてほしいし、広島カープの始球式に出ることが私の目標です!
■プロレスの魅力
プロレスはエンターテインメント色が強いので、どうしたらお客さんを楽しませることができるのか、応援を引き出せるのかを考えることがやりがいでもあり、魅力です。応援をしていただけると私も力が出るし、見てくれた人に「元気が出た」と言葉をいただくと嬉しいです。
初めて見る人は、推しの選手を見つけるとより楽しめると思います。感情移入できる選手が絶対にいるので、自分の「推し」を見つけられると、ルールがわからなくても楽しく見ることができると思います!
■2025年1月3日の大会の意気込み
私は初代マリーゴールド・スーパーフライ級王座のベルトを持っています。大きな選手がぶつかり合うのは迫力がありますが、軽量級にしかできない闘いもあるので、私の熱い戦いを見にきてほしいです。私は現在4回防衛に成功しているので、絶対にまた防衛してベルトを掲げたいです。他にもこの日は4つのベルトのタイトルマッチがあって、どの試合も違った色があって楽しんでもらえると思います。
■大学生へのメッセージ
今、夢を持っていなかったり、将来に不安を抱えている学生さんがいるかもしれません。でも大丈夫です。私は美容師になりたかったけれど挫折をしてしまいました。それでも、プロレスに出会えて、今こうして新しい夢を追っています。ふとした時に新しいことに出会えると思います。だから自分を諦めないでください。私のようにプロレスを見て世界が変わる人もいるかもしれないので、興味があればマリーゴールド大田区総合体育館大会をぜひ観に来てください。
学生新聞オンライン2024年12月4日取材 青山学院大学1年 桑山葵
2025年1月3日(金)14時30分 試合開始
大田区総合体育館
VIPシート(特典付): 50,000円
Sシート(特典付): 30,000円
Aシート(特典付): 15,000円
1階スタンド席: 8,000円
2階Aシート: 6,000円
2階Bシート: 5,000円
2階自由席: 3,000円
青山学院大学1年 桑山葵/城西国際大学1年 渡部優理絵
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