安斉かれん 「夢」は持たない。この瞬間瞬間を全力で頑張る!
■プロフィール
エイベックス株式会社所属
1999年生まれ/ 神奈川県・藤沢市出身の21歳。
90年代の音楽業界を描き、Twitter世界トレンドTop3入りした話題のドラマ「M 愛すべき人がいて」にW主演として大抜擢。
実は彼女は世界的にも大きな潮流を生みつつあるリバイバル・サウンドをいち早く取り入れJ-POPのニュージェネレーションを謳う歌手。もともと、「POSGAL(ポスギャル)」と呼ばれる次世代の一人。
19歳で歌手デビュー、ドラマ『M 愛すべき人がいて』で初主演を果たし、大ブレイク中の安斉かれんさん。歌以外に、モデルや女優としての活躍もめざましく、多才だ。しかし、あくまでも、自分の軸は「音楽」というかれんさん。そんな彼女の、音楽へかける想いとは? 等身大のことばで語ってくれた。
■アルトサックスを吹くために学校に行っていた
歌手になりたいなんて、思ってもいなかったんです。でも、音楽は大好きで。中学時代はアルトサックスにのめり込んでいました。「吹奏楽部のために学校がある」くらいに思っていましたね(笑)。だから、授業より部活! 受験よりアルトサックス! という感じでした。コンクールのアンサンブルコンテストで金賞を受賞できたんですよ!
歌を始めたきっかけは、「のどって、楽器の一部では?」って気づいたから。高校生のときから歌のレッスンのため、avexの原宿アカデミーに通い始めたんです。その頃も、歌や音楽を仕事にできるとは思っていませんでしたけど、ただただ楽しかったです。でも、このレッスンがきっかけで歌手デビューにつながりました。高校の友人たちは卒業後の進路で進学や就職などで悩んでいたけど、そんななか、自分は歌や音楽に進んでいいのかな、という不安ももちろんありました。でも、「好き」という思いを信じて、好きなことを続けていたら、デビューのチャンスがやってきて道が拓けた。不思議な縁です。
■人生のなかで、続けられているのは音楽だけ
音楽って、人の人生の中で、「この曲はあの人と聴いたな」とか、その時その時を振り返る思い出になったり、人生の区切りになるものだと思います。そういうのって音楽しかないんじゃないかな。だから、「かれんさんの歌を聴いて、好きな人に告白できました!」といった感想をもらえたときは、やりがいを感じたし、本当に嬉しかったです。音楽だけは、いままでずっと続けてきたし、これからも絶対にやめない。ソロの歌手として活動しているけど、じつは一つの作品ができるまでに大勢の人が携わってくれています。みんなで作品を作り上げることが、大好き。一人一人の音を重ねて演奏していく吹奏楽と同じですね。
歌詞は、歌を始めたのと同時に書き始めました。19歳でデビューしたときの『世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた』の歌詞は、16歳のときに書いたものなんです。書き始めた頃の歌詞でスタートを切れたことは、本当によかった。歌詞を書くときは「歌詞を書こう!」と意気込むのではなく、日記をつけるような感覚で、等身大の気持ちを書くようにしています。そのほうが、みなさんの心に届くんじゃないかな、と思っています。
■音楽以外のチャレンジが、すべて自分の成長につながる
2019年には、化粧品メーカー「M・A・C」のビジュアルモデルにも挑戦しました。モデルのお仕事は初めてだったので、どうしたら商品が魅力的に写るか、自分なりに研究しました。鏡に映る自分と、写真に映る自分の姿は違うんですよね…。難しかったです。撮影時には、いつもと違うお化粧やヘアアレンジをしてもらうことができて楽しかったです。自分のメイクはいつも固定の系統にかたよりがちだったので、新しい発見がありました。
ドラマ『M 愛すべき人がいて』の「アユ役」として主演のお話がきたときは、正直驚きました。「自分をどう出すか」が大切な歌とは違って、演技では「どう見せるか」が大切なので、表現の仕方は難しかったです。だから、最初は演技をしようとすると、かなり恥ずかしかったんです。でも、いざ現場に入ってみたら、役者さんたちは本当にすごかった! W主演で「マサ役」を演じていた三浦翔平さんは、最初から「マサ」という役に入っていて、自分も「アユ」にならなければいけないと刺激を受けました。みなさん役に愛をもって取り組んでいて、かっこよかったですね。自分の恥ずかしさなんて、一瞬で払拭されました。
撮影をすべて終えた後は、「ドラマってこんなに達成感があるんだ!」と感動しました! 作品に対して愛のある喧嘩をしたこともあるし、そんな経験もしながらみんなで一つのものを作り上げたときの喜びは、やってみないとわからないものでした。「みんなで一つのものを作る」ということは音楽にも通じることで、私の大好きなことなんです。このチャレンジは、自分の音楽に還元できたらいいな、と思っています。
■音楽を続けられるなら、なんだってやる!
この先、機会があれば多くのことにチャレンジしていきたいけれど、軸は音楽、アーティストでありたいです。音楽のジャンルを増やしてみたり、新しい楽器にチャレンジして、「安斉かれんといったら、こういう曲」という色はつけずに、色々なことをやってみたいです。
2月10日にリリースする『キミとボクの歌』では、初のバラード曲にチャレンジしています。この曲を初めて聴いたとき、「すごくいい曲!」と思って、今まで書き溜めていた歌詞の中から、特に大好きな言葉をいっぱい詰め込みました。誰もが心に抱えている希望や不安を、自分(ボク)と大切な人(キミ)の一人一人の登場人物を通して、描いています。みなさんも大切な人を思い浮かべながら、聴いてほしいです。日常的なことを歌っているから、共感してもらえると嬉しいかな。
■message
新たに挑戦したいことはたくさんあるけれど、私は「夢は作らない」と決めているんです。夢をつくっちゃうとそれに向かって頑張らないといけなくなっちゃいますから。大人は「目標を持て」とか「やりたいことはないの?」なんて聞いてくると思うけど、好きだと思うことにどんどん首をつっこんでいけばいいと思う。私が音楽に没頭したみたいに。好きなことだったら、そこに大変なことが待っていても、乗り越えられるし、苦労とは感じないはず。だから、夢は作らずに、今目の前にあることを全力で頑張るということを意識しています。人生は楽しんだもん勝ち、ツラいことすら楽しんだほうがラクになるんじゃないかな。私はそう思うようにしています。コロナで大学に行けない日々が続いていますよね。でも、みんな同じ状況だから焦らなくて大丈夫。いまできることをやっておけば、未来は明るいと思います!
学生新聞WEB2021年1月20日取材 津田塾大学 1年 佐藤心咲
NEW SINGLE「キミとボクの歌」
本人作詞による渾身のピアノ・バラード。
そのピアノ演奏も、自分自身で行なった。
美しいストリングス・アレンジを手掛けたのは
世界的な作曲家・編曲家である「David Campbell」
安斉自身が作詞だけでなく作曲にも携わった前々作「GAL-TRAP」で、既に片鱗を見せていた
すぐ隣から語りかけるようなリアリティを感じさせる『距離ゼロメートルの声』の真価が問われる
等身大の希望と不安を歌うバラードで、安斉かれんが見せる新たな一面(声)にも注目して欲しい。
<安斉かれんInformation>
2月10日リリース「キミとボクの歌」
サブスクリプション音楽配信ストリーミングサービス限定で配信中!
https://KalenAnzai.lnk.to/kimitobokunouta
1月27日リリース「キミとボクの歌(ピアノShort Ver.)」
サブスクリプション音楽配信ストリーミングサービス限定で配信中!
https://KalenAnzai.lnk.to/kimitobokunouta_piano
Instagram / REELとTikTokでは
Short Movieを続々公開中!
https://www.instagram.com/kalenanzai/reels/
https://vt.tiktok.com/ZSfbY7s4/
YouTubeでは「キミとボクの歌」Music Video 3部作 / 順次公開!
https://www.youtube.com/channel/UCOFXUN-4bc36S1hEhdl3MIg
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