ライバー おしゅん 「話が得意」ではなかった僕が、配信をはじめたワケ 

ライバー おしゅん

■プロフィール

1999年生まれ。ライバー歴2年。最高ランクS帯。大学を卒業し、就職活動を行わずPocochaライバーとして活躍中。現在はQQQ事務所の広報兼マネジメントライバーとして宣伝活動や所属ライバーのサポートを行っている。ライバーの他にTikTokやYouTubeでの活動も行っている。

ライブ配信アプリPocochaで活躍するおしゅんさんは、毎日10時間の配信を欠かさない。「一人一人とちゃんと喋って、コメントを全部読んで返答する。」そう語る姿からは、リスナーへのまっすぐな熱いハートが感じられた。

■偶然が重なって、新たな道が拓けた

大学生の頃は、授業を受け、サークル活動をしてからアルバイトに行き、その後、家に帰って寝る……といった、いわゆる普通の学生生活を送っていました。ですが、コロナウイルスの流行によって生活が一変しましたね。友達に会えず、バイトにも入れなくなってしまいました。「何か自分に出来ることはないか」と調べ始め、偶然見つけたのが、ライブ配信でした。“これ…、就活せんでええやん!” 会社に入って働きたいというより、Youtuberのような自ら情報発信をするインフルエンサーの道に進みたいという考えを持っていた自分にぴったりで、「これをきっかけにライブ配信をやってみようかな」という気持ちになりました。

■ライブ配信に出会って、だいぶ人生が変わった

普通じゃ嫌だ、人と違っていたいという思いがあったので、以前からインフルエンサーになりたいと密かに夢見ていました。ですが、ライブ配信を始める前までは、自分にインフルエンサーは無理やなという気持ちが大半を占めていました。ライブ配信を始めた頃は、何が正解か分からなくて、とりあえず配信をつけて喋っているだけでした。ですが、継続していくうちに、自分から前に出るタイプでもなく、話がとりわけ得意というわけではなかった僕が、10時間も話続けられていることに気付きました。プライベートでも喋ろうっていう意識を以前よりも持つようになりましたし、人に見られるお仕事なので、マッサージも始めたりして顔つきも変わりました。今ではすっかり配信中心の生活になっています。

■楽しみにしてくれている人がいるということ

普段の配信では多くのリスナーの方々とコミュニケーションをとりたいので、毎日10時間配信をしながら、雑談をしたり、相談に乗ったりしています。すぐに配信をやめたりといった、リスナーの方の応援を裏切るようなことは絶対に出来ません。有名人ではない、一般人である僕の配信を楽しみにしてくれている人がいるということは、本当にありがたいことなので。毎日、配信して喋る。僕からリスナーの方々に出来ることはそれくらいかなと思っています。

■コメントには「認める優しさ」を持つ

リスナーの方々と交流するうえで大切にしていることは、一人一人とコミュニケーションをとることです。一人一人とちゃんと喋って、コメントを全部読んで、返答する。つながりを大事にしたいです。また、最近コメントがない方には、「〇〇、何しているの?」のように自分から声を掛けるようにしています。僕から喋りかけることで、「自分のことをちゃんと気にかけてくれているんだ」と感じてもらえたら嬉しいです。

そしてコメントに対しては、基本的に否定せず、認める優しさを持つようにしています。さすがに変やなと思ったら、「それはちゃうんじゃない?」って言うんですけどね。基本的にはライブ配信の価値って、悩み相談なをはじめ、日常で経験出来ないことを経験してもらうってことだと思うんですよ。

現在は、ライブ配信に加えて新人ライバーの育成を担当しています。これからはライブ配信だけでなく、YouTubeやTikTokなど様々な媒体で活躍できるインフルエンサーになっていきたいです。あと、「面白い人だ」って言われたいですね。大学が関西だったからっていうのもあると思うんですけど(笑)どんどん自分に価値をつけていきたいです。

■大学生へのメッセージ

チャレンジしまくってほしいです。僕自身も、ライバーとして活動することは結構なチャレンジでした。失敗しても大丈夫です。人生は一度きり、何でも自分がやりたいことにチャレンジしてください。

学生新聞オンライン2022年1月6日取材 日本大学 2年 柴野桃七

法政大学2年  鈴木悠介 / 日本大学2年  柴野桃七 / 早稲田大学3年  Nang Honey Aung / 明治学院大学4年  小嶋櫻子 / 関東鍼灸専門学校2年  竹原孔龍

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