テリー伊藤 コラムVol.50 北海道物産展が大人気

この時期になると都心のデパートでは各地の物産展が開催される。土日になると新聞の折込みチラシに各県の物産品の写真がびっしり掲載された広告が入ってくる。これが実に楽しい。中でもダントツ人気は北海道の物産展だ。東京育ちの私にとって北海道は幾つになっても憧れの地。厳しい冬のオホーツク海で獲れた海産物、北の大地と太陽で育ち清らかな水で成長した野菜、それだけでもう参ってしまう。実際どんな物産品が売れているか調べてみた。

1位毛ガニ。いきなり笑顔になる。北の4番バッター千歳空港でも人気No.1。2位生ウニ。ウニ本来の濃厚な味を堪能出来、その甘さに舌鼓。3位はバーベキューの王様、タラバガニ。食卓が盛り上がること間違いなし。4位イクラ醬油漬け。これさえあればご飯は何杯でもおかわりできるに決まっている。5位ホタテ。鉄板に並べて北海道産バターに醬油を垂らせば涙が止まらない美味しさに。6位は秋の風物詩、鮭。豪快なお客さんは鮭の一本買いを土産に。7位ホッケ。都心では普通干物しか食べられないが、生ホッケは一度食べたらやめられない旨さ。8位北海シマ海老。北海道東部地域でしか水揚げされない希少価値の高いエビ。海の宝石の異名に間違いなし。9位は駅弁の王様、イカ飯。学生時代初めて食べて余りの美味しさにビックリした想い出が。10位のすじこは生で食べてよし、醬油漬けにしてもよし。11位たらこ。変わらない伝統の手法での製造が嬉しい。12位鮭のルイベは、氷漬けにして食べる北海道の郷土料理。夏の暑い時期に口の中でシャキシャキトロトロ食感がたまらない。13位イカの塩辛は酒の肴として日本が世界に誇る逸品ではないか。

まずい、好きな海産物が後から後から出てくる。止まらない。さすが北海道。私の中のトドメは札幌ラーメン!昨今は豚骨ブームで味噌ベースの札幌ラーメンは影が薄いが、私は断然味噌派。完全にお腹が空いてきた。しかし北の食はこれだけじゃない。スウィーツも忘れてはいけない。1位白い恋人。お土産のド定番。2位のジャガポックリはオホーツク海の塩を使ったポテトスナックで女性達に絶大な支持を。3位六花亭マルセイのバターサンド。ホワイトチョコと北海道産生乳100%バターにレーズンを合わせたビスケットサンド。私の一押し!

原稿書いている場合ではない、お腹がどんどん減ってくる。5月7日まで横浜そごうで物産展が開催されている。行くしかない。女性には4層仕立てのチーズステーキバーガー1,458円が大人気らしい。更に北海道和牛4層ミルフィーユステーキ弁当箱3,240円も話題に。食べたい。もう我慢出来ない、行ってきます~!

テリー伊藤(演出家)

1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。
2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。
テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。
その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。
著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。
演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。
YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ
LALALA USAでコラム連載中
https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

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