テリー伊藤 コラムVol.15  2024年、時代はHappy富士山!

先日関越自動車道を軽井沢に向かって埼玉県の大宮辺りを走行中、突然目の前にビックリするほど大きな富士山が現れた。混雑を抜けて東京から北西に1時間走った地で、富士山がこんなに大きく見えるなんて!秩父の山々とは一線を画す雄大な佇まい、雪に包まれた姿は本当に美しい。浅間山を目指していたのに、嬉しい出会いだった。旅先で突然富士山に遭遇すると元気が出てくる。更には歌も歌いたくなる。そしてスマホで撮影したくなるのは私だけではないはず!富士山の見える街に住みたいというのは日本人の夢かもしれない。

そこで調べてみました。どれだけ遠く離れた街で富士山が見えるのか。ちなみに確認出来る最も遠い場所は和歌山県の色川富士見峠とされている。富士山からなんと322キロも離れている。北は福島県北郡、南は東京都の八丈島、南は千葉県銚子市のポートタワーからも見えるそうだ。冬になると中央線から丹沢、奥多摩、秩父越しにその姿がくっきり見えるという。日本各地から臨みたくなった!情けない事に私は一度も登頂したことはないが、富士景勝地巡りは今からでも出来そう。以前山梨県富士吉田市で間近で見た時の清々しい気分と高揚感をまた味わいたい。

それにしても富士山偉い!時代がどんなに移り変わっても常に人々の心を豊かにしてくれる。喜びも悲しみも受け止めてくれる。江戸時代、東海道を行き交う旅人がどんな思いで富士山を眺めて旅していたのか・・・想いを馳せるだけでも楽しくなってくる。

2024年の目標が出来ました!「富士山の見える街を旅する」こと。富士山を一望できる宿に泊まるも良し、日帰り旅行も良し、絶景温泉も楽しそうだ。静岡、山梨辺りでは富士山に便乗した名産品が沢山あるのでお土産に買いたい。先日食べた富士山型オムライスは微妙だったが、雪どけ湧水ミネラルウォーター、富士山の形のプリンや湯飲み等など…。河口湖で見たラベンダーの香り付フジヤマ石鹼は目に留まった。

話が逸れてしまったが、みんな富士山が好きなことに変わりはない。お正月にテレビ中継される箱根駅伝マラソンに登場する「新春の富士山」のカッコイイ姿には、しばし走る選手を忘れて画面を見入ってしまう。私、決めました!スタートはお約束の日本橋、そして目指すは箱根八里に行きます、車で。

厳しい寒さの冬、早起きをして見る富士山は美しく神々しい。「今年一年ご利益がある」と思えるに違いない。東京から近い湘南葉山でも江の島を従え夕日に染まる富士山を息を吞むほど綺麗に見ることができる。皆さんも地図を片手に富士見探索楽しんでください!

テリー伊藤(演出家)

1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。
2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。
テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。
その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。
著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。
演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。
YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ
LALALA USAでコラム連載中
https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

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