株式会社キープレイヤーズ 代表取締役 高野秀敏
AI時代に必要なのは、ズバリ「人間力」

株式会社キープレイヤーズ 代表取締役 高野秀敏(たかのひでとし)
■プロフィール
1999年、東北大学経済学部卒業。株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)入社。2005年同社を退社し、株式会社キープレイヤーズを設立、現在に至る。キャリアコンサルタントや投資家として活躍中。主著に『セカンド就職のススメ』、『絶対に後悔しない就職先の選び方─親子で戦う就職最前線』『ベンチャーの作法』などがある。
高野秀敏社長はキャリアコンサルタントとして11,000人以上の面談、4,000人以上の経営者の採用相談に乗ってきたという。これまでさまざまなビジネスを手掛け、投資家としても活躍する社長に、AI社会の捉え方、ビジネスへの活かし方などお話を伺った。
学生時代は、勉強も遊びもそこそこといったごく普通の大学生でした。経済学部だったのですが、授業で学んだ経済の知識は、ビジネスの基礎として役立っていると感じています。
就職活動は面接での受け答えが得意だったこともあり、苦戦することなくインテリジェンスに就職できました。学生時代から個人事業のようなことをしていたので、当時は珍しい学生だったかもしれません。
■多くの経験からビジネスの基本を学ぶ
就職先では優秀な人材が集まっており、ビジネスの基本を学ぶことができました。サラリーマンを6年経験し、独立したのですが、独立後はキャリアコンサルタントや投資家として活動しています。学生のころから『日経新聞』を読み込み、社長とビジネスについて対等に話せるだけの知識を身に付けたことが他の人との大きな差別化になりました。若いながらも幅広い知識を持った面白い人間だと思ってもらえて、ビジネスチャンスが広がったと考えています。
■AI時代に求められるコンサルティング力
投資家の視点から見ると、AIのプラットフォームはGoogle が資金力で圧倒しているために、新たな競争は難しいと考えています。しかし、AIを活用したコンサルティングは成長が期待できる分野です。多くの企業はAIの重要性を認識しながらも具体的な活用方法が分からず、コンサルティングへの需要が高まっています。
また、AI時代になっても置き換わらないのは、ズバリ「人間力」です。AIが苦手とする問題発見力や問題解決力といったスキルが、今後ますます重要になります。ホワイトカラーの仕事の多くがAIに代替される可能性がある一方で、エッセンシャルワーカーのように、清掃や介護など人が嫌がるような仕事はAIでの自動化がまだまだ難しいのが現状です。そういった分野にビジネスチャンスがあるはずです。
今後の仕事としては、KOL(Key Opinion Leader)を深掘りし、社会に価値あるものを残していきたいと考えています。スタートアップ企業、ベンチャー企業などを応援するのが自分の仕事です。日本でも挑戦する人たちが増えていき、各人が適材適所で輝ける社会になるといいですね。
■学生へのメッセージ
AIがどれほど進化しても、人と人とのコミュニケーションや感情の機微を理解する力は、AIでは代替されにくいと考えています。
新規事業を立ち上げるのも最終的には人の情熱と行動力です。また、学生時代は好きなことを見つけてとことんやることが大切です。勉強でも遊びでもとにかく何かに打ち込んでみてください。
学生新聞別冊2026年10月号 AI特集 昭和女子大学2年 阿部瑠璃香

昭和女子大学2年 阿部瑠璃香


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