女優 畑 芽育 

自分が演じることによって、作品をもっと素敵にしたい

女優 畑 芽育(はた めい)

■プロフィール
女優。2002年4月10日生まれ。東京都出身。幼少期から活動を始め、2023年に『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で初のヒロインを演じると確かな演技力と圧倒的な透明感で一躍話題に。10月からは「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」へ出演。12月6日には初主演映画『うちの弟どもがすみません』の公開も控えている。

◆人生のターニングポイントを教えてください

15歳のときお仕事を続けるかどうか真剣に悩んでいました。辞めようと思っていたとき、今も担当してくださっているマネージャーさんから「後悔が残ると少しでも思うなら、もう少し続けてみてほしい」と声をかけてもらい、ギリギリのところで続ける決断をしました。あのとき引き留めてもらわなかったら、今何をしているのか想像がつきません。人生、少しのタイミングや言葉で変わるものなんだなと身をもって知りました。神様から「この仕事しかあなたにはないよ」と言われているような気がしています。

◆今回、主演を務めた気持ちを教えてください

最初に原作の『うちの弟どもがすみません』を読んだとき、私は実際末っ子なので長女を演じることに焦りはありました。でも読み進めていくうちに、私が演じる糸ちゃんは、お姉ちゃんという経験が初めてで不安の中、がむしゃらに突き進んでいく健気で可愛らしい女の子なので、自分もお姉ちゃんの経験がないからこそ同じ目線に立ってスタートできるなと思いました。私が糸ちゃんを演じることで、この作品がもっと素敵になったら良いなという気持ちで演じました。

◆今後の目標を教えてください

今、主演として作品に出演させていただけることに、感謝の心を忘れずにやっていきたいです。私が演じさせていただくことで、作品に一つの安心感を与えられるような役者になることが目標です。

学生新聞2024年10月1日号 東洋大学2年 越山凛乃

◆取材を終えて
『最高の生徒』や『9ボーダー』など、健気なお人柄が演技にも表れているのが魅力的だと感じています。お話をお聞きしながら、打たれ強さゆえに活躍されているのだなと思いました。自ら厳しい道に飛び込み、努力することを楽しいと思える心持ちが大切だと気付かされました。
上智大学3年 白坂日葵

うちの弟どもがすみません
12月6日(金)全国ロードショー
配給:松竹
原作:オザキアキラ『うちの弟どもがすみません』(集英社「別冊マーガレット」連載)
出演:畑 芽育
作間龍斗 那須雄登 
織山尚大 内田煌音
監督:三木康一郎/脚本:根津理香
Ⓒ2024『うちの弟どもがすみません』製作委員会 Ⓒオザキアキラ/集英社

城西国際大学1年 渡邊優里絵/東洋大学2年 越山凛乃/津田塾大学2年/石松果林/東洋大学3年 橋本千咲

撮影:下田航輔

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