R&Bバンド HALLEY

HALLEYのサウンドを、世界中に届けたい

左から(Gt.)登山晴とやまはる 早稲田大学基幹理工学部、(Drs.)清水直人しみずなおと 国際基督教大学教養学部、(key.)西山心にしやましん 早稲田大学教育学部、(Ba.)高橋継たかはしけい早稲田大学国際教養学部、(Vo.)張太賢ちゃんてひょん 上智大学総合グローバル学部

HALLEY(ハレー)

■プロフィール
張太賢(チャンテヒョン/Vo.)、登山晴(トヤマハル/Gt.)、西山心(ニシヤマシン/key)、高橋継(タカハシケイ/Ba.)、清水直人(シミズナオト/Drs.)、東京を拠点に活動している5人組R&Bバンド。
2021年5月、早稲田大学ブラックミュージックサークル「theNaleio」での出会いをきっかけに結成。Jazz,R&B,Soul,Gospel,Funkなどの影響を強く受け、ポップスでありながらもブラックミュージックの文脈を感じさせる音像が特徴。

現役大学生5人によるR&Bバンド・HALLEY。現在、期待の新星バンドとして、日本のみならず各国から期待されている。そんなHALLEYのメンバー、張太賢さん(Vo.)、登山晴さん(Gt.)、西山心さん(keys)、高橋継さん(Ba.)、清水直人さん(Drs.)に話を伺った。

■HALLEYを結成するまで、どのように過ごされていたのか?

登山晴:私は、香港で生まれ、中学3年生まで香港で過ごしていました。13歳の時に、父にギターを買ってもらい、音楽に触れるようになりましたね。とても楽しくて、ギターを学ぶために音楽大学に進むことも視野にいれましたが、他とは異なる形で音楽に関わりたいと思い、早稲田大学の表現工学科という学科に興味を持ちました。そして、その学科に入ることを目標に、早稲田大学の附属高校に受験し、入学を機に来日しました。無事に入学できた後は、フォークソング部に入り、音楽に熱中していました。UKロックのカバーやセッションなど様々なジャンルの音楽に触れていたと感じます。

高橋継:父が牧師だった影響もあり、幼少期から教会に通っていました。クリスチャンとして上辺の知識はありましたが、自分のアイデンティティの確立のためにもキリスト教について深く学びたいと思っていました。その後、早稲田大学の国際教養学部に入学し、キリスト教哲学だけではなく、ギリシャやインド思想など様々な哲学を学びました。その中で「自分は自分のままで良い」と思えるようになったように思います。また、教会で過ごすなか、幼少期の頃から、ゴスペルやヒルソングをよく聴いていました。当時の生活は、いまの自分の音楽性にも影響を与えていて、いまでも一番好きな音楽はゴスペルですね。そして、HALLEYメンバーと出会い、活動していく中でも、ブラックミュージックが好きであることを再確認しました。

■なぜこのメンバーで、“HALLEY”というバンドを結成したのか

張太賢:私たちは、早稲田大学のブラックミュージックサークルである「TheNaleio」の新歓セッション会で出会いました。このサークルには、“セッションでバンドを組むことができないと、入部することができない”という掟があります。私たちは、各々異なる思いや境遇を抱えて、その場にいました。ですが、同学年だったことをはじめ、様々な理由が重なって、現メンバーでセッションを組むことになりました。そして、このときのセッションがきっかけとなって、HALLEYを結成しました。偶然と奇跡が重なって生まれましたが、ある意味運命だったのかなと思いますね。

西山心:音楽の趣味や熱量が似ていたこともバンドを組もうと思った理由の1つだと思います。その共通意識を強く感じたのは、吉祥寺のワープライブですね。サークル内のバンドではありましたは、学外でライブを行いたいとメンバー同士で話していました。ですが、外でライブを行うためには自分達の曲が必要なので、当然、自分達で楽曲を制作しなくてはなりませんでした。音楽制作をしていく中で、全員で自分達の音楽に真摯に向き合っていたと思います。そうした中で、口にはしないものの、自分達の熱量や趣味が似ていることをお互いに実感できたことで、バンドとしてやっていく希望がみえたのかなと思います。

清水直人:バンドを結成した直後、てひょんの留学を理由に私たちの活動は停止することになります。結成したばかりのバンドでボーカルが不在になるというのは、大きな決断が必要でした。しかし、出会って3ヶ月ほどしか経っていませんでしたが、その時にはバンドとしての結束感がすでに生まれていて。“解散”を意識することは全くありませんでしたし、4人になっても音楽活動を止めることはしませんでした。

■ファーストアルバム『FromDuskTillDawn』への想い

張太賢:私が留学に行ってから一年後、活動を再開しました。再びメンバー全員で集まってからはとてもスピード感があり、一夏で5.6曲を制作するほどの速さでしたね。留学前に作った曲を含めて、自分達の音楽を世に残したいという思いから、アルバム制作を決意しました。

清水直人:アルバム制作にあたって、試練がたくさんありました。全く経験のなかった私たちにとって、作った曲を音源化することがとても大変でした。ただ、1年以上の間、メンバー全員で音楽に向き合い、自分達の理想を追求し続ける過程の中で、自分達自身もとても成長したと感じます。

登山晴:『FromDuskTillDawn』は、私達にとって初めてのアルバムです。有名なバンドは1作目がよい場合が多いと感じるので、このときは「ヒットするアルバム」を作るよりも、「HALLEYを好きな人たちが聴いた時に、“良い“と感じてもらえるようなアルバム」を作りたいと感じていました。振り返ってみると大変なこともありましたが、私たちHALLEYにとって、”原点“となるような良いアルバムをつくることができたと思っています。

■“バンド”という形態で音楽をすることの魅力とは

高橋継:HALLEYで活動をし始めて、自分のやりたいことが変化したように感じています。以前までは、スタジオミュージシャンとして、アーティストのサポートを行いたいと思っていました。ですが、活動していく中で、自分達が思う良い音楽を追求したいと思うようになりました。自分の理想を突き詰める楽しさに気付いたことが、理由なのかもしれません。そういった意味でも、バンドという形態は、自分の理想の音楽を追求しやすい環境なので、自分に合っていると感じています。メンバーと音楽をする中で、大変なことやうまくいかないことももちろんありますが、それを超える楽しさや達成感があると強く確信しています。

■今後の展望

清水直人:各々異なったルーツをもつメンバーが集まって生まれた多国籍バンドであるからこそ、日本にとどまらず、アジア中にHALLEYのサウンドを響かせたいです。日本で生まれたバンドではありますが、ターゲットは日本だけではないと思っています。テキサスで行われた『2024SXSWMusicFestival』に参加したように、いろいろな場所で“HALLEY”という名を馳せていきたいです。

高橋継:また、11月末から東名阪でワンマンツアーを行うことが決定しています。新曲2曲も演奏する予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。

■大学生へのメッセージ

西山心:大学生という期間には、たくさんのことを経験できる機会があると思います。その機会を大切に自分の好きなことを見つけてみてください。

清水直人:大学は可能性を広げる場所であるはずなのに、自分の可能性を狭めてしまっている学生が多くいると思います。大学という場所だからこそできる人との出会いや体験を大切に、自分が持つ可能性を広げていってほしいですね。

高橋継:大学生という間には、自分の可能性やパーソナリティーを考えながら、自分の人生についての決断をする場面があると思います。そういう場面で合っても、やり残しがないと言い切ることができるくらい、後悔しない選択をしてほしいです。

登山晴:大学は勉強するだけの場所ではないと思います。バンドの活動をする中で、「好きなことをやっていていいね」と言われることがあるのですが、私自身は、その言葉に違和感を抱いています。大学生の中には、好きなことややりたいことが見つかっていない人も多くいると思います。ですが、きっと“楽しい”と感じることは誰しもが持っていると思います。大学は、その楽しいと感じることを沢山体験できる場所であってほしいですね。

張太賢:やりたいけれど、難しいと感じることに対して、積極的に挑戦してほしいと思っています。自分自身をかっこいいと思えることや幸せを感じることができることに挑戦してほしい。自分を誇れるように。何事にも手を抜かず、頑張ってほしいと思っています。

学生新聞オンライン(学生新聞2024年10月1日号 すごい!大学生)国際基督教大学2年 渡邊和花

■リリース情報
2ヶ月連続デジタルシングルのリリースが決定
第一弾は10/2に「Chicken Crisp」リリース

HALLEY 『Chiken Crisp』
Release Date:2024.10.02 (Wed.)
Tracklist:
1. Chiken Crisp

■ツアー情報

2度目となる国内ツアー開催決定!大阪、名古屋、東京の3箇所。
ツアーファイナルは東京 Shibuya WWWにて!

HALLEY 2nd One-Man Tour 「CUVICLE」
日時:11月23日(土)
会場:大阪・Pangea
時間:OPEN 17:00 / START 17:30

日時:11月24日(日)
会場:名古屋・Live&Lounge Vio
時間:OPEN 17:00 / START 17:30

日時:12月5日(木)
会場:東京・渋谷WWW
時間:OPEN 18:15 / START 19:00

張太賢/高橋継/清水直人/国際基督教大学2年 渡邊和花/上智大学3年 池濱百花/登山晴/西山心

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