長谷川 潤 狭い世界から視野を広げてくれた母に感謝!夢を持ち続ければ絶対叶う! この世界の甘さに溺れないように自分で自分に厳しくしています
<プロフィール>
長谷川 潤(はせがわじゅん)
1986年6月5日生まれ。ニューハンプシャー州生まれ、2歳よりハワイ島へ。父親はアイルランド人とフランス人の血を引くアメリカ人で母親は日本人。14歳でスカウトされ、以後日本でモデルとしての活動を展開中。その日本人離れした容姿と明るいキャラクターから、 最近は雑誌だけではなくTVやCMなどに引っ張りだこ。現在、初のフォトエッセイとなる『kauluwehi』が絶賛発売中。
モデルの仕事をするきっかけは何ですか?
「私の場合はスカウトです。モデルのお仕事は幼い頃から憧れていたので、声をかけられたときは嬉しかったですね。でも、日本でのお仕事と知った時、その世界へ入る事に不安を感じていました。日本がとても遠い国に感じていたし、日本の文化も全然知らなかったから。でも、母に『ハワイにいたら狭い世界でしか活躍できない。もっと広い世界に身を置いて、 広い視野を身につけなさい』と言われて、この世界に入ろうと決意しました。今では新しい事を沢山学べて、成長していると実感できます。母にはとても感謝しています」
では、仕事中に心掛けている事はありますか?
「モデルの世界って皆にチヤホヤされて、自己中心になりがち。遅刻しても全然怒られない場合もあるし、失敗してもなんとなく許されてしまう。でも実際、社会に出たらそんなこと通用しませんよね。なので、この世界の甘さに溺れないように、 自分で自分に厳しくしています」
すごくマジメなんですね!逆にこの仕事で好きなところは?
「海外ロケで色んな国へ行って、現地の文化や言葉を覚えたりできるのはとても楽しいです。でも、季節に関係なく洋服を着る事は厳しいと思う時もあります。例えば、冬の寒い時期に海へ行って撮影しなきゃいけない時は、辛くて大変です」
日本に初めて来て驚いたことってありますか?
「一番驚いたのは、日本で好かれる『女性像』とハワイやアメリカで好かれる『女性像』がかなり違うこと。例えばアメリカでは『強くてセクシーな女性風』が主流だけど、日本では『かわいいフェミニンな女性風』のほうが求められるんですよ。だから最初の日本での撮影のとき、すごいクールでセクシー風のポージングをしたら、スタッフの人に『違う違う! もっとかわいい感じで!』と注意されちゃいました(笑)」
休日は何をしていますか?
「部屋でキャンドルに火をつけたり、ハワイをイメージした波の音の曲を聴いたりしてリラックス。音楽を聴きながらゆっくりお風呂に浸かります。音楽はジャンルを問わず、洋楽も邦楽も好き。演歌も好きで、美空ひばりさんの曲も聴いていて、周りの人から驚かれます。あとは友達と映画を観に行ったり、夜はClubへ行ったりして遊びますよ」
先日、初のフォトエッセイとなる『kauluwehi』を出版されたんですよね。いかがでしたか?
「普段の仕事では、服をいかにかっこよく見せられるかということに意識を集中させていますが、このフォトエッセイでは生まれ育ったハワイで『自分のありのまま』を表現しなくてはいけなかったので、はじめはとても、恥ずかしかったです。でも、『大好きなハワイの良さをみんなに伝えられれば』という思いで頑張ることができました。そして、とてもいい本が出来上がったと思っています」
最後に学生へメッセージをください!
「私も大学にいきたいですね~! キャンパスライフとかうらやましいです。忘れないでほしいことは、夢を持ち続けること。映画『“Pursue the Happiness” (幸せのちから)』みたいに、どんな状況になっても夢を持っていれば、絶対いい方向に進むはず。すべてに意味があると信じて、いろいろなことに挑戦して下さいね!」
forGirls 2008年4月号より
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