家入レオ 本音で生きること。本当の自分をさらけ出して生きることに真の価値がある

アーティスト 家入レオ (いえいり れお)
2012年2月メジャーデビュー。以降数多くのドラマ主題歌やCMソングなどを担当。デビュー10周年を迎えた今年はベストアルバムの発売や10周年記念ライブ、配信シングルのリリースなど精力的に活動中。10月からは全国ツアー「8th Live Tour 〜THE BEST 〜」の開催が決定している。

◆歌手になったきっかけは何ですか

小さいころから歌うことが好きで漠然と歌手になりたいと思っていました。13歳のとき、尾崎豊さんの「15の夜」を聞いて、歌は歌うこと以外に作ることもできるのだと気付き、シンガーソングライターを志しました。芸事を生業にするのは容易なことではないけれど、母が「想像できることはすべて実現できる」と小さいころ教えてくれました。私は歌がうまいから歌手になれたのではなく、歌が好きだから歌手になれたんじゃないかなって。自分自身が夢を現実にしたいと動き出したたときに夢は叶うと思っています。

◆人生において大切にしていることは何ですか

本音で生きることです。学生時代、悪気はないのですが、話す友達によって言動を変えている自分がいました。多分、本当の自分を知られることが怖かったのです。今は、自分らしく生きること以上に楽しく生きる道などないと思っています。また、よく悩むことも大事だと思っています。最初から答えが出るわけではないですし、立ち止まった分だけその人の味になっていきます。私は歌手に向いていないのではないかと悩んでいたときに、保育園で職業体験をする機会がありました。そこで青いレジャーシートを広げたときに、「海が広がっているね」と表現した子どもがいました。この経験からも日常で感じたことを歌にして届けていきたいと思いました。

◆大学生へのメッセージをお願いします

やりたいことは全部やってほしいです。たとえそれが間違っていたとしても、向いていなかったなと感じてもいいと思います。また、自分のやりたい事を誰かのために、と諦めないでほしいです。それがたとえ親であっても自分の人生を歩むのは自分だから。アドバイスには耳を傾けつつも最後は自分で決断することが大事な気がします。

■取材を終えて 
今回の取材では「家入レオ」という作品に触れることができたように思います。言葉の一つひとつに想いが込められていて、読者の皆様に十分それをお伝えできたかと言えばはなはだ心もとなく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


学生新聞2022年10月号 中央学院大学 4年 田根颯人

2022.9.28 Release
Digital Single
「Pain」

日本大学3年 柴野桃七/中央学院大学4年 田根颯人/立教大学4年 須藤覚斗/東京農業大学3年 畑千絢

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