戸田恵梨香 11ヵ月にわたる撮影期間は新しい挑戦。連続テレビ小説への出演は、きっと自分を成長させてくれる
<プロフィール>
戸田 恵梨香(とだえりか)
1988年生まれ。兵庫県出身。ドラマ「エンジン」、「野ブタ。をプロデュース」で注目を浴び、『デスノート』で映画デビュー。「SPEC」「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」「大恋愛~僕を忘れる君と」などに出演。NHK連続テレビ小説「スカーレット」ヒロイン好演中。
連続テレビ小説「スカーレット」に出演することが決まったときのお気持ちは?
出演のお話をいただいたのが昨年(2018年)の8月ごろで、内容もどういう役をやるかもわからなかったのですが、ちょうど8月に30歳を迎え、それを機に20代でもやもやしていたことを断捨離すると決めていました。「断捨離」といっても大事なものは持ち続けていますが、余分に持ち過ぎてしまった「物」や「思い」を捨ててみたときに、心のゆとりができて自分の中に空間ができました。そのタイミングで、朝ドラのヒロインのオファーをいただいて、心にすぅっと入ってきました 。
“朝ドラ”への挑戦の恐怖はなかったですか?
恐怖心はあまりなかったです。とにかく自分の興味が一番強かったですね。今までドラマや映画など一つの作品に1ヵ月~3ヵ月半携わっていて、どの作品も濃厚かつ濃密な時間を過ごしてきました。場数をふむことによって、実力や精神は成長すると思っていたけど、このお話をいただいたときに考えが変わりました。11ヵ月同じ役を演じられるってこんなぜいたくなことはないし、演じきったときに自分の成長する幅や質はものすごく大きいんじゃないかと感じて、やるしかないと決意しました。
放送を楽しみにしている方々へのメッセージを。
喜美子は本当に元気で、関わっている人たちすべてを笑顔にする、頼りにされるような存在です。また人に対して懐が深くて、愛情が本当に深い人です。たくさんの壁にぶつかりますが、喜美子がどう自分の中で答えを出していくのかが見どころだと思います。みなさんに元気を与えられる作品になっていると思いますので、ぜひお楽しみに!
学生新聞2019年10月31日号より (文教大学1年 北島麗音)
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