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井浦新 「演技をするな」「作品の中に生きろ」と求められ、いかにしてそれに応えるか。 その葛藤から自分の演技が生まれた

<プロフィール>
俳優 井浦 新 (いうら あらた)

1974年東京都⽣まれ。映画「ワンダフルライフ」に初主演。以降、映画を中⼼にドラマ、ナレーションなど幅広く活動。
アパレルブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のディレクターを務めるほか、⽇本の伝統⽂化を繋げ拡げていく活動を行っている。
11月9日よりWOWOW「殺意の道程」がオンエア。

撮影を終えた感想を聞かせてください。

今回の映画では特別養子縁組や不妊症が取り上げられるんですが、25年前の僕は、全く知識がありませんでした。
昔は、良くも悪くもシンプルでした。今は、パソコンやスマホで何でも調べられるので、新しい出会いに恵まれた時代ですが、その反面、選択肢が増えすぎて大変だとも思うんです。
その中で真実とフェイクを見極めて生きていくことができたら、一流だと思います。

この作品の特徴はどんなものでしょうか。

今回メガホンをとった河瀨監督の作品の特徴は、「ドキュメンタリー感」です。「演技をするな」「作品の中で生きて下さい」と言われ続けました。
例えば、作中訪れる場所にはあらかじめロケハンに行き、撮影には、その場所が思い出の地になっているような心境で臨みました。
あるシーンでは、「はい、セリフは何も指定しないから清和(役名)になって自由に演技して! スタート!」とカメラが回され、その中で自分の中から自然に出てきた言葉がそのまま作品に使われました。
そんな手法で仕上げられた作品であるからこそ、まるで隣の家庭を覗いているかのような生々しいものになっているのだと思います。

大学生へのメッセージを。
今は選択肢に溢れた時代。だからこそ、やりたいことを見つけることが難しいと思うんです。焦らずにじっくりと見つけてほしい。
ただ、やりたいことをやるということには大きな責任が伴います。自分の意志で決断して道を選び、どうなっても自分の責任だという自覚と、熱量を持って取り組んでほしいです。

学生新聞2020年10月1日号(慶應義塾大学4年 小川淑生)

明治学院大学3年 小嶋櫻子/駒澤大学4年 如意太一/駒澤大学2年 野上泰聖/慶應義塾大学4年 小川淑生/駒澤大学4年 安齋英希
映画『朝が来る』
井浦新さんをメインキャストに据え、辻村深月さんのベストセラーを映画化。
平凡な家族の幸せを脅かす、謎の女からの1本の電話──。
2020年10月23日(金)全国公開!

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