株式会社TBSスパークル
エンタテインメント本部ドラマ映画部
プロデューサー・ディレクター
塚原あゆ子

自分の人生は自分でコントロールする。責任と覚悟を持って取捨選択を

映画『わたしの幸せな結婚』 監督: 塚原あゆ子

株式会社TBSスパークル
エンタテインメント本部ドラマ映画部 プロデューサー・ディレクター
塚原あゆ子

■プロフィール
2005年にTVドラマ「夢で逢いましょう」で演出家デビュー。以降、TVドラマ『夜行観覧車』(’13 )『Nのために』(’14)など話題作の演出を次々と手がけ、2015年には優れたTVドラマのクリエイターに送られる第1回大山勝美賞を受賞。その後もTVドラマ『アンナチュラル』(’18)、『MIU404』(’20)など、立て続けにヒット。2018年『コーヒーが冷めないうちに』で映画監督デビュー。

■今の仕事を始めるきっかけは

大学時代はバイト三昧で友達を求めてサークルに参加するという生活でした。高校時代に戯曲を書いていたことがあり、大学でも演劇団体に所属して演出をしていたので、それが現在の基盤になっているのかなと思っています。
就職活動は出版社やATPセミナーの参加企業を受けていたのですが、最初に内定が出た制作会社に入社しました当時は男性が監督、女性がプロデューサーという時代で、「監督になりたい」と言うと怒られたこともありました。しかし、お金の管理などのプロデューサー業が向いていないと感じていたとき、私がプロデュースした作品をやってくれる人がおらず、自分で撮ってみたことがありました。それを観た人が「お前できそうだな」と。そのタイミングで会社の方針や雰囲気が変わり、監督をやるようになりました。

■仕事をする上で大切にしていることは

監督は全責任を負う役割です。プロデューサーのアイデアの種を作家と二人三脚で形にしていきますが、できが悪いのは監督のせい、良いのはみんなのおかげだと思っています。こだわりとしては、ゆらいでいる現場にすることです。映像作品は総合芸術なので、現場の意見を取り入れて柔軟にやっていく方がいいと思っています。また、一つの作品を一緒に作る仲間として相手との距離感を大切にしています。
その他、さまざまなコンテンツから知識やアイデアを吸収しています。アニメやドキュメンタリーから刺激を受けることが多く、小説やゲームのカット割り、絵画やショート動画からも学びがあります。

■学生へのメッセージ

好きなことは年齢や立場などで結構変わっていきます。でも嫌いなことは変わらないんですよね。やりたいことがない、好きなことがないと迷うなら、嫌いじゃないことをやればいいと思います。「好き」と言うことは勇気のいることです。自信を持てずに自分で潰しがちなので、嫌いなものが指針になるのではないかと思っています。

学生新聞2023年4月1日発刊号 上智大学4年 八木彩花

わたしの幸せな結婚
大ヒット公開中‼

出演: 目黒蓮(Snow Man) 
今田美桜
監督: 塚原あゆ子 脚本:菅野友恵
2023年3月17日(金)公開
Ⓒ2023 映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会

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