内閣府特命担当大臣 衆議院議員 小倉將信

世の中に存在する摩擦をなくし、真の意味での社会貢献を!

内閣府特命担当大臣 衆議院議員 小倉 將信(おぐらまさのぶ)

■プロフィール
2004年東京大学法学部卒業後、日本銀行に入行。2009年オックスフォード大学大学院金融経済学修士修了。2012年8月、町田市・多摩市(東京都第23選挙区)選出の衆議院議員として初当選。2017年8月、総務大臣政務官就任。2021年10月、第52代自民党青年局長就任。同月、第49回衆議院総選挙4期目当選。2022年8月、内閣府特命担当大臣就任( こども政策、少子化対策、男女共同参画、女性活躍、共生社会、孤独・孤立対策担当)。

■政治家になられたきっかけは何ですか

私は学生時代から、自分が社会の役に立ち、何か世の中に還元できるような仕事をしたいと考えていました。大学卒業後は日本銀行に入社し、忙しく働く日々が続きましたが、一方では社会の役に立っているのか、世の中に還元できているのかと、疑問を感じるようにもなっていました。
ちょうどそんなときに、各地で自民党の候補者選びが行われており、駄目もとで公募に申し込みました。まさか自分が公募に通るとは思いもしませんでしたが、チャンスを頂いた以上、日銀を辞めて政治家になる決意を固めました。まさに背水の陣でした。当時、右も左もわからない候補者の私を、懸命に応援してくださった支援者の皆様には感謝しかありません。

■世の中の「不」を解消することが使命

政治活動は皆さんがイメージする以上にエモーショナルな活動です。政治家が自らの手で変えたい未来に対して、強い感情や思い入れがなければ、多くの人に応援してもらえません。一方で、国会議員としての実務は、そこまでエモーショナルであってはいけないと思っています。だからこそ、国民の皆さんにとって最も有効な手段は何かを考える際は、エビデンスに基づいて判断することを心がけています。
また、国会議員の仕事は、机上の空論だけでは到底うまくいきません。新たな政策を提言する際、既存の政策分野に関する深い理解は必要不可欠ですが、正論だけで政治は前に進むものではないのです。
日本の将来については、もっと明るい希望が持てる社会を創りたいです。そのためには、社会にある「不」を早期に解消する必要があります。
たとえば、女性がキャリアと育児を両立できないという実態。これは男性の長時間労働をなくし、女性の無償労働時間を減らしていくなど、働き方改革として解決していく必要があります。
このような「不」を一つひとつ解消していくことで、すべての人にとって多様な選択肢のある社会作りに貢献していきたいと考えています。

■大学生へのメッセージをお願いします

現在、私は就活ルールの改正にも携わっています。中でもインターン制度は、今後、学生の自己実現を叶える手段として、もっと有効活用できるものにしていきたいと考えています。
私から皆さんへのメッセージは、失敗を恐れずチャレンジすること。失敗は何度だってしていい、とにかく進んで挑戦していってください。 
私は、多くの若者がチャレンジしやすい環境、失敗しても再チャレンジできる環境を作っていきたいと思います。

学生新聞2023年4月1日発刊号 慶應義塾大学3年 伊東美優

法政大学3年 鈴木悠介/中央学院大学4年 田根颯人/川村学園女子大学4年 岡﨑美諭/津田塾大学4年 宮田紋子/立教大学4年 須藤覚斗/慶應義塾大学3年 伊東美優 /中央大学1年 前田蓮峰

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