株式会社ヘヤゴト 代表取締役社長 宮島 一郎
社員とお客様を満足させる「100年企業」を目指す
株式会社ヘヤゴト 代表取締役社長 宮島 一郎(みやじま いちろう)
■プロフィール
関東学院大学経営専攻を終了後、株式会社菱食(現三菱食品)に入社。2006年12月に株式会社ヘヤゴトの前身となる株式会社セイルーを起業。2023年、創業19年目にしてIT の力で家具業界とユーザーの架け橋となることをミッションに掲げ、ネット集客で業界の地位を築いている。学生時代から続けている剣道は5段の腕前。
家具インテリア/寝具ポータルサイト「ヘヤゴト」
https://heyagoto.com
大学生時代は、人生で一番時間にゆとりがあって、好きなことができた時期だったかもしれません。アルバイトでは仕事の基本とお金を稼ぐ大変さを学び、そこで養ったコミュニケーション能力は、今の仕事にも非常に役立っています。
就職活動を始めたのは3年生の3学期ごろと非常に遅かったです。就職したい業界すら決まっていなかったのですが、唯一自分の頭にあったのは「海外に携わる仕事をしたい」という想いです。そんな中、就職した菱食(現三菱食品)でインターネットに初めて触れ、その利便性に驚いた私は「インターネットに携わる仕事をしたい」と思うようになりました。
その想いから起業を考え、会社を辞めたのですが、その後、しばらく手伝っていた父の会社が倒産してしまったのです。原因は営業やマーケティング力はあったものの財務や会計、管理の知識が不十分だったことです。それから財務、会計、マネジメントやインターネットを猛勉強し、経営コンサルタント会社で数年間会計を学び、最終的に起業に至りました。
■100年間続く会社を作るため、採用にも注力
家具インテリア業界での集客サービスは、ナンバーワンのシェアを獲得しています。マーケティング分析を通じて、お客様に合わせた形でアプローチを行っているために満足度も高く、リピート率は90パーセントを誇っています。
また、女性も働きやすい会社を目指しており、社員の過半数以上が女性です。さらに有給休暇や残業などの就業規則も整え、長時間労働をしない決まりをつくり、社員が働きやすい環境になっております。
この会社が100年、200年と続いてほしいという思いから、「100年企業」という目標を掲げ、人材や組織づくりに尽力しています。中でも採用には力を入れ、会社の経営理念に賛同してくれる人を積極的に採用しています。
■学生へのアドバイス
さまざまな人から学び、自分の信念を持つことです。そして自分の人生と進む道をできるだけ早く考えましょう。また、語学を身に付け、海外の人と話ができるようになることも非常に重要です。今後は、外国人が部下になったりする機会が増えてきます。そんなとき、外国の文化や思想に精通しているとより彼らと交流しやすくなると思います。
学生新聞2023年10月1日発刊号 国際基督教大学1年 若生真衣
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