マテリアルグループ株式会社 代表取締役CEO 青﨑曹 

PRを通して、より面白く、より熱い日本を創る

マテリアルグループ株式会社 代表取締役CEO  青﨑曹 (あおさきそう)

■プロフィール
マテリアルグループは、あらゆるビジネスのマーケティングコミュニケーションを総合的に支援する専門事業集団です。「Switch to Red.」をビジョンに掲げ、「すべての個性に情熱を灯し、可能性を最大化する」ことをミッションに、クライアントの事業課題をともに解決し、クライアントと社会の関係性を強化するパートナーとして成功に寄与します。

企業やサービスのストーリーを紡ぎあげ、PR発想に基づいてクライアントのビジネスを支援するマテリアルグループ。「PRの力で日本をより面白く、熱くしていきたい」と語るのは、同社代表の青﨑曹社長。ご自身が抱く、強く熱い想いを中心に、お話を伺った。

■「いま」に生きる学生時代と、入社の決め手

高校3年生から大学時代にかけての5年間は、アパレルショップでアルバイトをしていました。なぜなら、服が好きだったからです。そのため、大学時代は、勉強や課外活動よりも、アルバイトに力を入れた生活を送っていましたね。アルバイトを通じて、お客様との対話は相当な数を行ってきたおかげもあり、初対面の方との会話から、その方の好きなものを予想し、ご提案する販売経験は、今にも生きていると感じます。一方、アパレル業界での就業体験を通じて、「好き」と「働く」は大きく異なることを実感しました。そのため、自分の将来を考えた時に、アップサイドを取りにいく余地のあるマーケットかつ、「人」を大切にしてくれそうな会社に入ろうと考え、PR会社であるマテリアルに入社を決めました。

■マテリアルグループならではの強みは「人」

私たちは、PR発想をコアにしたマーケティングコミュニケーション全般を支援するPR会社です。従来型の広報業務は企業の広報予算にアクセスすることで、メディア露出獲得のための施策が主流となりますが、これらに留まらず、マーケティング課題全般を支援することで、企業の広告宣伝・マーケティング予算にアクセスし、広告・デジタルをふくむ統合的な施策をご提供することができます。
これらのビジネスモデルを支えているのは、「人」です。プロジェクトごとにプロデューサーを中心としたチームを組成するプロジェクト型で取り組むほか、プランニングの専門セクションを有している点は業界内でもユニークだと思います。PRのスペシャリストによる緻密なコンサルティングが、このビジネスモデルを支えています。
加えて、国内外を含めてさまざまな賞をいただいていますが、これも「人」が基軸になっています。弊社には年齢に関係なく、手を挙げることで多くの機会が得られる仕組みがあるため、チャレンジ意欲のあるメンバーが活躍する環境が整っています。このように、たとえ新人でも経験が少なくとも、プロジェクトに主体的に携わることのできる仕組みが、弊社の高い競争力を支えています。
また、「良い人が多い」点も大きな強みです。弊社が掲げるバリューのひとつに、「Be a hero(誰かの英雄であれ)」がありますが、このバリューを体現するスタッフが非常に多いと感じています。プロジェクトでは、クライアントと直接やりとりする人が主役に見えがちですが、弊社にはチームでプロジェクトを完遂させるという文化が根付いているため、自分の功ばかりを築こうとするのではなく、「この人たちのために自分がヒーローになろう」という意思を持ったスタッフが多いですね。

■人への投資を惜しまない企業風土

「人」への投資は、惜しまずに行います。たとえば、評価制度です。マネジメントメンバーたちは、“チームでつくる価値”を強く意識するため、公平性・透明性が担保されるよう、評価基準を共有し、複数のプロセスを重ねて最終的に評価を行うことを徹底しています。これにより、適切な評価が可能になります。次に、全従業員が月に1回、自分たちの視座・スタンスが下がっていないかを、マネジメントとメンバー間で確認しています。多い部署では、週に1度、アングルチェックミーティングを行いながら、目標を共有しています。
さらに、パフォプレという人事評価ミーティングも行っています。これは、マネジメント層が、自分のメンバーたちのパフォーマンスを経営陣に責任をもってプレゼンするという制度です。その他には、コアタイムを設けていないスーパーフレックス制度もあります。また、夏季・年末年始以外に年1回5連休を必ず取ってもらう休暇制度があるのですが、チーム全員がこの制度を利用するとさらにインセンティブが出る仕組みを作ることで、周囲に気兼ねなく取りやすく仕組み作りも行っています。

■今後の目指す姿・実現したい未来

今後の目標は、PR業界でNo.1になることです。私は、PRパーソンの持つポテンシャルは可能性に満ちていると考えており、その地位は今以上に向上すべきだと思っています。そして、その可能性を大きく左右するのがルールメーカーです。どんな業界でも、トップがその業界ルールを決めるものです。日本中のPRパーソンが、今よりも良い環境、良い対価、良い社会的地位に立つためには、私自身がルールに携わる人間にならなければならない。そのために、まずは弊社が業界No.1になる必要があります。その結果として、PRパーソンの存在感や任される仕事の幅が広がり、業界が発展する。最終的に、国内外で一定の力を発揮できるマーケットに育てていければと考えています。
加えて、PRを通して、日本をより面白く、熱くしていきたいです。昨今の日本の国際競争力は少しずつ低下しているように感じ、悔しい思いをする場面もあります。私は、この国の産業・サービス・その根底にあるクラフトマンシップが大好きなので、PRの観点から真に価値ある“個性”を盛り上げることのできるPRエージェンシーにしていきたいですね。

■大学生へのメッセージ

私たちのバリューには、「Make New.」というものがあります。PR業界は古い業界ですが、若い経営陣が率いている組織は当社くらいだと思っています。前例のないチャレンジに臆することなく、未来の可能性を信じ切ることのできる人には、非常にワクワクする会社です。「古い業界だからきっと変わらないだろう」と受け入れるのではなく、どんどん挑戦してほしいですし、私は代表として、新入社員として入ってきれくれるみなさんの能力を引き上げるための努力を惜しみません。No.1のPRエージェンシーを目指したいという思いに共感してくれる学生の方に、私たちの門を叩いてもらえたら非常に嬉しいです。

学生新聞オンライン2024年5月14日取材 高崎経済大学4年 髙橋邑弥

 

 慶應義塾大学3年 塚紗里依/中央大学4年 松島鈴音/京都芸術大学1年 猪本玲菜
/高崎経済大学4年 髙橋邑弥

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