UP-T 新CM発表会見

左から 西村博之さん/AKB48さん/SKE48さん/NMB48さん/ラフ×ラフさん/すもっぴー

オリジナルTシャツなどが作れるサービス「UP-T」の新CM発表会見が30日、都内で行われた。昨年からイメージキャラクターを務める西村博之(ひろゆき)さんとAKB48に加え、新たに就任するSKE48、NMB48、ラフ×ラフ(佐久間宣行プロデュースの8人組アイドルグループ)、すもっぴー(SNSの人気キャラクター)が登壇。新CMのダンス披露やグループ対抗のじゃんけん大会が行われ、盛り上がりを見せた。

UP-Tとは…
 丸井織物株式会社が展開する、オリジナルグッズが簡単に作れるサービス。Tシャツやパーカーに加えて、スマホケースやネイルチップも作成することができ、豊富なバリエーションがある。また、作るだけでなく、自分で作ったものを売ることができる販売ページもあるのが特徴。

新CM撮影秘話

 登壇した総勢45名が新CMのダンスを披露し、イベントが始まった。「(ダンスは)小中学校の体育祭ぶり」と戸惑うひろゆきさんは、「なかなか難しかったですけど、それっぽくごまかせたかな。もうちょっと頑張ればできたのかもしれないと思いつつも、もう大丈夫です(笑)」と苦笑して会場を笑わせた。
 48グループのメンバーも、撮影にひとハプニングがあった様子。AKB48の千葉恵里さん「昨年よりダンスが難しくなっていました」、SKE48の熊崎晴香さん「『UP-T!』という声を録る時に地方出身の”なまり”が出て、中々揃わなくて苦戦しました」、NMB48の芳賀礼さん「片足でピタッと止まる振り付けで、可愛く自己流にアレンジしようとしたら中々止まれなくてNGテイクを重ねちゃいました」と振り返った。

 撮影の感想を受けて、振り付けを担当した槙田紗子さんはダンスの見どころを語る。
「4グループを起用するいうことで、各グループの個性を出すことを意識しました。AKB48さんは“王道アイドル”のイメージがあったので、手を振るライブっぽい動きを入れて、SKE48さんはアグレッシブなイメージだったので大きくかっこいい雰囲気に。また、関西のNMB48さんは豹をイメージしたポーズ、ラフ×ラフさんはグループ名の由来から“笑顔”を想像させるポーズを入れてみました。『UP-T』ポーズがイチオシなのですが、ぜひ振り付けの違いにも注目してみてくださいね」と語った。

グループを越えたトーク ひろゆき節も

 続くトークセッションでは、ひろゆきさんらしい鋭いツッコミが随所に入る場面も。新CM「世界をプリントしちゃおう篇」にちなんで「世界を〇〇で埋めつくしたい」というテーマでは、NMB48の塩月希依音さんが「私たちはアイドルだし、関西ということでお笑いも頑張りたいので、“笑顔”で埋め尽くしたい」と回答。すると、ひろゆきさんは「無難な回答と見せかけて、実はラフ×ラフ潰しですね。“笑顔”というキーワードは渡さないぞと(笑)」とコメントした。

ひろゆきさんにプレゼンするラフ×ラフの藤崎未来さん

 また、「UP-Tを使って新商品を作るとしたら?」というテーマでは、各グループ代表がアイデアをひろゆきさんにプレゼン。メイク用の前髪ピン(AKB48)、名前をプリントするのぼり(SKE48)、手元を可愛くするネイルチップ(NMB48)、嫌いな人や好きな人の顔がプリントされたトイレットペーパー(ラフ×ラフ)が並ぶ中、ひろゆきさんがジャッジすることに。「商品化するなら、実現性の高いネイルチップがいいかなと思ったけど、アイデア商品として話題になるのはトイレットペーパーかと思ったので、ラフ×ラフで!」と、さすが実業家の視点。「ちなみに、ラフ×ラフで嫌いなメンバーの顔を印刷するなら誰にするんですか?」と、“らしい”コメントも忘れなかった。

個性やものづくりを楽しむきっかけに


 オリジナルグッズを誰でも作ることができるUP-T。この気軽さに対して、イメージキャラクターを務める方々はどう思うのか。

ひろゆきさん
小中学生の子や、デザイナー志望の子も使ってみたらいいのではと思いますよね。自分で思い描いたものが実際に形になったら、具体的なイメージも湧くと思います。

AKB48 小栗有以さん
まず、とても便利ですよね。作りたいなって思った時に自分でデザインできる嬉しさがあると思います。UP-Tには、Tシャツだけじゃなくて色々と種類があるのも楽しいですし、世界にも広がっていってほしいですね。今回の新CMは「個性で世界を面白く」というテーマがあるので、ぜひみんなにも自分の個性を楽しんでほしいです。

SKE48 熊崎晴香さん
私は学校では美術の成績が悪かったんですが、UP-Tで作ってみたらとても可愛くできました。学園祭の時って、デザインが得意な子が一人で作るイメージがありますが、UP-Tを使えばみんなの意見を反映させて作れるんじゃないかなと思いますね。楽しんで使ってほしいです。

 自分でデザインをアップデートしながら、自分らしさを形にできるUP-T。学校行事や推し活、クリエイティブ体験など、誰にとっても色々な場面で大活躍してくれそうだと感じた。

学生新聞オンライン2025年4月30日取材(執筆・構成) 上智大学4年 吉川みなみ

上智大学 4年 吉川みなみ/東洋大学 3年 越山凛乃

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