事故物件調査イベント「笑える事故物件 笑えない事故物件」(昼開催)

映画「事故物件ゾク 恐い間取り」の公開を記念し開催されている事故物件調査イベント「笑える事故物件 笑えない事故物件」は、参加者自身が”調査員”となり、物件に隠された秘密を解き明かす、かつてない体験型イベントです。
調査の舞台は、渋谷にひっそりと佇む築100年近い日本家屋。
“調査員”の方は物件の中を巡りながら過去の住民の痕跡を辿っていきます。
調査の手掛かりは、ヘッドホンを通じて聴こえてくる不思議な物音や、どこからか聴こえてくる声。 そして住民が遺していった残置物―。
人の気配が感じられない日本家屋の中、五感と考察力をつかって、この物件で起きた出来事、そしてこれまで誰にも知られることのなかった【秘密】に迫ります。
昼はクスっと「笑える」、夜はゾクっと「笑えない」体験ができます。
この夏、みなさんもゾクっとする”恐楽(こわたの)しい”体験をしてみませんか?

今回、学生新聞インターン生が「笑える事故物件」 (昼開催)調査に行ってきました!

■「笑える事故物件」 (昼開催)を調査した感想

「笑える事故物件」昼の部に参加しました。 イヤホンから流れるガイド音声に導かれながら館内を調査していくこの体験は、まるで自分が“物語の一員”になったような感覚に包まれました。 一瞬ドキッとするのに、思わず笑ってしまう。 そんな“怖さ”と“面白さ”が絶妙に交差する、まさに「怖楽しい」ひとときでした。
私が体験した昼の部は、ホラー初心者でも安心して楽しめる優しい仕掛けが多く、「怖いのは苦手…」という方にもおすすめです。 気軽に“事故物件気分”を味わってみたい人にはぴったりだと感じました。
この体験を通じて、もっと物語の背景を知りたくなり、その日のうちに映画『事故物件ゾク 恐い間取り』を鑑賞。 映画を観終えるころには、「次は夜の部にも挑戦してみたい」と自然に思えるほど、体験と作品が見事につながっていたと感じました。
暑さが続くこの季節にこそ、“ゾクッと涼しい”刺激を求めて。今だからこそ味わえる、夏の体験です。

津田塾大学3年 石松果林

いつでも人が多く訪れ、賑わう都会、渋谷駅。その中のひっそりとした路地を入ると、見つけられるのが、今回取材した事故物件だ。賑わう渋谷駅とは対照的に、静かでひっそりとしている古い日本家屋、近所のおばあちゃん家に来たような感覚だ。しかし、入口を入ると一転、暗く冷たい雰囲気を感じた。古い日本家屋の雰囲気はそのまま、暗さと冷たさが体験者の恐怖心を駆り立てる。体験内容は、事故物件を調査し、失踪した浅井三次郎さんの音声データを聴きながら、事故物件に隠された秘密を解きつつ、霊の実態を探るというもの。室内を巡りながら音声データをもとに、霊を探る過程は、恐怖心と好奇心がともに煽られ、調査員として暴く体験は非常に面白いものであった。ヘッドホン越しの音声は、臨場感たっぷり。ホラーや恐怖心が苦手な方は昼の部で、事故物件調査を楽しむと、ちょっとしたドキドキとワクワクが味わえると思う。

専修大学2年 星萌果

「渋谷の日本家屋」というだけで少し不気味さを感じていましたが、調査員として中に入ると、空間全体にただよう静けさと古びた木の匂いに一気に引き込まれました。音声に導かれるまま各部屋を巡り、書物を読んだり儀式のような行為を行ったりするうちに、ただ「怖い」だけではなく、「知りたい」「解き明かしたい」という探究心がどんどん湧いてきました。昼の部ということもあり、ところどころクスッと笑える演出があり、緊張感の中にも楽しさが感じられたのが印象的でした。残された痕跡や少しずつ見えてくる住人の背景に想像を巡らせながら進むのが面白く、仲間とあれこれ考察を交わしながら楽しむことができました。最終的に私たちは謎を解き明かすことはできませんでしたが、この家に秘められた物語の一部を垣間見たような感覚があり、不思議で記憶に残る時間になりました。

法政大学1年 渡辺碧羽

建物の中に入ると、日常とはちがう空気が広がっていて、少しドキドキしながらのスタートでした。中を進んでいくと、不思議な音や空間が次々に現れ、「これは何だろう?」と想像をふくらませるのが楽しかったです。怖すぎる演出はなく、思わずクスッと笑ってしまうような仕掛けもあり、安心して楽しめました。途中で見たものや聞こえた音に「意味があるのかな?」と考えながら進むことで、調査をしている気分にもなれました。全体を通して、ただ見るだけではなく、感じながら楽しめるように作られていて、細かいところまで工夫がされているのが印象的でした。夏の思い出としてぴったりの、ちょっと変わった体験ができるイベントでした。

情報経営イノベーション専門職大学1年 襟川歩希

■事故物件調査イベント「笑える事故物件 笑えない事故物件」開催概要

会場:東京都渋谷区東1丁目26-32(渋谷駅より徒歩約12分)
開催期間:2025年7月26日(土)〜2025年9月7日(日)
開催時間:
「笑える事故物件」 (昼開催):各日 初回10:30開始~最終17:15開始回
「笑えない事故物件」(夜開催):各日 初回18:30開始~最終20:45開始回
所要時間:
いずれも各回60分間(説明~解散まで)
※各回定員4名まで
※集合は体験開始の5分前
チケット:
「笑える事故物件」 平日:3,500円、土日祝:4,000円(税込)
「笑えない事故物件」平日:3,700円、土日祝:4,200円(税込)
https://eplus.jp/jikobukken-event2025/
※ご購入前に必ず公式サイトの注意事項をご一読下さい

公式サイト:https://plan.shochiku.co.jp/jikobukken-event2025/
公式SNS:https://x.com/jikobukkenEVENT/
主催・製作:松竹株式会社

学生新聞オンライン2025年8月2日・3日取材
情報経営イノベーション専門職大学1年 襟川歩希/専修大学2年 星萌果/津田塾大学3年 石松果林/国際基督教大学3年 渡邊和花/法政大学1年 渡辺碧羽

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