舞台『エグ女2025』 〜新人天使が「女子」の世界を攻略するために奮闘!〜
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2025年10月3日から東京・日本青年館ホールにて舞台『エグ女2025』が開幕しました。
2017 年に初演された『エグ女』は、日曜劇場『半沢直樹』ほか多数のドラマ脚本を手掛ける金沢知樹による、実話に基づいた女性たちのリアルな姿を描いたオムニバス作品です。最新作となる舞台『エグ女 2025』には、共同執筆として野花紅葉さん(AOI biotope)が脚本に参加、演出は劇団「拙者ムニエル」主宰・村上大樹さんが務めます。男性キャストが女性に扮し、エグすぎる“女たち”による、歌って笑って、ちょっぴり泣ける、大共感オムニバスコメディをお届けいたします!
出演は、木原瑠生さん、武藤潤さん(原因は自分にある。)、鳥越裕貴さん、佐藤信長さん、小南光司さん、栗田航兵さん(OCTPATH) 、磯野亨さんなど今をときめく若手俳優たち。彼らがさまざまな女性を演じ、新たな一面を見せることはもちろん、槙尾ユウスケさん(かもめんたる) 、竹井亮介さん、なだぎ武さんの多彩な演技にも注目です。
今回は、開幕に先駆けて2025年10月3日に行われたゲネプロを取材させていただきました。
■かわいいだけでは終わらない”エグ女”たちにご注目! 〜キャスト開幕コメント〜
●木原瑠生
『エグ女2025』いよいよ開幕です!
女性を演じる難しさも楽しさも感じながら笑顔が絶えない稽古期間でした。魅力的で個性的なキャスト全員で作る『エグ女』を観て日頃の疲れを癒しつつ、皆さんの推しポイントを探してもらえたら嬉しいです。とにかく女の子、全力で頑張ります!ぜひ劇場でお楽しみください。
●武藤潤(原因は自分にある。)
稽古期間で作り上げたエグ女たちをお披露目することができるのがすごく楽しみです。
最初この台本を読んだときは、登場人物たちのエグい行動や言動の目的がよくわからないことが多かったのですが、稽古を重ねてよりお芝居を通して皆さんに伝わりやすく「エグ?」と感じてもらえるようになったと思います。
観ている人が楽しめる舞台に、キャスト・スタッフさんたち皆様の力でなれたと感じます!
この舞台を観劇して、いろんな感情になってくれたら嬉しいです!
●鳥越裕貴
1ヶ月みっちりと稽古してまいりました。
稽古の後半、みんな女性に見えました。
『エグ女2025』
芝居に歌にダンスとボリューミーなオムニバスコメディとなっております!
全力でエグ女の世界観を楽しんでください!
掛け声も出来なくはない場所もあります!(笑)
公演期間は短いですが是非、一瞬一瞬を楽しんでいただけたら幸いです。
●佐藤信長
開幕が近づいてきて、楽しみとドキドキが半々ですね(笑)。
今回が初めての本格的な女装で、女性役に挑戦するのは正直めちゃくちゃ難しかったんですが、その分新しい発見も多くて刺激的な1ヶ月でした。みんなで試行錯誤して仕上げた『エグ女』、ぜひ劇場で楽しんでください!
●小南光司
今回『エグ女』のお話をいただいた時、やったことのない作風や役柄に挑戦できることが面白そうで出演を決めました。
でも稽古は本当に大変でした(笑)。女性として生き、会話し、そこに存在すること…これまでの作品の中でもトップクラスに苦戦したと思います。
それでも毎日が新しい発見の連続で、仲間と共有できる時間はとても幸せでした。
そしていよいよ開幕。女の子ってエグい…でも、信じられないくらい楽しいです。
一人でも多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。劇場でお待ちしています!
●栗田航兵(OCTPATH)
栗田航兵です!ついに本番かと思うとワクワクが止まらないです!
初めてのお芝居の挑戦にはなりますが、その景色は一生モノになると思うので、存分に楽しみます!来場してくださる皆さんの心にずっと残る作品になりますように:)
●磯野亨
ついに『エグ女』が開幕します。
初めて女性を演じるのでワクワクドキドキしております。
稽古中は女性とは何かを考える日々で、共演者の方々と話し合ったりして深めて来ました。稽古をしている中からもオムニバス形式で笑えるシーンが沢山あって目の離せない2時間になっていると思うので、楽しんで頂けたら嬉しいなと思います!僕自身も少ない公演数を一つ一つ大切にしながら楽しみたいと思います!
●槙尾ユウスケ(かもめんたる)
稽古も全て終わり、本番どんな反応になるか楽しみです!丸1ヶ月稽古して、出演者同士かなり仲も良くなりました。三日間、全力で駆け抜けたいと思います。
見どころはやっぱり、たくさんの美女達です!本当に皆んなめちゃくちゃ可愛いです。一緒にやりながら僕もその可愛さにドキドキしてしまいます。『エグ女2025』、きっと楽しんでいただけると思います!お楽しみに!
●竹井亮介
女性のことを、わからないなりにも想像し創造する、難しくも楽しい稽古期間を終えて、今はもう、嵐の前の静けさを感じています。始まってしまったらあっという間に終わってしまう嵐のようなこの公演。存分に楽しんでいただけたら嬉しいです。
●なだぎ武
3日で5公演という短い期間の舞台というのが勿体無いくらいの内容になってます。
もうきっちきちに詰まった【エグい女の世界】をしっかりと堪能しそして共感し感情のボルテージを上げて楽しんで欲しいです。
女の世界を男が演じるという事にこの舞台の意味合いがあると思っていて、そこの滑稽さや面白さ、深さや単純さをそれぞれが受け取って自分や自分の環境を照らし合わせて感じ取るのもまた乙なものかと思います。
宜しくお願い致します!
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©AOI Pro. / にゃんにゃんカムカム / サンライズプロモーション
■思わず笑いが溢れる作品! 〜学生の観劇レポート〜
オムニバス作品で最初から最後まで見逃せない作品でした。
特に、ループする女と褒め合う女は、「正直こんな場面あるある!」と大共感です。その他にもリアルな場面が多くありました。エグ女は、リアルさだけでなく、笑いや歌、踊りなど色々な要素があります。
私は、まるで自分がその中にいるのかのような臨場感を味わいしました。ドキドキしたり、思わず笑ってしまう場面もありました。
そして何と言っても、出演されているキャストの皆さんの、スタイリングもすごく綺麗で可愛いです。それぞれの場面で色々な衣装を着られているので、そこにも注目してみてください。
エグ女は女性として生きることの大変さ、楽しさを教えてくれる作品でした。
女性にも、男性にも、どんな方にでも楽しんで頂ける作品だと思います。
ライブ配信もあるので、皆さんも是非この機会にご覧ください。
(昭和女子大学2年 阿部瑠璃香)
「エグ女2025」の制作が発表されビジュアル写真がSNS上に流れてきたときから、普段”かわいい”よりも”かっこいい”イメージの方が強い出演者の方々のギャップに困惑しながらも開幕を楽しみにしていた作品です。
オムニバスコメディでの上演とのことで、私のお気に入りの作品は「褒めあう女」です。全員の掛け合いのテンポ、表情、動き、全てが完璧すぎて笑いを堪えきれませんでした。これほどに”エグい”メンバーが同じ場所に集まるかどうかはわかりかねますが…地球上のどこかでこのような会話が繰り広げられているのではないか…と思ってしまうようなお話でした。
そして、お話とお話の間にある劇中歌が、全年代共通の女子あるあるから最近の流行りまで網羅していて歌詞がおもしろい上に、出演者の方々が真剣に歌い、踊っている姿がおもしろさを加速させていて笑いが止まりませんでした。
私の推しの女の子は「お姉ちゃん」で登場する陽子と「ほっとけない女」に登場する美月と「親友ちゃん2」に登場する恵と「罠をはる女」の千尋です。それぞれ違ったベクトルの”かわいい”を持っていてかわいすぎる…!と思いながら観劇していました…!もし実在していて、友達になりたいかと聞かれると…少し回答に詰まってしまいますが…。
オムニバス形式での上演だからこそのおもしろさもあり、最後には「だからオムニバス形式だったのか!」と声を出して言いたくなってしまうほど腑に落ちました!
なぜオムニバス形式なのか、なぜ最後のお話が「きれいなトイレ」で終わるのか、オープニングから伏線がたくさん張られているので注目して観てほしいです!そして、みなさんも推しを見つけてください!!!!!
3日間の上演なことが惜しいくらいたくさん笑える作品でした!誰⼀⼈⽋けることなく千秋楽を迎えられるよう、⼼から願っています︕
(城西国際大学2年 渡部優理絵)
【公演概要】

舞台『エグ女2025』
10月3日〜10月5日 全5公演
脚本:金沢知樹 / 野花紅葉(AOI biotope)
演出:村上大樹
出演:
木原瑠生
武藤潤(原因は自分にある。)
鳥越裕貴
佐藤信長
小南光司
栗田航兵(OCTPATH)
磯野亨
槙尾ユウスケ(かもめんたる)
竹井亮介
なだぎ武
会場:東京・日本青年館ホール
公演公式HP:https://aoi-stage.jp/egujo2025/
公式X:https://x.com/egujo2025
主催 / 企画・製作:AOI Pro.
共催:にゃんにゃんカムカム / サンライズプロモーション東京

学生新聞オンライン2025年10月3日取材 昭和女子大学2年 阿部瑠璃香/城西国際大学2年 渡部優理絵
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