株式会社Macbee Planet 代表取締役社長 千葉知裕
考え方×熱量×能力で夢の実現へ

株式会社Macbee Planet 代表取締役社長 千葉知裕 (ちばともひろ)
■プロフィール
1986年生まれ /宮城県出身。
中央大学法学部 卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格。
大手監査法人を経て2018年に上場準備責任者として当社に入社。2021年12月のグループ経営体制への移行を機に代表取締役社長に就任。メンバー全員が活躍できる組織を目指し、グループ全体の事業、組織づくりを牽引している。
大学時代は公認会計士を目指して努力を重ね、現在はデータを活用したマーケティングビジネスを運営する株式会社Macbee Planet代表の千葉知裕さん。仲間と切磋琢磨しながら「考え方×熱量×能力=夢の実現」という信念を育んできたという千葉さんに、学生時代の経験や学生たちへのメッセージを語ってもらった。
大学時代は社会に出て戦えるだけの確かな武器を持ちたいと考え、公認会計士試験の勉強に全力で打ち込んでいました。もともとは弁護士を目指して法学部に進学しましたが、法律の学びを深めていくうちに自分の性格や適性とは少し違うと感じるようになりました。そのとき、高校時代の先生から「君は弁護士よりも公認会計士の方が向いているのではないか」と言われた言葉を思い出し、それが会計士を志す大きなきっかけとなりました。振り返れば、その一言が自分の人生の方向を大きく変えたのだと思います。
高校時代まではバスケットボールをしていて仲間と切磋琢磨し合い、互いを高め合いながら上を目指してきました。その経験があったからこそ、会計士の勉強に取り組むときも、同じように大学で出会った仲間たちと切磋琢磨することができました。一人で机に向かう時間はもちろん大切ですが、ともに努力する仲間の存在が自分を奮い立たせ、前へ進ませてくれました。苦しい時期もありましたが、仲間と一緒に励まし合い、競い合いながら努力した日々は、自分にとってかけがえのない時間となりました。今振り返っても、その努力の過程や仲間と過ごした思い出は最高の財産であり、社会に出てからも自分の軸となっています。
■Macbee Planetの実態、企業理念とは?
Macbee Planetは企業のマーケティングを支援する会社です。私たちは単なるマーケティング支援会社ではなく、コンサルティングとテクノロジーを掛け合わせ、お客様の事業成長を支援することを使命としています。特に特徴的なのは、成果報酬型の仕組みを採用している点です。これは、私たちの提供するサービスが、お客様の利益に直結するかどうかに基づいて評価されることを意味しています。単に広告を出して終わりではなく、実際にお客様が来てくれた数や購買に結びついたかどうかがそのまま成果となるため、自分たちの努力がダイレクトに感じられ、大きなやりがいを得られる環境になっています。
また、私たちの広告の在り方にも大きな特徴があります。従来の広告業界では、莫大な量の広告を打ち続ける量重視のアプローチが主流でした。しかし私たちは、成果につながりにくい投資を見直し、ユーザーにとって意味のある接点を設計することに力を入れています。
つまり、単に広告量を増やすのではなく、生活者にとって価値ある情報を適切なタイミングで届けることを重視しているのです。その結果として、マーケティング全体の効率と成果が高まり、クライアントにとってもより納得感のある取り組みとなっています。
Macbee Planetの企業理念は「夢・目標を共に実現し続ける組織に」。私たちは、夢が人を動かすエネルギーとなり、仲間を惹きつける大きな力を持つと考えています。次代をつくる企業として日本の未来を牽引していくことを自らの夢とし、その実現がパートナーの皆さまの夢にもつながっていく、その信念が組織の根幹にあります。私たちはパートナーの皆さまの夢と、まだ見ぬ可能性を信じ、企業成長と事業拡大に全力でコミットし、「共に夢・目標を実現する存在」であり続けることを大切にしています。
そのうえで、日々の仕事の向き合い方として「考え方×熱量×能力=夢の実現」というマインドも大切にしています。正しい考え方をもち、情熱を注ぎ、能力を磨き続けることで夢が実現していくという、“姿勢”を示したものです。社員一人ひとりがこのマインドを胸に成長し続け、その積み重ねがMacbee Planetとしての挑戦を支えています。
変化の激しい情報化社会においては、これまでのやり方に固執するのではなく、社会の動きを柔軟に読み取りながら新しい価値を創り出すことが不可欠です。私たちは変化を恐れず、むしろ新たな可能性を生み出すチャンスとして捉え、パートナーの皆さまと共に夢や目標を実現していくことを目指しています。その挑戦の積み重ねで結果を出し続けることこそが、Macbee Planetで働く醍醐味であり、私自身にとっての大きなやりがいにもつながっています。
■学生に伝えたいこと
私が学生の皆さんに伝えたいのは人との関わりを大切にすることです。これまでの人生を振り返ると、公認会計士の勉強もバスケットボールも、決して私一人の力だけで成し遂げられたものではありませんでした。仲間と一緒に切磋琢磨し、互いを補い合ったからこそ、壁を乗り越えることができ、今日の自分があるのだと思います。一人ではどうすることもできなかった場面が何度もあり、その度に周囲の支えに助けられてきました。そのことに対して本当に感謝の思いしかありません。
社会に出て企業に就職すると、チームで働く機会が多くなります。個人の力だけではなく、仲間と協力し合うことで大きな成果が生まれます。だからこそ、チームワークや協調性、人と助け合う姿勢がとても大切です。学生時代に築いた仲間との関係や経験は、必ず社会に出てからの自分を支える力になるので、人との関わりを大切にし、その中で学び、成長してほしいと思います。
学生新聞オンライン2025年8月26日取材 駒澤大学2年 前田康介

駒澤大学2年 前田康介/情報経営イノベーション専門職大学1年 白石侑生


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