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Archive for 運営スタッフ

コラム

テリー伊藤 コラムVol.56 遂に大谷翔平が投げた

遂にドジャース大谷翔平が本拠地でのパドレス戦に投手として先発した。2023年8月23日、エンゼルス時代のレッズ戦以来663日ぶりに上がったマウンド。振り返ってみれば、2023年8月23日レッズ戦に先発し「腕の疲労」が2回途中降板、9月には右ひじの手術を受け、昨年は野手としてプレーをする裏で懸命なリハビリを続けていた。ドジャース移籍後初のマウンドは1回28球を投げて2安打1失点、最速は161キロで二刀流復帰を果たした。試合後のインタビューで大谷は「結果的にはいまいちでしたが、自分の中でいいイメージを持って出来るいい一日だった。」と答えている。さらに「いいオフェンス、ブルペンもそうだけど、素晴らしい野球だった。皆で勝ち取った勝ち方だった。」と笑顔を見せた。 それにしても誰もがまさかの登板と思ったに違いない。早くてもオールスター明けとの大方の予想を見事に外させた。登板Xデイは当然ロバーツ監督、コーチ、ドクター、フロントとも多くの時間をかけて議論を重ねたと思われる。最後はマウンドで投げたいという大谷自身の情熱が押し切ったのだ。 冷静に考えると、先発ピッチャーが1回しか投げずにマウンドを後にする、オールスターの試合ならあるかもしれないが、公式戦では極めて異例な配慮なのでは。2番手投手もコンデション作りが大変なはず。次回からどう大谷投手を使って行くのかロバーツ監督の腕の見せ所となる。投手をやることによって本塁打の数も減少することも予想される。さらに故障の可能性も高くなることも。 それにしても大谷翔平はファンにも、チームメイトにも愛されていると改めて感じた。ドジャースに入団してからの功績をチームメイトもよく知っている。初登板は感謝の意味もあり、観客、選手の大谷をバックアップする熱意を感じた。残る今シーズン、二刀流がベストなのか正直言って私にはわからないが、これだけは言える。インタビューに答えていた「今日はいい一日だった」この言葉こそ全てではないか。大谷は野球が楽しかったのだ。私たちはメジャリーグに来てからの大谷の活躍でどれだけ幸せを享受されたか。日本では時差の関係上、ドジャースの試合が朝に放送されることが多い。そんな時、必ずホームランを打ってくれる。「よし大谷が打ったから今日も一日頑張ろう!」と思って学校、仕事に出掛ける。それだけではない。病気と闘っている人も元気を貰っている。結果がどうであれ、野球人大谷が楽しいベースボールをやれるのならそれでいいのだ!応援するしかない! テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

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映画『「桐島です」』

偽名で生きてきた。けれど心までは、偽らなかった。 2024年1月26日、衝撃的なニュースが日本を駆け巡った。1970年代の連続企業爆破事件で指名手配中の「東アジア反日武装戦線」メンバー、桐島聡容疑者(70)とみられる人物が、末期の胃がんのため、神奈川県内の病院に入院していることが判明した。男は数十年前から「ウチダヒロシ」と名乗り、神奈川県藤沢市内の土木関係の会社で住み込みで働いていた。入院時にもこの名前を使用していたが、健康保険証などの身分証は提示しておらず、男は「最期は本名で迎えたい」と語った。報道の3日後の29日に亡くなり、約半世紀にわたる逃亡生活に幕を下ろした。桐島聡は、1975年4月19日に東京・銀座の「韓国産業経済研究所」ビルに爆弾を仕掛け、爆発させた事件に関与したとして、爆発物取締罰則違反の疑いで全国に指名手配されていた。最終的に被疑者死亡のため、不起訴処分となっている。 桐島は何を思い、どんな事件を起こし、その後、半世紀にわたって、どんな逃亡生活を送っていたのか。学生新聞インターンが鑑賞した感想をご紹介します。みなさんもぜひ劇場へ! 本作は取材を元にしたフィクションの映画ではありますが、桐島聡の半生を目の当たりにして、単なる「指名手配犯」としてだけではなく、「1人の人間」としての情を感じ取ることができる作品でした。重要指名手配の貼り紙を見て、顔と名前しか知りませんでしたが、一生懸命に土木作業の仕事をしたり、近所の人と挨拶を交わしたりしていたのだろうと貼り紙からは想像できなかった普通の生活を感じましたし、本作では、彼の社会的に弱い立場の人を大切にする考え方を垣間見ることができます。昨年、最期に本名を明かしたというニュースを見た時は衝撃を覚えましたが、50年前の連続企業爆破事件を知らなくても、なぜ彼らが事件を起こしたのか、何を思って生きていたのか考えさせられました。罪を犯したことには変わりありませんが、事件の動機は助けたい誰かのためだったのかもしれないと、事件に対する見方を広げてくれる作品です。上智大学4年 白坂日葵 「逃げる」という行為の重みを、これほどリアルに感じたのは初めてでした。映画を観て強く思ったのは、ただ事件の概要を知るだけでは見えてこない、桐島という一人の人間が抱えていた孤独や不安、そして後悔が、画面の向こうからひしひしと伝わってくるということ。ニュースや記事では知り得なかった「感情」が、確かにそこに存在していました。特に印象的だったのは、いつ素性がバレるか分からないという緊張感の中で生き続けることの苦しさです。その張りつめた日常が、静かな演出と毎熊克哉さんの繊細な演技によって丁寧に描かれ、観ているこちらの呼吸まで浅くなるような感覚に包まれました。桐島の行動の動機も、言葉ではなく、表情や間の取り方を通じて自然と伝わってきて――気がつけば、彼を理解しようとする自分がいました。事件の指名手配犯を描きながらも、問いかけてくるのは「人として、どう生きるか」。観終わったあとも余韻がじんわりと残り、静かに心を揺さぶられる作品でした。津田塾大学3年 石松果林 幼い頃から、よく交番で見かけた桐島聡さんの指名手配ポスター。当時はその顔写真を見るたびに、ゾクゾクするような気持ちに襲われ、歳を重ねてもそのインパクトは絶大でした(笑)。しかし映画では、そんな私のイメージとは裏腹に、桐島さんの逃亡生活を悠々と描いているという印象を受けました。その地で出会った人と交流を重ね、対話をし、関係を築いていく様子に、「この人は本当に犯罪者なのだろうか」と途中で感じてしまうほどでした。さらに、フィクションとノンフィクションの融合は、「この人は実際にこんな優雅な生活をしていたのかもしれない」、「でも、こんなに楽に生きられているはずがない」と、まさに観ている人の想像を掻き立ててくれます。また、落ち着いた生活の中で、時が経つにつれて家の様子や周りの人々の時代観が変化していく過程にも、ぜひ注目してみてください。そもそも、”普通の生活”とは何なのか。常にさまざまな想像を膨らませながら、ひとりの人生を見守る気持ちで観ることをお勧めします。国際基督教大学3年 若生真衣 みんな見たことがあるあの顔、私は顔だけで彼が何の罪を犯したのかまでは把握していなかった。映画を見る前は、指名手配犯故彼はもっと凶悪で、危険な思想の持ち主だと思っていた。でも映画が映し出した彼は、困っている人に率先して手を差し伸べ、弱い立場の人々に寄り添う、確固たる正義感を持った人だった。その正義が結果として犯罪に繋がってしまったわけだが、「犯罪者だから危険」という画一的な見方をすることの偏見に気づかされた。舞台である高度経済成長期の日本では、不当に扱われた労働者による労働運動が起こっていた。現代は働き手が神様と言われるほど、どんどん労働供給制約社会化が進行し、労働者は選ばれる側から選ぶ側に移行している。今の時代なら労働環境に不満があればストライキよりも転職を考える人が多いと推定できる。つまり時代背景も、彼の行動に影響を与えたと言える。もし彼がインターネットのある現代の学生だったら、爆破という犯罪に手を染めず、自由な人生を送れていたのだろうか。青山学院大学1年 松山絢美 映画『「桐島です」』 出演:毎熊克哉奥野瑛太 北香那高橋惠子監督:高橋伴明脚本:梶原阿貴、高橋伴明 音楽:内田勘太郎 撮影監督:根岸憲一配給:渋谷プロダクション2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/日本語/105分©北の丸プロダクション2025年7月4日(金)より新宿武野館蔵ほかにて公開

コラム

テリー伊藤 コラムVol.55 「心配喫茶カノン」オープンしました

2025年7月からFMヨコハマで新番組始めます。タイトルは「心配喫茶カノン」、放送時間は毎週日曜の18:00~18:15。今時珍しいラジオドラマ形式。私は、横浜大さん橋近くの海岸通りにある「心配喫茶カノン」のマスター役で出演します。従業員もお客さんも皆心配性、毎回それぞれの心配事を持ち寄ってドラマは進行してゆく。 第一話の心配事は、お節介にも渥美清主演、映画『男はつらいよ』のストーリーから考えてみた。寅さんの実家「とらや」の裏にある工場のタコ社長が亡くなったら工場はどうなるのだろう。これからの時代、町の印刷工業は経営が大変そうな上に、タコ社長の子供達は独立していき、工場を継ぐ気持ちはない。寅さんの妹さくらの旦那ひろしさんはタコ社長の工場で働いているけれど、人柄が良すぎて社長の器でもない。そうなると柴又駅から10分位の所に建つ約100坪の印刷会社は、駐車場にするか、はたまたアパート経営をする選択肢もある。 映画「男はつらいよ」の心配事はこれだけでは済まない。主役の寅さんは好き勝手な人生を送っていた。全国各地で借金をしていた可能性も考えられる。そうなると妹のさくらに返済義務が発生するのではないか。これまた心配になってくる。逆に意外と寅さんはしっかり者で、そこそこ貯金があった場合、さくらがすんなり貯金を引き出す事って出来るのか。そうなんです、映画「男はつらいよ」を笑いながら見ていても、こんなに心配事が浮かんでくる。 ラジオ番組もフリートークが全盛時代。ドラマの企画書をスポンサーに提出した際、最初は戸惑っていたが、得意な私の口八丁手八丁で何とか通してもらう事が出来た。普段はバラエティ番組がメインの制作スタッフも、初の連続ドラマにまごつく事もあるが、スポンサー、広告代理店の手前、根拠の無い強気と陽気さだけで押し切り、会議を進行している。同時にYouTubeでも配信する事になるので「心配喫茶カノン」のモデルとなった、私が10年以上前から行きつけにしている、大桟橋海岸通りにあるカフェ「カンファーツリー」に行き、動画収録をしたところ、出演者、スタッフとも最高に盛り上がった! 台本だけでは分からなかった「カノン」のイメージに統一感が出たのでは。映画「男はつらいよ」の「とらや」を求めてファンが帝釈天に行くように、モデルとなった「カンファーツリー」にラジオを聞いてくれたリスナーが訪ねてくれたら嬉しい。お勧めは横浜一美味しいコーヒーとアップルパイ。お腹の空いた人にはナンカレー。 どうです?「心配喫茶カノン」のモデルとなったお店訪ねてみませんか。心配事大歓迎ですよ。 ※写真は「心配喫茶カノン」のマスター役:テリー伊藤、マスターの娘役:吉竹史さん、アルバイト役:水音(みおん)さん テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

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iU『日本で1番受けたくなる講座』第1回

TOP CONNECT株式会社 代表取締役 内田雅章はiU 情報経営イノベーション専門職大学の特任教授に就任いたしました。2025年4月より起業志向の学生を対象とした特別講座『日本で1番受けたくなる講座』を開催し、上場企業を含む経営者を講師に招いた実践的な特別講座を実施いたします。講師である経営者は、採用担当者同行の元、講座中にリクルーティング活動ができるという異例の形態にて実施予定です。 この4月30日に内田雅章による初回の講座が開催されました。 開催日時:2025年4月30日(水)16時30分~18時​開催場所:iU 情報経営イノベーション専門職大学 講義室1-1​内容:人脈力のつくり方(社長の心の掴み方)​ 講師:TOP CONNECT株式会社 代表取締役 内田雅章(うちだまさあき)​ プロフィール:愛知県出身。早稲田大学卒業後、三和銀行、仕出し弁当販売業、マンションデベロッパー、銀座のクラブ経営を経て、日本ベンチャー協議会事務局長に就任。株式会社就職課の創業者。現在は人脈を切り口にしたコンサルティング業務を行うと共に、2014年6月にTOP CONNECT株式会社を設立。主な著書に『図解「人脈力」の作り方』(講談社+α文庫)、『政治屋失格』(ビジネス社)、『すごい!ビジネスモデル』(万来舎)など計39冊。​ ■講座のポイント 「努力の量よりも質が大事であり、上に行くには工夫と仕組みが欠かせない」SNSがない時代の人脈づくりは、自ら高級ホテルのバーへ行き、社長に話しかける訓練を行っていたそうで、その教訓から”会いたい人には自ら会いに行く姿勢”が大切だと教えてくれました。また30代の頃、銀座でクラブを開業した際の体験談も交えながら、”正しいやり方”と”相談相手の重要性”について語られました。「普通の人に相談しても普通の答えしか返ってこない」との考えから、異業種や立場が違う人にこそ相談すべきだと強調。さらに、「学校の試験では、他人の力を借りるのは禁止だけれど、ビジネスではむしろ他人の力を借りることが成功への近道。スピードと完成度とコストが全てであり、誰の力を借りるのかは関係ない。」と語り、社内外の力を積極的に借りて結果を出すことの重要性を力強く説きました。そのうえで、成功には「自分でやらずに任せる力」も必要だと述べていました。 ■講座を受けた感想 「普通の人に相談しても普通の答えしか返ってこない」という言葉が特に印象に残りました。人は無意識のうちにそのことを理解しているからこそ、価値観はそれぞれ異なりますが、“有名大学に入学すること”や“有名企業に入社すること”を目指す傾向があるのだと思います。このことを今回の授業で内田さんに明確に言語化していただいたことで、自らの選択や行動に対する考えや意識が変わった学生も多いのではないかと感じました。(城西国際大学2年 渡部優理絵) 熱量だけじゃ勝てない。正しいやり方でやることが一番大事。ビジネスは自分だけでやる必要はない。人と協力してもいいから、とにかく早くゴールに到達しないといけない。今までの自分の常識を壊していくことが大切。全部自分でやるのもいいけど、ただの遠回りになる可能性がある。とにかく早く、やり方は自由という話が最も学びになりました。(iU1年 K.T) 人の繋げ方とビジネスの成り立ちを学べました。何より講師の熱意がとてもすごくて、楽しかったです。人との繋がりの話をしてくれる人はたくさんいますが、あまりピンとこなくて・・。でも今回の講座はとても楽しく勉強することができました。(iU2年 C.Y) ■次回の予定 「iU『日本で1番受けたくなる講座』第2回」 開催日時:2025年6月25日(水)16時30分~18時​開催場所:iU 情報経営イノベーション専門職大学 Presentation Room内容:2030年AI人材不足到来!必要とされるAI人材とは? 講師:TOP CONNECT株式会社 代表取締役 内田雅章(うちだまさあき)​ゲスト講師:AIストーム株式会社 代表取締役 今井俊夫氏

コラム

テリー伊藤 コラムVol.55 横須賀に大型倉庫借りました

私は無類の車好きである。言うまでもなく世間も殆ど知っている。嬉しいのか、悲しいのか、自分の車を3週連続で車検に出すことになり、積載車で去っていく現場をインスタに掲載したところ、連続してヤフーニュースに載ってしまった。最近購入した「世界で一番美しいセダン・シトロエンC6」も僅か半年で手放す暴挙にでてしまった。言い訳としては、駐車場に停めていた時に助手席のガラスを割られてしまい車屋さんに持って行くと、本国からパーツが届くのに4か月は掛かるとの事。そんな話を店先でしていたら、何と前から気になっていたルノーアバンタイムが置いてあるではないか。すると店長が「シトロエンC6と同じ位の価格なので交換してもいいですよ。」と。そんな訳で急遽ルノーアバンタイムに乗ることになった。車愛が無さすぎる。 それにしても、私の車好きは止まらない。考えてみると私も立派な高齢者なのだ。いつまで健康で車を運転出来るか分からない。そこで取り敢えずここ数年間好きな車をたくさん乗ってみたいと決意する事に。ジャンジャン買って乗りまくる。ただし購入する基準はある。高額なスーパーカーであるランボルギーニやポルシェ、フェラリー、高級セダンタイプのロールスロイス、ベントレー、ベンツのような車には興味がありません。と言うか、予算も当然ないし、車好きな人には怒られてしまうが、購入しても直ぐに他の車が欲しくなるタイプなので、手頃な車をとっかえひっかえ乗りたいのです。同じ車にも街で出会いたくない。 では所有した車を何処に置くか。YouTubeで一緒にやっているイクラちゃんに相談した所、「二人とも神奈川に家が有るから横須賀辺りに置くのがいいよ。」とのこと。確かに東京中心部での1ヶ月の駐車料金は5~6万は当たり前、とてもじゃないが数台の維持費だけでも大変な事に。そこで友人でもある横須賀の中古車販売ブルーオートの長谷川さんに相談したら、わずか2日で最高の倉庫を見つけてくれた。大通りに面した立地、20台以上は置けて車の出入りもし易い。更に大家さん夫婦が話し好きで最高の人柄。ご主人が同世代で気が合い、若い頃レーサーだった話で盛り上がった。肝心の家賃も交渉の末、良心的な料金にしてくださった。条件は揃いました。 YouTubeロケで知り合った、横浜のMAJさんや千葉のバクヤスオートさん、小田原で子馬のポニーがアイコンのオート・エースさんなどに行って安くて楽しい車を見つけて来ます。私の事だから暫く乗って飽きてしまう予感がするので、その時は皆さん買ってください。GARAGEの名前は『BUCKDROP・T&I』に決定!見たこともない車購入しますのでいつかお店に来てね。もちろんイクラちゃんの車も在ります!LAの車屋さんでいい車があったら紹介してね。 テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

学生新聞インターン

女優 畑 芽育

一度は諦めた女優。考え方を変えてお芝居が天職と思えるように 女優 畑 芽育(はた めい) ■プロフィール女優。2002年4月10日生まれ。東京都出身。幼少期から活動を始め、2023年に『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で初のヒロインを演じると確かな演技力と圧倒的な透明感で一躍話題に。映画『君がトクベツ』が2025年6月20日(金)に公開される。なにわ男子の大橋和也がW主演。 ドラマ『最高の生徒〜余命1年のラストダンス〜』や映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で主演を務め、高い演技力と圧倒的な透明感で一躍有名となったのが畑芽育さん。2025年6月20日公開の映画『君がトクベツ』でW主演を務め、活躍が期待されている若手女優だ。女優になるまでの道のりや、『君がトクベツ』の見どころについて伺った。 女優として生きていくことを決断したのは、高校2年生の時でした。進路選択の時期を迎えた時に、芸能活動を続けるかどうか、とても悩んだ時期があったんです。1歳の頃から芸能活動をしていますが、幼少期から夢がたくさんありました。ダンスが大好きで、振付師やインストラクターに憧れた時期もあれば、韓国文化にハマって韓国語を生かした仕事を夢見た時期も。高校生の時は純粋にお芝居を楽しんでいましたが、いろいろなものに興味があったこともあり、お芝居を一生の仕事にするとは考えていませんでした。 ■お芝居が天職と思えるように 高校生になって進路選択が迫ってきた頃、将来の道をどうするか考えながらお芝居と向き合うようになりました。もともと誰かと自分を比べては落ち込みやすい性格なので、仕事のことを考えない時間が欲しくなったり、周囲の同級生たちと同じように大学に進みたいと考えたりすることもありました。その時、マネージャーさんに「芽育のお芝居を見たいと思っている人はたくさんいる。」と声をかけていただいたんです。私には引き留めてくれる人がいることに気付かされ、感謝の気持ちでいっぱいでした。もともと飽きやすい性格なのですが、好きなことに対しては貫くタイプだと思います。これまでの人生で唯一続けられているのがお芝居なので、これが天職だと胸を張って言えるようになりたいです。 ■比べるのは他人ではなく、過去の自分 お芝居は自分ではない誰かを演じることで、想像力や人間力を高めることができることが魅力だと感じます。子役時代を振り返ると、オーディションに合格した周りの子役さんに引け目を感じたり、自分の悪いところを考え込んでしまったりと、悩みもたくさんありました。私は困った時は誰かに相談することが多いのですが、好きな言葉に「人と比べるのではなく、過去の自分と比べる」というものがあります。過去の自分と比べて少しでも成長していれば、きっとそれは自信に繋がるはず。小さな目標を積み重ね、成功体験を積むことで、自分を少しでも愛していけるようにしたいと思っています。 ■映画『君がトクベツ』 私自身、漫画家の幸田もも子先生の作品が大好きで、今回主演を務めさせていただけることをとても嬉しく思います。原作を読みながら、自分が演じたらどんなキャラクターになるか想像して胸が躍る感覚でした。私が演じるさほ子は、過去にトラウマを抱えていながらもとても純粋な性格で、感情表現が豊かなところが自分と似ていると感じています。大橋さん演じる皇太は、国民的アイドル間違いなしといっても過言ではないほどキラキラしたキャラクターで、大橋さんがどんなふうに演じられるのか毎回楽しみにしていました。さほ子は個性的で早口なところが印象的なキャラクターなので、コメディの大切な要素として丁寧に演じています。ぜひ劇場でお楽しみいただけると嬉しいです。 ■楽しい現場づくり 今後は、賞をいただけるような女優になることが目標です。作品を見て、自分を見つけてくれた人に認めてもらえるようなお芝居をしたいと思います。心がけているのは、「楽しく仕事をする」ということです。主演をいただくことが増えてからは、より一層、現場の雰囲気を良くしようと意識しています。良い作品ができるのも、現場の雰囲気の良さがあってこそ。良い作品作りに貢献できるように、雰囲気作りは1番大切にしたいです。 ■大学生へのメッセージ 私は今年23歳になりますが、今でも幼少期から憧れた教員になってみたいと思うこともあります。今は女優の道を選択しましたが、やりたいことはまだまだ何でもできると思っています。今置かれている環境に捉われず、自分の素直な気持ちに耳を傾けて、自分のしたいことをじっくり考えてみてほしいです。 学生新聞オンライン2025年3月9日取材 上智大学3年 白坂日葵 映画『君がトクベツ』6月20日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国ロードショー 出演:畑芽育 大橋和也木村慧人(FANTASTICS) 矢吹奈子 山中柔太朗(M!LK)大久保波留(DXTEEN) NAOYA(MAZZEL)星乃夢奈/遠藤憲一/佐藤大樹(FANTASTICS) 原作:君がトクベツ/幸田もも子(集英社マーガレットコミックス刊)主題歌:LiKE LEGEND「YOU ARE SPECiAL」配給:ギャガ© 幸田もも子/集英社・映画「君がトクベツ」製作委員会 ヘアメイク:菅長ふみ / スタイリスト:平田雅子 / カメラマン:下田航輔 衣装ボーダーニット¥16,000/THE△TOÉスカート¥17,900/DESIGUALサンダル¥23,100/ALM.イヤリング¥8,200/viola(ロードス)ゴールドリング¥7,300/クロレココ(ロードス)シルバーリング¥33,000/SUQUA

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第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER ~アーテ...

22025年3月1日(土)国立代々木競技場 第一体育館にて開催された『第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER』。今回のテーマは「HERE WE GO!」。20周年を迎えるTGCは、未来に向けて新たな一歩を踏み出している。春の訪れとともに迎えたマイナビ TGC 2025 S/Sの多彩な豪華出演者の中から7人組アイドルグループHANAのメンバーにお話を伺った。 ■HANA(ハナ)プロフィール BMSG × CHANMINA GIRLS GROUP AUDITION PROJECT 2024“No No Girls” から誕生した『HANA』。 CHIKA, NAOKO, JISOO, YURI, MOMOKA, KOHARU, MAHINAからなる、7名組ガールズグループ。 ■パフォーマンスをする上で大切にされているマインドは? YURI:私は「お客さんはみんな味方だ」と思いながら常にパフォーマンスするようにしています。 CHIKA:楽しむ心ですね。私たちが楽しまないとお客さんにその楽しさは伝わらないからです。そしてその楽しむ気持ちも、いつもみんなで共有しています。 MOMOKA:私は、あえて緊張するように心がけています。たとえ緊張していなくても、していると言い聞かせて自分を奮い立たせています。その活力で、緊張すらも楽しめるようにしていますね。 ■学生時代にやって良かったことは? MAHINA:今まだ在学中なのですが、中学生の時は勉強を頑張っていたので、計画を立てて勉強をする姿勢は、現在にも活きていると思います。 YURI:周りの人たちやアーティストさんの良いところを盗むように心がけていました。当時は、マライア・キャリーさんの曲にさえ対抗心を燃やしていましたね(笑)。でも、その情熱を持っていて良かったなと思います。 NAOKO:小さい頃から母に言われ、続けていたのが、手帳に日記と予定を書き込むことです。そのおかげで自分の予定管理も上手になったし、何より日記をつけたことで自己分析が上手になりました。 ■これから夢を掴もうとしている学生へメッセージをお願いします。 YURI:以前ちゃんみなさんから、「努力することも大事だけど、一度昔の自分を振り返ってみるのも大事」というお言葉をかけていただいたことがあるのですが、その言葉は私の心にも深く残っています。この言葉を、そのまま皆さんに伝えたいです。 KOHARU:夢を追いかけることは、本当にしんどいことだと思います。「なんでこんなに頑張っているのだろう」と思うこともあるかもしれません。ただ、それは決して無駄ではありません。ちゃんみなさんの楽曲「PAIN IS BEAUTY」には、「痛みって美しいんだ 私を綺麗にしたんだ」という一節があるのですが、本当にその通りだと思います。 NAOKO:苦しくなることもたくさんあると思います。でも、自分のしたことをぜひ褒めてあげてください。それを重ねれば重ねるほど、努力になり、いつか自分に帰ってくるはずです。 JISOO:「できるまでやればできる」という言葉が大好きです。夢を叶えるまではしんどいかもしれないですが、皆さんも、できるまで諦めないでいただきたいです。 ARTIST LIVE HANA©マイナビ TOKYO GIRLS COLLECTION 2025 SPRING/SUMMER 取材者:国立基督教大学2年 若生真衣 イベント名称:第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER(略称:マイナビ TGC 2025 S/S)開催日時:2025年3月1日(土) 開場12:00、開演14:00、終演21:00会場:国立代々木競技場 第一体育館公式サイト:https://tgc.girlswalker.com/25ss/ ■お知らせ「Burning...

コラム

テリー伊藤 コラムVol.54 ミスター、有難うございました。

ミスタープロ野球長嶋茂雄さんが2025年6月3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で亡くなった。89歳だった。日本中が悲しみに包まれている。長年スーパースターでありつづけだが、世代によってミスターへの印象は違う。現役を知らない若い世代は、ユニークなコメントをする方。監督時代は原辰徳や松井秀喜を育てた印象があるのではないか。私世代にとってのミスターは野球人として圧倒的な存在だった。彼が読売ジャイアンツに入団した昭和33年の日本はまだ貧しかった時代で国全体がモノクロの世界だった。街並みも人も車もモノトーン。後楽園球場の観客席を見渡しても、男性は白の開襟シャツか会社帰りの暗いグレーのスーツ、若者達も学生服を着て観戦していた。しかし長嶋茂雄だけはカラーだった。そこだけ眩しく輝いていた。当時のプロ野球にも勿論川上、金田、別所とスターはいたが、やはりモノクロの世界。ミスターだけが別次元の輝きを放っていたのだ。 長嶋が立教大学から巨人に入団する前、プロ野球より六大学野球のほうが人気があった。そんな事情もありプロ野球界も派手なプレーをする選手もいなかったのでは。そこにミスターが彗星のように現れる。開幕戦では、国鉄スワローズ金田投手から4打席4三振の洗礼、ホームランを打ってもベースを踏まずアウト、果敢にホームスチールをしてもアウト。かと思うと、初の天覧試合でサヨナラホームランを放ち勝利を引き寄せる。ミスターの一挙手一投足に日本人が驚きの連続だった。当時私は子供ながらに「日本のプロ野球に一人だけメジャーリガーがプレーをしている」「日本人が知らなかった本当の野球の楽しみを教えてくれた」「新しい時代が来た」そう感じたが、それは私だけではなかった。「こんなに楽しくプレーをしていいんだ」と、日本中の野球に対する概念を一瞬にして変えてしまった。エルビスプレスリー、ビートルズが音楽シーンに革命をもたらせたように、野球界をたった一人の男、長嶋茂雄が変えた。ミスタープロ野球と呼ばれる訳はここにある。 当時私の住む築地にも草野球が出来る原っぱがあった。学校帰りにそこで野球をするのが日課で、遊んだ後は皆で近所の銭湯に行った。銭湯が近づくとそれまで笑って話していた仲間が猛ダッシュに。だれが一番早く下足箱の3番の札を手に入れるか競ったものだ。足の遅い私は取れた試しがない。その銭湯も今はないが、大好きだったミスターへの想いは消えることはない。 今は寂しい、悲しいと感情を伝えるより、たくさんの想い出と勇気と人生を教えていただいたミスターに「有難うございました。」を伝えたい。 テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

コラム

テリー伊藤 コラムVol.53 10年振りの再会で泉ピン子ちゃんが謝ってきた

泉ピン子ちゃんと雑誌の対談で10年振りに会った。いきなり「テリーさん、あの時は、ごめんなさい。怒って本番中にも拘わらずスタジオを出て行って。海老名香葉子さんが止めるのも聞かずに。」と頭を下げてきた。10年以上前の事で何の事か状況が全く思い出せない。改めて聞くと… 当時私の演出したバラエティー番組にピン子ちゃんが出演した際に、驚くリアクションが欲しくて突然箱からヘビを出した所、大激怒。収録が中断となる大騒動となった。思い出しました。それにしてもピン子ちゃん、よく覚えていました。まして謝罪するなんて。「テリーさん、私も少しは大人になりました!」と、その言い回しの可愛い事。巷で言われている怖いイメージは全く無かった。それより何か一緒に仕事がしたくなってきた。 ピン子ちゃん最近死生観が変わったらしい。芸能界で尊敬する師でもあり親友でもあった森光子さんと橋田寿賀子さんの死と向き合い、私も終活しなくてはと身の回りの宝飾品を半分以上知人にあげてしまったそうだ。その後ふと我に返った時に、また宝飾品をせっせと買っている自分がいるのに気付き「もう終活や~めた」となった次第。今度プレゼントするとしてもブランドバッグに “ピン子” とマジックでサインして転売はさせないと鼻息は荒い。こんな調子で全ての話が面白い。 そこでピン子ちゃんに相談。私も無駄遣いの王様なので「ピン子・テリーの無駄遣い珍道中」の企画をテレビ局に売り込みに行こうと話したら大乗り気。「私ギャラ安くても構わない、入浴シーンもOK、演出に口を挟まないし途中で家に帰らない。ロケ弁にも文句を言わない。でも近頃の芸能界の文句は言わせて貰います。」とやる気満々。番組タイトル『ピン子、テリーの無駄遣い珍道中』先ずは渋谷、原宿、新宿を徘徊し、気になるお店で無駄遣い三昧。夜の歌舞伎町ホストクラブにピン子が初入店を果たし、どんなタイプの男性を指名するのか。鎌倉の由緒あるお寺に行き、長き芸能生活を歩んで来ての懺悔話をご住職に聞いて頂き「有難い喝」を頂く。勿論グルメあり、愚痴、怒り、サーフィン挑戦ありの盛り沢山。 そんな訳で局に提出の企画書も出来上がり、近いうちにプレゼンを予定している。もちろん1回の特番で終わらせる気はなく、2回目は京都篇、3回目は金沢、4回目は北海道と企画は拡がるばかり。どこまで実現するかわからないが夢は持たないと。それにしても10数年振りに再会したピン子ちゃんの謝罪から始まった物語、何とか実現させたい。頑張ります。 テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

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JATA海外旅行アンバサダー就任発表会

日本旅行業協会(Japan Association of Travel Agents、以下、JATA/本部所在地:東京都千代田区、会長:髙橋広行((株)JTB取締役会長))は5月28日(水)、海外旅行拡大プロジェクト「もっと!海外へ」の「JATA海外旅行アンバサダー」に就任した岩田剛典(いわた・たかのり)さんを招き、東京・霞が関で「海外旅行アンバサダー就任発表会」を開催しました。岩田さんは、アンバサダーとしての意気込みや出演する新WebCMの撮影秘話、旅にまつわるエピソードなどを語ってくれました。 ■日本旅行業協会(JATA) 会長 髙橋広行 ご挨拶 私は、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)の会長として、今、日本人の海外旅行需要の回復に強い危機感を抱いています。インバウンドは過去最高の水準に達する一方で、日本人の海外旅行はコロナ前の水準にまだ遠く、パスポート保有率も17%台と低迷しています。この状況を打開すべく、私たちは航空会社や各国の観光局と連携し、パスポート取得支援キャンペーンや特設サイトでの情報発信などを展開しています。さらに今回、若い世代に向けた発信力を強化するため、岩田さんを「海外旅行アンバサダー」に迎えることとなりました。彼の海外への強い思いや行動力は、多くの若者の心に響くと確信しています。今後も共に、海外旅行の魅力を伝え、日本の未来を担う若者が世界へ羽ばたくきっかけを作っていきたいと思います。 ■「JATA海外旅行アンバサダー」に就任した岩田剛典さん このたび、日本旅行業協会「もっと海外へ。」キャンペーンのアンバサダーに就任することになりました。まさか自分にこのような役割が巡ってくるとは思ってもいなかったので、正直驚きましたし、同時にとても光栄に思っています。 30代半ばに差し掛かり、仕事でもプライベートでも「もっと外の世界を見てみたい」という思いが強くなってきたタイミングでした。そんな中で「もっと海外へ。」というメッセージにはすごく共感できました。海外旅行は、国内では得られない価値観や文化に触れることができる、本当に貴重な時間です。僕自身、旅先での出会いや経験から刺激を受けて、自分の考え方や表現の幅が広がったと感じています。 プロモーション映像の撮影はハワイで行いました。実はスケジュールがかなりタイトだったのですが、普段の旅行では訪れないようなローカルなスポットにも行くことができて、とても新鮮な体験になりました。映像では、旅の空気を肌で感じる僕の“素の姿”も映っています。ぜひ楽しみにしていてください。 また、旅先で僕が実際にセレクトしたお土産をプレゼントする企画もあります。僕の旅の思い出をファンの皆さんと少しでも共有できたら嬉しいです。 旅のスタイルとしては、あまり細かくスケジュールを立てず、その場の雰囲気や気分で動くのが好きです。特に海外のコンビニに行くのが好きで、その国の生活感が見える場所だと思っています。小さな違いから文化や価値観の違いを感じられるのが楽しいんですよね。 今回のアンバサダー就任を通じて、「海外旅行はもっと自由で身近なものなんだ」と感じてもらえたら嬉しいです。特に若い世代には、ぜひ積極的に海外へ出て、いろんな価値観に触れてみてほしいと思っています。僕自身も、今後は海外でのライブや表現活動など、さらに外の世界に向けてチャレンジしていきたいです。 このキャンペーンが、誰かの一歩を後押しするきっかけになれば、こんなにうれしいことはありません。 学生新聞オンライン2025年5月28日取材 中央大学 4年 前田蓮峰

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第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER ~永瀬莉...

2025年3月1日(土)国立代々木競技場 第一体育館にて開催された『第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER』。今回のテーマは「HERE WE GO!」。20周年を迎えるTGCは、未来に向けて新たな一歩を踏み出している。春の訪れとともに迎えたマイナビ TGC 2025 S/Sの多彩な豪華出演者の中からモデル・女優の永瀬莉子さんにお話を伺った。 ■TGCについて TGCは、とてもキラキラしていて、セブンティーンの専属モデルを務めていた時からの憧れのステージでした。そんな場所に、自分が立っていることは、不思議な気持ちでもありますが、何よりもうれしいのが、その場で自分が「楽しい」と思えていることですね。TGCのランウェイは、お客さんからの熱が伝わってきて、ステージごとに色んな色があるので、毎回とてもワクワクします。今回は、WEGOさんのステージで、平成っぽいカジュアルでラフな衣装なので、皆さんと近い距離で歩けたのが楽しかったです。以前、別のお仕事でご一緒した方々が舞台上で普段見ない表情をされている姿を見ると、とても勉強にもなり、刺激にもなります。また、ランウェイは、1人で歩くので、心細さがあるのですが、ほかの出演者の皆さんとステージギリギリまでお話ししていたので、緊張せずに楽しめました。 ■お仕事のやりがい このお仕事をはじめたきっかけは、街中でスカウトをしていただいたことです。そこから、自分でも意識しながらテレビを見るようになり、何かを届ける側の人になりたいと思い、女優というお仕事を目指しました。撮影期間は、大変なことも多いですが、それ以上に楽しみにしてくださっている沢山の方に自分の作品が届いた時、とてもやりがいを感じます。そして、自分以外の人生を歩めるのは、演じることの大きな魅力だと思います。今後は、ドラマに加えて、映画にも挑戦していきたいですね。映画の魅力は、一つの作品とじっくり向き合えることだと思うので、是非出演してみたいです。将来の目標は、誰にでも優しい、柔らかい女優さんになること。先輩の俳優さんとお話しさせていただくと、どんな状況でも親身になってくださり、優しく話しかけてくださる視野が広い方がとても多くて。私自身も、そんな存在になりたいです。 ■大学生へのメッセージ 学生生活はあっという間に過ぎてしまうと思います。それと同時に、色んなことを吸収でき、好きなことを存分に学べる期間です。是非その人生の中でも貴重な時間を大切にし、楽しんでください。そして、迷ったら沢山挑戦し、失敗を恐れず前向きに頑張ってほしいです。 取材者:国際基督教大学2年 丸山実友 イベント名称:第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER(略称:マイナビ TGC 2025 S/S)開催日時:2025年3月1日(土) 開場12:00、開演14:00、終演21:00会場:国立代々木競技場 第一体育館公式サイト:https://tgc.girlswalker.com/25ss/

加藤眞優花

経済産業省 事務次官 飯田祐二

国と人の未来を第一に。経済産業省が描く今後の日本とは。 経済産業省 事務次官 飯田祐二 (いいだゆうじ) ■プロフィール東京大学経済学部経済学科卒業後、1988年4月通商産業省入省。2014年7月 大臣官房秘書課長、2017年7月 大臣官房総括審議官(併任 地域経済産業グループ長)、2018年7月 産業技術環境局長、2020年7月 資源エネルギー庁次長、2021年7月 大臣官房長、2022年7月 経済産業政策局長(併任 内閣官房GX実行推進室長)2023年7月より経済産業事務次官(併任 内閣官房GX実行推進室総括室長) 将来の日本を見据え、具体的な結果につながる政策を打ち立てる経済産業省。世界情勢を見据えつつ、日本が抱える課題解決に取り組み、私たち国民にとって豊かで住みやすい国をつくるべく、日々尽力されている。同省の事務次官である飯田祐二さんに、官僚の道を目指したきっかけや、社会課題解決に取り組んだ経験を経て培われたご自身の信念、ビジョンについて伺った。 私が経済産業省に入った理由は、自分がやっている仕事に意義・価値があると思える道に進みたいと思ったからです。大学1、2年生のころは、就職を特に意識しておらず、やりたいことがあまり明確ではありませんでした。就職活動をする時になり、人生において圧倒的多くの時間を使う「仕事」に「価値・意義・やりがいを持てるか」、「所得を得る手段」で「できるだけ短い時間で終わらせたい」ものでなく、「結果を出すために進んで全力で取り組みたい」と思える仕事を選びたいと考えました。それで、国や人のために役に立てるのではないかと思い、国家公務員への道を目指したのです。数ある省庁の中で経済産業省を選んだ決め手は、お会いした先輩を通じて、省が抱く課題への考え方、組織像が鮮明に見えた気がしたからです。「人」で決めました。経済産業省は、鉄鋼、自動車、流通からエネルギー、通商、中小企業、知的財産など幅広い業務を担当しています。広範囲な分野に携わる中で、それぞれの利害を調整しながら政策を作り上げることは、社会の縮図そのものです。また、入省後、特に印象に残っているのは、農水産課に配属された時のことです。農水産課では野生動物を保護するワシントン条約など貿易関連業務を担当していました。経済産業省の業務の中で、農水産課が扱うものは、決して優先度が高いものではないかも知れません。しかし、やっていくうちに面白さ、意義、やりがいを強く感じるようになりました。これらの経験を経て、広い視野で考え判断することの大切さと、どんな仕事にも意義があり、どう向き合うかは自分次第であることに気づきました。 ■事務次官になったのは「課題解決」の積み重ね 事務次官の仕事は、一言で言えば、大臣をお支えし、経済産業省全体を俯瞰的に見て組織をデザイン、管理、重要政策をリードし結果を出すことです。経済産業省の中には、事業ごとに実に多彩な部局がありますが、私は各部局が円滑に連携できるようスーパーバイズしたり、組織内の体制を整えたり、時には他の省庁との調整などを行っています。私は、現在は事務次官というポストに就いていますが、ここまできたのは日々の仕事の積み重ねだと考えています。若い頃「仕事ができる人、頼り甲斐があるのはどういう人だろうか」「そういう人になりたい」と考えていました。入省時に、多くの先輩から「入省してから5年で仕事の基礎を身につけることが不可欠」と言われました。しかし、最初は、それが何なのかよくわからず、自分なりにその言葉の意味を模索しました。経験を積むにつれ、その答えは「課題を見つけ解決する」ということなのだと感じるようになりました。前例にとらわれず、重要な課題を見つけ、解決への道筋を考え、関係者と連携、協力、調整し、これを実際に解決する。これを繰り返してきた結果が、今のポストなのだと考えています。 ■日本経済の転換点となる「経済産業政策の新機軸」とは 入省後に、バブルが崩壊、その後の産業政策は規制・制度改革が中心となったので、私自身、その旗振り役として政策を進めました。この政策は、日本が先進国の仲間入りする中で、バブルが崩壊したことを受け、日本経済を牽引する事業を創出するために、民間企業の創意工夫を阻害している規制・制度を改革するために取り組まれました。企業から新規事業等の障害となっている規制・制度の緩和要望をお聞きし、その要望について政府として対応出来るのか、難しいのか、難しい場合はその理由を明確にし、公表する、複数年の計画を作り、毎年リバイスしていく、そのような仕組みを構築しました。私は、当時としては、こうした政策は、その後の日本経済にとって非常に意義のあるものであったと考えています。しかし、経済状況は変化し、そのスピードも速いため、政策もそれに対応できるよう素早い対応が必要となります。現在、経済産業省では、規制・制度改革を中心とする新自由主義的な政策から大きく転換し、「経済産業政策の新機軸」に全省をあげて取り組んでいます。「経済産業政策の新機軸」とは、気候変動や資源循環、経済安全保障、健康、デジタルといった社会経済課題の解決を経済成長に繋げるために、官も民も一歩前に出る、必要な場合には、国もリスクを取って、大規模・長期・計画的に支援を行うなど政策を総動員するという考え方です。かつてはこうした政策を批判していた欧米を含め世界中が取り組んでおり、政策の国際競争が行われているような状況です。国内投資の拡大、イノベーションによる新事業創出、地域活性化、国民所得の向上、内需の拡大という経済の好循環を実現するために必要な政策です。現在、日本は、30年振りに国内投資が拡大し、賃上げも進んできており、良い意味での「潮目の変化」が見られる状況です。これが継続するか、これまでのようなデフレ経済に逆戻りするか、現在はその分岐点にあると考えています。ここで手を抜くことなく、継続的かつ強力に政策を実行し、今後、人口が減り高齢化が進んでも、経済成長し豊かな日本を実現していきたいと考えています。2040年に向けた「成長投資が導く2040年の産業構造」も策定しています。国家公務員という職業は、「人のため」に働き、結果を出す仕事です。経済産業省は各省庁に先駆け人事評価を導入し、その中でコンピテンシーという概念を取り入れました。これは、学歴や知識、やる気ということではなく、課題解決能力に焦点を当てた概念であり、課題解決に向けて、具体的にどういう役割を果たしたかを客観的に分析し、評価していくものです。多くの人が、自らの成長は、知識やスキルを身につけることと考える傾向があると思いますが、そうではなくて、そうした知識やスキルを使って、自らの力で課題解決に具体的に繋げられるかを評価しようとする考え方です。国家公務員として日本をより良くしていくためには、こうした能力を持つ多数の人材が必要になるし、そうした人と一緒に働きたいと考えています。私は、経済産業省で人事の仕事に長く携わって来ましたが、個人個人にはそれぞれものすごいポテンシャルがあると感じています。そのポテンシャルが発揮されるタイミングは、人それぞれ違うと思います。学生時代に発揮される人もいれば、仕事をする中で開花していく人もいると思います。大事なことは、まずは仕事を選ばずに、まず自分の力で課題解決に取り組み、やり切れるようになることです。また、やり切るためには、その意義について腹落ちすることが必要なので、その仕事は何のためにやるのかをしっかり考えるようにすることです。仕事の重要さや大きさよりも、仕事の意義を考える事です。国のため、人のために尽くしたい、結果を出したいという気持ちを持ち、課題解決能力を高め、成長していきたいという意思を持つ人には、国家公務員、経済産業省の仕事に挑戦して欲しいと考えています。 ■⼤学⽣へのメッセージ 大学生には、ぜひ世界を意識し、見て欲しいと思います。日本を考える上で、各国はどういう状況か、何をやっているのか、日本との違いなど、学ぶことも多く、極めて重要だと思います。競争相手でもあります。あとは、一生懸命打ち込めることを何か見つけてほしいですね。バイトでもサークルでも他の活動でもなんでもいいので。その中で、いろいろな課題に直面すると思うので、そこから逃げずに、自ら中心となって課題を解決する経験をして欲しいと思います。また、自分はどういう人間で、何をしたいのかは一度真剣に考えて欲しいです。学生時代に一度真剣に悩んで下さい。 学生新聞オンライン2025年4月30日取材 中央大学1年 加藤眞優花 N高等学校3年 服部将昌/中央大学1年 加藤眞優花/東洋大学3年 越山凛乃/城西国際大学2年    渡部優理絵/青山学院大学1年 松山絢美 

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第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER ~池田エ...

2025年3月1日(土)国立代々木競技場 第一体育館にて開催された『第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER』。今回のテーマは「HERE WE GO!」。20周年を迎えるTGCは、未来に向けて新たな一歩を踏み出している。春の訪れとともに迎えたマイナビ TGC 2025 S/Sの多彩な豪華出演者の中から女優の池田エライザさんにお話を伺った。 ■TGCの舞台に立つ喜びと特別な思い TGCは私にとって特別な存在です。高校生の頃、雑誌モデルをしていた時から憧れの舞台でした。当時は、TGCに出演できたらトップモデルの証だと思っていましたね。そこから仕事を重ねて出演の機会をいただき、今では毎年声をかけていただけることに本当に感謝しています。この舞台に立つことで気持ちが引き締まり、改めて頑張ろうと思える場所でもあります。これからもできる限り、この舞台を歩き続けたいです。いまだにランウェイを歩くたびに、「観客の皆さんは私のことを知ってくれているのだろうか」と、毎回少し緊張します(笑)。活動を始めて10年以上が経ちますが、温かい声援をいただけると「まだまだ頑張ろう」と強く思うことができますね。今回のショーでは、1回目のウォーキングは力強く、2回目は音楽の雰囲気に合わせてテンションを上げて歩くようにと指示をいただき、その点を意識しながら楽しみました。衣装も、細部にまでこだわりが詰まっています。前回も力強さが求められる衣装だったのですが、今回も華やかな衣装を選んでいただきました。衣装を見たときには、「TGCで自分の求められる役割やイメージがよりはっきりしてきたのだな」と感じました。普段の仕事ではなかなか着る機会がないような衣装なので、この舞台ならではの特別な気持ちになりますね。 ■自分らしく着こなす、ファッションとモデルの魅力 普段のファッションはその日の気分によって変えていて、クローゼットを開けるまでどんな服を着たいのか決めない時もあります。トレンドを取り入れることもあれば、あえて意識しないこともあり、時には真逆の雰囲気を楽しむこともあります。ファッションは自分を表現する一つの手段だと思うのですが、その感覚に囚われすぎないことも大切だと考えています。どのような服を着ていても、自分は自分であるという意識を持つことが大切ですね。モデルの仕事の魅力は、やはりお客さんと一緒にその瞬間を楽しめることです。特にTGCのようなイベントでは、ランウェイを歩くたびに歓声が響いて、私もその熱気にワクワクします。ただ服を着るだけではなく、その魅力を最大限に伝えながら、みんなと特別な空間を共有できるのが、この仕事の醍醐味だと思います。 ■自然体でいることの難しさと、その大切さ 以前は、他人からどう見られるかを気にすることが多く、時にはクールに、時には親しみやすく見せることを意識していました。しかし、最近では自然体でいることを大切にするようになりました。もともと物事を深く考え込んでしまう性格なので、理由がないと納得できないタイプでしたが、考えすぎてしまうことで仕事に支障をきたすこともありました。そこで、「これは私の明るい一面なのだ」と意識的に切り替えることで、より前向きな気持ちを保てるようになりましたね。日々多くの人と接する中で、短期間で自分を完全に理解してもらうことは難しいと感じます。だからこそ、一番大切なのは、第一印象で伝わる個性だと思います。ただ個性は固定されたものではなく、「日々変化しても良いもの」であるはず。個性があることと、個性的であることは必ずしも同じではないです。自分を無理に特定の枠にはめ込む必要はないと感じます。 ■大学生へのメッセージ 行動するときは、「誰のためにその行動をしているのか」を、一度考えてみてほしいです。面接に受かるために「いい子」になろうとしていないか、本当にそれが自分のためになっているのか。もしそうではないと感じたら、無理に頑張る必要はないと思います。それよりもたくさんの人と話して、色々なことに関心を持つ姿勢を持ってほしいです。そうすることで、自分らしさが自然と形になっていくはずですよ。 取材者:国際基督教大学2年 若生真衣 イベント名称:第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER(略称:マイナビ TGC 2025 S/S)開催日時:2025年3月1日(土) 開場12:00、開演14:00、終演21:00会場:国立代々木競技場 第一体育館公式サイト:https://tgc.girlswalker.com/25ss/

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第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER ~田鍋梨...

2025年3月1日(土)国立代々木競技場 第一体育館にて開催された『第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER』。今回のテーマは「HERE WE GO!」。20周年を迎えるTGCは、未来に向けて新たな一歩を踏み出している。春の訪れとともに迎えたマイナビ TGC 2025 S/Sの多彩な豪華出演者の中からモデル・俳優の田鍋梨々花さんにお話を伺った。 ◆圧巻のランウェイ、TGCならではの魅力 TGCは、カジュアルやモード、ドレスや着物など幅広いファッションが披露される場で、様々なジャンルの方々が出演されているので、誰でも楽しめるイベントですよね。私自身、今回の衣装は、普段の私とは全然違う雰囲気だったので、ワクワクしました。クールなステージは、歩き方も表情もかっこよさを意識しました。サングラスを外すタイミングなど細かい部分までこだわることで、衣装の魅力を最大限に伝えられたかなと思います。TGCならではの特別感を、私自身も強く感じました。 ◆モデルとして感じるやりがいと楽しさ 小さい頃から憧れていたランウェイに立てることは、本当に嬉しいです。普段の自分なら絶対に選ばないような服にもチャレンジできることもモデルのお仕事の魅力の1つ。パンツスタイルが多い私にとって、今回のスカートやノースリーブというスタイルは新鮮でした。いつもと違う自分に出会えたような感覚があるので、ステージに立った瞬間のときめきは何度経験しても特別です。さらに、季節のトレンドを誰よりも早く知ることができるのも、モデルならではの楽しさです。雑誌やTGCを見てくださった方から「このコーデを真似したい!」と言われると、そのスタイルの魅力を伝えることができたんだなと実感できて、やりがいを感じます。 ◆「好き」を突き詰める姿勢と、チャレンジを恐れない心 私はもともと好き嫌いがはっきりしているタイプなので、これまでの人生でも好きなことにはとことん夢中になってきました。逆に「これは違うな」と思ったら、あまり無理をせずにすぐ切り替えることも多いです。ただ、どんな経験も無駄ではなく、「やってみてよかったな」と思えることばかりだったと感じます。これまでのすべての経験が積み重なって、今の私を作ってくれています。これからもモデルの活動は続けていきたいし、俳優としても色々な作品に挑戦したいと思っています。今、特に興味があるのは、「いじめ」をテーマにしたもの。きちんと作品と向き合って演じることができたら、きっと新しい自分に出会えるはずだと思っています。 ◆学生へのメッセージ 学生時代は、今しかできないことがたくさんある時期だと思います。だからこそ、少しでも気になることがあれば、どんどんチャレンジしてほしいです。自分の「好き」を見つけるのは簡単ではないですが、まず大切なのは、なんでも気軽に挑戦してみること。やってみて合わなかったら、それも貴重な経験になると思うし、そこからまた新しい興味が生まれることもあるはずです。私もその繰り返しで今の自分に辿り着きました。学生時代にしかできない経験を大切にして、今を全力で楽しんでください! 取材者:津田塾大学2年 石松果林 イベント名称:第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER(略称:マイナビ TGC 2025 S/S)開催日時:2025年3月1日(土) 開場12:00、開演14:00、終演21:00会場:国立代々木競技場 第一体育館公式サイト:https://tgc.girlswalker.com/25ss/

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第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER ~小林由...

2025年3月1日(土)国立代々木競技場 第一体育館にて開催された『第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER』。今回のテーマは「HERE WE GO!」。20周年を迎えるTGCは、未来に向けて新たな一歩を踏み出している。春の訪れとともに迎えたマイナビ TGC 2025 S/Sの多彩な豪華出演者の中から小林由依さんにお話を伺った。 ■TGCについて TGCの魅力のひとつは、多彩なファッションを一堂に見られることだと思います。自分の気に入っているジャンル以外のファッションも知ることができて、学びの場にもなりますね。実際に、ランウェイを歩くモデルさんを見ては、歩き方やお洋服の見せ方などを勉強しています。今回の衣装のポイントは、「フワフワしているところ」です。最近、フリルなどのフワフワしているアイテムをポイントで使う人が増えているので、ぜひランウェイでの着こなしも参考にしてほしいです。フワフワした衣装は動きが出やすいので、今回、ランウェイではいつもより腕を振って歩くことを意識しました。私は、小さい頃からファッションが好きだったので、キラキラした空間で自分もおしゃれできるTGCの空間が大好きですね。TGCに初めて出演した時は、とても緊張していて、うまく歩けず、顔が強張っていたりしましたが、今はお客さんの方を見られる余裕もでき、ランウェイを楽しめるようになりました。 ■お仕事のやりがい 幼い頃から、芸能界には興味がありましたが、高校生になってからその思いが強くなりました。女優を目指す友達が周りにいたことで、私も挑戦したいと思うようになったんです。そして、モデルさんにも憧れがあり、雑誌を見ながらずっと夢を抱いていました。この仕事のやりがいのひとつは、私が着たお洋服を買ってくださる方がいた時です。一方で、TGCのような大きなステージに立つ時は、このお洋服をよく見せなければいけないという責任感も感じます。プレッシャーも感じるお仕事ですが、それを乗り越えた時に、やりきったという達成感を感じ、それらの積み重ねが自信に繋がっていますね。また、ファンの方の温かい声が届いた時は、すごく嬉しく、大きな原動力になっています。 ■大学生へのメッセージ 夢を持つこと自体が素晴らしいことだと思うので、いま夢がある人は、どんな無謀なものであっても、「夢を持っているということ」自体に自信をもち、諦めずに頑張ってほしいです。そして、夢をまだ持っていない人も焦る必要はないです。私自身も、グループを卒業してから、目標を見つけられない時期がありました。だからこそ、夢を持つこと自体、簡単ではないと実感しています。しかし、そこで自分の好きなことを続けることで、目標につながる何かが見えてくると思うんです。自然に何かが見える時が来るので、気負わず、リフレッシュしながら色んなことに挑戦してみてほしいです。 取材者:国際基督教大学2年 丸山実友 イベント名称:第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER(略称:マイナビ TGC 2025 S/S)開催日時:2025年3月1日(土) 開場12:00、開演14:00、終演21:00会場:国立代々木競技場 第一体育館公式サイト:https://tgc.girlswalker.com/25ss/

学生新聞インターン

Terra Drone 株式会社 代表取締役社長 徳重徹

己を知り、挑戦し、空の産業を創出する Terra Drone 株式会社 代表取締役社長 徳重徹(とくしげとおる) ■プロフィール1970年山口県生まれ。九州大学工学部を卒業後、大手損害保険会社に入社し商品企画・営業企画を担当。2000年に米サンダーバード国際経営大学院で経営学修士号(MBA)を取得し、米国でベンチャー企業の支援会社を立ち上げる。帰国後、2010年にTerra Motors株式会社を設立。2016年にTerra Drone株式会社を設立。世界市場で勝てる、日本発のメガベンチャーの創出を志し、創業時から海外展開に力を入れている。 2024年「ドローンサービス企業 世界ランキング」で世界1位に輝いたTerra Drone株式会社。その快挙の裏には、大企業を飛び出し、シリコンバレーで挑戦を重ねてきた徳重氏の熱い信念と経験がある。今の日本社会に警鐘を鳴らしながら、新しい産業と価値を生み出す徳重氏は、どのように社会を見ているのかをお話を伺った。 ■学生時代の経験としてプラスになった、世界旅行と読書 学生時代の経験で、現在に強く影響していると思うのは、世界旅行と読書です。幼少期は、山口県の人口約6000人の村で育ちました。外国人にも一度もあった事がないような環境だったので、世界を広く見てみたいと思い、大学に入ってからは数十カ国を旅しました。また、偉人や経営者の本もたくさん読むようにしていました。本を読むようになったのは、大学受験に失敗したときのこと。そして、本を読むなかで、色々な不幸は皆に降ってくるけれど、最終的に成功するのは物事をプラスに考えている人なのだと気が付きました。しかも、その職業は起業家の人ばかり。彼らはすごく気骨があるので、諦めずにやり続ける精神やその生き方が格好良いと感じて、起業家に憧れるようになりました。そこから、「世界でやる、大きなことをする、人生を楽しむ」という軸が形成されていきました。しかし、就職活動の際は、地元に支店がある大企業に行くように父親から言われ、大手損害保険会社に入社します。毎日が充実していましたし、学びもありました。しかし、入社して5年目の意見交換会で、現場の声が上に届かないことを経営層に直訴しようと伝えると、「私にも妻や子供がいるから立場が悪くなると困る」という発言が相次ぎ、反対されたのです。この周囲の姿勢にショックを受け、退社を決意しました。そこから、念願だったスタートアップの道を歩むべく、「シリコンバレーで起業する」と周囲に宣言して、再出発を試みました。しかし、残念ながらシリコンバレー近郊の大学には進学できませんでした。有言実行できない自分に悔しさを感じつつも、アメリカのThunderbird経営大学のMBAを取得し、その後も「シリコンバレーで仕事したい」という想いを強めていきました。そして、その想いが実り、最終的には、シリコンバレーで起業する夢を叶えました。 ■ベンチャーは産業を創る まだまだ当時の日本では、ベンチャーは人を騙す「山師」という印象が強かったのですが、シリコンバレーでは、すでにベンチャー企業が新しい産業を創るのが当たり前でした。Googleなどのスタートアップが急成長し、イノベーションを起こし、新たな雇用を生み、税収増で国に貢献する。そして、その企業のメンバーがスピンアウトして、また新たな会社を創って同じような流れを作っていく。これはまさに産業の創出そのもので、私が目指していた世界観そのものでした。働いている人たちも、優秀な人ほどクレイジーで、本気で世界を変えてやるという強い意志を持っていました。スタートアップに対する日本のイメージは、大きく違っていましたね。その中で、私が一番最初に始めたのがTerra MotorsというEV の二輪、三輪を扱う会社です。当時から、私が抱いてたテーマは、いかにスケールがある大きなベンチャーを世界で展開するか、新産業において世界で勝てる会社を創るか、でした。松下幸之助が当時高級だった家電製品を日本に普及させたように、「日本社会をよくするためにビジネスをする」というパブリックなマインドは大切にしています。「ベンチャー=ニッチ」ではない。世界市場で大きなビジネスを展開するには、テクノロジーの構造そのものが大きく変わるタイミングをとらえることが重要です。たとえば、インターネットのように新たな巨大産業が立ち上がり、成長局面にあるときにシェアを獲得していくということです。そうした考えのもと、新たに立ち上げたのが、測量・点検・農業におけるドローンなどのハード・ソフトの開発などを手掛けるTerra Droneです。 ■世界No.1の先に見据えるもの ドローンには、大きく分けて、ハード・ソフト・サービスの3つの領域があり、さらに運航管理のプラットフォーム事業があります。ハードについては中国の会社が強いのですが、サービスとプラットフォーム事業に関しては、Terra Droneは世界No.1です。次に目指しているのは、ドローンをインターネットと同じような大きな産業にすることです。ドローンはまだ黎明期なので、私たちが起点となって活性化していきたいですね。今は地上での車の自動運転や宇宙のデータは出てきていますが、低空域の領域は未開拓です。「低空域経済圏」という言葉があるように、その先の未来には、空飛ぶクルマやドローンがどんどん飛ぶような世界観を私たちの手で創っていく。それを日本だけでなく、世界の市場で行っていきたいです。 ■学生へのメッセージ 今の日本には、夢を持つことに消極的です。私が世界を見て感じるのは、日本人はポテンシャルが極めて高いです。しかし、制度が悪かったり、真面目なルールがあって仕方なくやらされていたり、押さえつけられたりするような雰囲気が、ポテンシャルを下げてしまう。これは非常に、もったいないなと感じています。私の高校時代、世界の時価総額トップ20のうち15個が日本の会社でした。今は、トヨタ1社がトップ50番以内に入っているかどうかです。就活ランキングの上の会社に入ったら勝ちというわけではありません。自分が何に好奇心を持ち、どうなりたいかを自己分析した上で、その夢を実現できそうな会社を選ぶことが大切です。今の時代、真に実力をつけていくことも重要ですが、日本にはチャレンジできる場所があまり無い。そういう意味では、叶えたい夢があるならば、スタートアップに行くのは良い選択だと思います。例え誰かに何かを言われようとも、自分を信じてチャレンジをしてください。私も最初からはそうはなれませんでしたが、シリコンバレーで無一文になり毎日マクドナルドを食べる日が続いても、夢を持ち続けられたからこそ、ここまで来ました。若い皆さんも、夢をもち、行動をしてほしいと思います。 学生新聞オンライン2025年4月21日取材 慶應義塾大学4年 松坂侑咲 ■インフォメーション徳重氏の行動と思想を描いたノンフィクション『常識を逸脱せよ。』(山口雅之著)が、6月3日にプレジデント社より刊行されます。https://terra-drone.net/21686 慶應義塾大学4年 松坂侑咲 / 城西国際大学 2 年 渡部優理絵 / 立教大学 4年 須藤覚斗

伊藤凜夏

株式会社TENTIAL 代表取締役CEO 中西裕太郎

健康に前向きな社会を創り、体の不調を理由に挑戦を諦める人がいない世の中にしたい 株式会社TENTIAL 代表取締役CEO 中西裕太郎(なかにしゆうたろう) ■プロフィール埼玉県出身。プロサッカー選手を目指した高校時代に病気で夢を絶たれた経験から、起業に関心を持つ。ベンチャー企業と大手企業などで数々の経験を積み、2018年に株式会社TENTIALを創業し、翌年コンディショニングブランド「TENTIAL」を立ち上げ。人がポテンシャルを発揮するためには健康で前向きな生活が重要と考え、スポーツコンディショニングを社会に還元できる仕組みづくりを目指している。 高校時代に掲げていたのは、「プロサッカー選手になる」という夢。ところが、その夢は病に倒れた高3の夏に絶たれることになる。それでもめげず前へ進み、健康に悩む全ての人を後押しする商品を開発し続けるのが、株式会社TENTIALの中西さんだ。着て寝ることで血行を促進し、疲労回復をサポートするパジャマ・BAKUNE大ヒットまでの苦労をはじめ、彼の原動力と会社で大切にしている理念、そして今後の展望まで幅広く伺った。 高校時代は、本当にサッカーのことしか考えていない毎日を送っていました。プロサッカー選手を目指して夢中になって取り組んでいて、遠征や試合で学校行事にもほとんど参加できず、「自分がどこまで目指せるのか」という挑戦心を持ってひたすら前に進んでいました。いま振り返ると、「もっとサッカーに真剣に取り組めばよかった」という思いもありますが、それと同時に、「サッカー以外の幅広い経験をしておけばよかった」という気持ちもあります。たとえば、自分たちで練習メニューを考えたり、プロの選手をはじめ、さまざまな人と出会って視野を広げたりしていれば、もっと成長できたのではないかと感じています。そんな高校3年生のときに病気を患い、突然サッカーができなくなってしまいました。当時は、自分のアイデンティティやこれまで積み重ねてきたものを失ったような感覚の中でもがき続けていました。でも、サッカー選手になることだけを夢見ていたからこそ、そのタイミングで初めて「これからの人生をどう生きていくか」を真剣に考えるようになったのだと思います。サッカーのない自分の人生を、どうやって輝かせていくか。あの時の経験が、今の自分をつくる大きなきっかけになったと思っています。 ■プログラミングの世界へ羽を広げる 将来を考えていた頃、オバマ大統領の「未来の子供達には、ゲームをするのではなく、作る人になってほしい」という演説に心を打たれ、プログラミングやITの重要性を感じて勉強を始めました。学びを通じて出会った方々とのご縁から、インフラトップ(現・DMM Group)でプログラミング教育事業の立ち上げに参画しました。その後、リクルートキャリア(現・リクルート)に入社し事業開発に携わったことで、ベンチャーと大手、それぞれの良さを実感できました。ベンチャーでは、リスクを恐れず前向きに挑戦し続ける姿勢や、「自分が会社を動かしている」という当事者意識を学んだ一方で、大手企業では、分析や戦略に基づいて行動し、社会全体への価値を考える視点の重要性を体感しました。環境は違っても、「お客様に価値を届ける」という本質は共通していて、仕事に対する視野が大きく広がった経験でした。 ■高校時代の経験を機に起業に踏み出す 病気になって以来、人生を逆算して考える癖がつきました。人よりも残された時間が短いのではないかという思いが頭をよぎったことで、「挑戦しないことがリスクだ」と感じるようになったんです。だからこそ、一日でも早く前に進みたいという思いが強まり、23歳で会社を立ち上げました。それまでに培ってきた経験の濃さもあって、若さへの不安はほとんどなかったように思います。そして何より、自分の中で大切にしてきた想いや目指す方向性は、当時からずっとぶれていません。「TENTIAL(テンシャル)」という会社の名前は、「POTENTIAL(ポテンシャル)」に由来しています。自分自身には、病気で夢を諦めざるを得なかった過去があります。実力で届かなかったのではなく、「挑戦すらできなかった」ことが何より悔しかった。その経験が原点となって、同じように健康上の問題によって挑戦を諦めざるを得ない人を減らしたい、そんな思いを胸に生まれました。 ■身の回りの「あたりまえ」を疑う 楽観的な思考で、あらゆるリスクを想定して計画を立てる。この信念のもと、立ち上げ当初から目指してきたのは、スポーツ選手に限らず、誰もが日常をより健康に過ごせる社会をつくることです。それを実現するために、衣食住といった日常生活の中にある健康に目を向けてきました。最初に開発したのは、インソールです。これは、競技中だけではなく、日常生活のコンディションをサポートするプロダクトとして開発しました。そして、TENTIALの代表的な商品となった疲労回復パジャマ「BAKUNE」は、睡眠に課題を抱えるアスリートが多いという点に着目し、開発を進めました。開発において大事にしてきたのは、仮説を立てることです。あたりまえを問い直し、今日よりも明日、より健康的になれる方法を考え続けています。そして、その仮説を形にし、実際に使ってもらい、改善する。その繰り返しが私たちのスタイルです。今後は、BAKUNEをより多くの方々に届けていくことはもちろん、さらに日常の中にある多様なシーンに目を向け、人々の生活に自然に溶け込む製品やサービスを生み出していくことが目標です。一方で、まだTENTIALという会社を知らない人たちも多くいます。だからこそ、健康に悩む多くの人たちにしっかりと届けるための工夫や発信の仕方も、今後の重要な課題だと考えています。 ■ポテンシャルを信じる仲間に期待する 2025年2月の上場をきっかけに、新たに「だれも奪えないもの。それがポテンシャルだと思う。」というメッセージを発信しました。TENTIALには、この理念のもと、会社の利益を追い求めるだけでなく、本気で人の可能性を引き上げるために健康に前向きな社会を作ろうと挑戦している人たちがたくさんいます。だからこそ、自分に対して可能性やポテンシャルを持って働ける人が増えたらいいと思っています。今の社会は、失敗や目立つことを恐れる人も多いと思いますが、その中でも、自分自身や世の中に可能性を持って挑戦をする人と働けると嬉しいです。 ■大学生へのメッセージ 一人ひとりのポテンシャルは、誰にも奪うことはできません。しかし、自分で自分自身の可能性に蓋をしてしまうことは意外と多いものです。だからこそ、自分の可能性を自分で奪わないでほしいと思っています。誰よりも自分が自分の一番の理解者ですから、周りに期待するだけでなく、自分自身に期待し、自分のポテンシャルを信じて思いきり発揮してほしいです。 学生新聞オンライン2025年4月7日 田園調布雙葉高等学校3年 伊藤凜夏 上智大学4年 吉川みなみ / 東洋大学3年 越山凛乃 / 中央大学1年 加藤眞優花 / 田園調布雙葉高等学校3年 伊藤凜夏

学生新聞インターン

株式会社セブン&アイ・ホールディングス 執行役員 ESG推進本部長 宮地...

持続可能な未来をつくる現場からの挑戦 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 執行役員 ESG推進本部長 宮地信幸(みやぢのぶゆき) ■プロフィール1991年に株式会社CSK(現SCSK)入社。1994年に株式会社セブン-イレブン・ジャパン入社後、株式会社アイワイバンク銀行(現セブン銀行)出向を経て、2006年に株式会社セブン&アイ・ホールディングスへ転籍。広報やCSR統括部、秘書室等を担当し、現在は執行役員 ESG推進本部長として、サステナビリティやガバナンスの責任者を担う。 全国で2万店以上の店舗を展開する株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、環境負荷の低減や地域社会との連携など、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいます。単なる小売業にとどまらず、日々の買い物を通じて社会をより良くしていくという思いを持つ同社のESG推進本部長の宮地信幸氏にその思いを迫った。 ■「現場を知る」ためのキャリア選択 学生時代を振り返ると、学業やアルバイト、1人旅を通じて、非常に充実した時間を過ごせたと実感しています。もともとはジャーナリストになりたくて、上智大学の新聞学科に入学しました。当初は、取材を通じて社会の現実を伝えるアンカーマンのような存在を目指し、ゼミに所属しながらニュース番組の制作にも取り組んでいました。しかし、学びを進める中で、自分が想像していたものとは少し違うと感じるようになり、メディア業界を目指すことを断念しました。当時はまだ「IT」という言葉が一般的ではありませんでしたが、今後の世の中を考えた際、グローバル化、ITシステム、情報といったキーワードが、今後のテーマになると考えました。その中で選んだのが、独立系IT企業であるCSK(現SCSK)です。新聞学科を卒業したので、職種は広報を希望して入りました。しかし、IT業界での広報活動を続ける中で、「現場を知らずに情報を発信すること」に限界を感じ始めました。現場を知ることの大切さを痛感し、広報職にとどまらず、よりリアルな現場で経験を積みたいという思いが強くなりました。そんな折、たまたま転職エージェントから電話がかかってきたことがきっかけで、セブン‐イレブン・ジャパンに出会いました。当時、コンビニエンスストアに特別な関心があったわけではありませんでしたが、セブン‐イレブンの実質的な創業者である鈴木敏文氏の哲学や躍進するセブン‐イレブンについて書かれた書籍を読み、その考え方に共鳴しました。特に、現場からキャリアを積むことができるという企業の方針に強く惹かれました。私は現場を体験した上で情報発信や企業活動に携わりたいと考えていたため、迷わずセブン‐イレブンへの入社を決意しました。最初は店舗勤務からスタートし、レジ操作、品出し、シフト管理、売上分析など、店舗運営の基本を一から学ぶことになりました。お客様との直接のやりとりを通じて、現場でしか得られない知見を蓄積しました。 ■リアル拠点から社会を動かす挑戦 セブン&アイ・ホールディングスの強みの一つは「現場力」にあると考えています。2万店を超えるリアルな拠点を持ち、セブン‐イレブンだけでも、毎日約920人のお客様が1店舗に訪れます。グループ全体では、1日で約2220万人を超えるお客様との接点が生まれています。この圧倒的なスケールを通じて、私たちは施策の結果をダイレクトに感じ取ることができます。例えば、ある商品を改善すれば、すぐに売れ行きやお客様の反応に現れます。さらには、加盟店オーナー様に対しても、売上向上の支援を行うことで、オーナー様自身の笑顔や感謝の言葉を直接受け取ることができます。お客様とオーナー様という二重の「お客様」が存在し、そのどちらに対しても貢献できる。この距離の近さとリアルな反応こそが、流通小売業、特にセブン&アイグループで働く醍醐味だと思っています。私が担当するESG推進の分野では、環境・社会・ガバナンスの3つの観点から、持続可能な社会を目指して取り組みを進めています。環境面では、店舗のCO₂排出量削減や、ペットボトルやプラスチックトレーのリサイクル促進、食品ロス削減に取り組んでいます。また、社会面では、移動販売やデリバリーサービス「7NOW」を通じて、買い物弱者への支援を強化しています。さらに、国内外のサプライチェーンにおける人権侵害の防止、フェアトレード商品の推進など、広範な活動を展開しています。災害時には、セブン‐イレブン記念財団の募金活動を通じて被災地支援にも貢献しており、募金には多くのお客様からのご協力をいただいています。私は、今、2万店舗以上のリアル拠点を持つこの企業だからこそできる、新しい社会貢献の形を模索しています。例えば、店頭で気候変動や生物多様性保護について啓発を行い、お客様一人ひとりの意識を少しずつ変えていく。また、寄付付き商品やエシカル商品を拡充することで、日々の買い物が自然に社会貢献につながる仕組みを作る。AIが進化し、情報が溢れる時代だからこそ、人の心に届くリアルな「世界観」や「哲学」を持った商品・サービスを提供することが、これからの小売業には求められていると感じています。このように、我々は2万店を超えるリアルな接点を持つ企業として、社会課題に向き合い、商品やサービスを通じて「より良い社会」の実現を目指しています。日常的な買い物を通じて社会貢献できる、そんな小さな素晴しさをもっと広げたい。今後も社会や地域と共に、本業を通じた社会課題解決の取り組みを続けていきたいと思っています。単なるモノの売り買いではなく、お客様と共により良い未来をつくっていく。そのために、私はこれからも現場を見つめ、社会課題と真摯に向き合いながら、セブン&アイらしい持続可能な価値提供に取り組んでいきたいですね。 ■大学生へのメッセージ 社会人になると、想像以上に日々が速く過ぎていきます。だからこそ、大学時代にはぜひ自分自身としっかり向き合い、将来何をやりたいのかをよく考えてほしいと思います。家族や友人とも対話を重ね、自分の強みや興味を見つめ直す時間を持ってください。また時間に余裕のある今のうちに、英語力や財務に関する基本知識も身につけておくことをおすすめします。英語は必ずといっていいほど必要になりますし、企業活動には数字の理解が不可欠です。とはいえ、大学時代を思いきり楽しむことが何よりも大切です。学生時代は人生で特別な輝きを持つ時期です。学びも遊びも、すべてを全力で味わってください。その経験は、必ず未来の自分を支える力になります。 学生新聞オンライン2025年4月2日取材 国際基督教大学3年 若生真衣 慶應義塾大学4年  松坂侑咲/城西国際大学2年 渡部優理絵 / 津田塾大学3年 石松果林 / 国際基督教大学3年 若生真衣

コラム

テリー伊藤 コラムVol.52 “しまむら”AIモデル瑠菜ちゃん大人気

ファションセンターしまむらのAIモデル瑠菜の人気が大変な事になっている。AIモデルにもかかわらず、埼玉県警察サイバーセキュリティ広報に就任し、幅広い世代にサイバーセキュリティ対策を啓発している。芸能のジャンルならわかるが、警察からオファーが来るとは!完全に市民権を得たのでは。改めて彼女のプロフィールを見ると、年齢は20歳、両親と姉の4人家族、将来の夢はファッションモデル、特技は可愛い物を見つける事で、趣味は家族にファッションのコーディネートを披露する事となっている。ネットでも「瑠菜ちゃんメチャ可愛い」「魅惑の微笑」「私もこんな風になりたい」と応援の声が。ファンクラブまであるらしい。広告で瑠菜が着た洋服がこれまた売れ行き好調。企画を考えたしまむらも、してやったりなのでは。 有難いことにAIモデルはスキャンダルを起こさない。何処かで男性と遊んで週刊文春の記事になることも無い。ネットで失言して炎上することも無い。今のご時世、生身のアイドルは一歩家を出るとスキャンダルにいつ遭遇するか分からない、まったくもって安心できない世の中。その点瑠菜は会社のイメージを落とす事も無い。 この人気、他の企業も注目している。お酒メーカー、水着や下着メーカー、スポーツウエアー業界などがこの夏の目玉として計画を練っている。80年代~90年代と、競って有望な女性タレントを自社のCMに起用して来たが、時代の流れで女性のセクシーさを狙ったCMには企業も躊躇するようになってきた。しかしAIモデルには女性たちも何故か寛容。 ただし良い事ばかりではない。AIモデルが人間の仕事を奪っている現状がある。先日、長年グラビアアイドルをしている女性に話を聞くと「グラビアだけでは食べて行けず、居酒屋さんでアルバイトしています。生身の人間よりAIが好きな男性が確実に増えていて変なの。」と屈託のない笑顔で答えてくれた。となると、女性AIだけではなく、当然男性AIモデルも大人気になることは間違いない。そうなれば女性陣が生身の男性に見向きもせず、そちらに関心が移るのも時間の問題。かつて韓国ドラマ『冬のソナタ』の主演ペ・ヨンジュンのヨン様ブームの時、日本中の男性が相手にされず一大韓流ドラマブームが起こったことは記憶に新しい。 もしかしたら騒動が再び起きるかもしれない。いや、既にZ世代では生成AI革命は地殻変動のように起きている。こうなったら、しまむらの瑠菜ちゃんを見ている場合ではない。私好みのAIマダムを捜す事にします。何処にいるのかな。 テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

イベント・企業紹介

2025 Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント

大会名称:Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント開催コース:紫カントリークラブ すみれコース千葉県野田市目吹1116,668Yards Par72(36,36)開催期間:3月21日~3月23日賞金総額:10,000万円主催:CCCMKホールディングス株式会社、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社公認:一般社団法人日本女子プロゴルフ協会特別協賛:株式会社三井住友銀行後援:野田市大会URL:https://vpointgolf.com/ 2025年3月21日から3日間にわたり、紫カントリークラブ すみれコース においてVポイント×SMBC レディスゴルフトーナメントが開催されました。出場選手のみなさまにゴルフを始めたきっかけや魅力を伺いました。 22位タイ 金田久美子 ※賞金83万円 まさか自分がゴルフを楽しめるようになるなんて、最初は思ってなかったんです。始めたのは3歳で、きっかけは両親がゴルフ好きだったから。でも、プロになって、仕事としてプレーするようになってから、ようやく「楽しい」って思えるようになりました。ゴルフは全部自分で判断するスポーツです。審判もいないし、いいショットばかりじゃない。いかにミスを減らせるかが勝負だと思っています。今週のVポイントレディスは、難しいコースだけど、とにかく一打一打に集中して、ミスを少なく戦いたいです。学生の皆さんには、嫌なことでも続けてみてと伝えたいですね。私はそうやってここまで来たし、続けることで何か見えることもあると思います! 22位タイ 鈴木愛 ※賞金83万円 ゴルフを始めたきっかけは、妹が宮里藍さんに憧れて「やりたい」と言い出したことでした。私は興味はなかったのですが、父に「一緒にやりなさい」と言われて始めることに。しばらくは楽しいと思えませんでしたが、14歳の時に海外大会に出場して初めてゴルフが楽しいと感じました。違う環境や芝、世界の選手のプレーに触れたことが大きな転機になりました。これまで続けることができたのは、負けず嫌いな性格と「見返したい」という強い気持ちがあったからだと思います。現在ツアー通算20勝。30勝で得られる永久シードを目指し、これからも上を目指して戦い続けていきたいです。 28位タイ 桑木志帆 ※賞金72万円 ゴルフを始めたのは4歳の頃です。父の練習について行ったのがきっかけで、最初から楽しくてずっと続けています。頑張れば結果が目に見えるのがゴルフの魅力で、特にベストスコアを更新できた時はすごく嬉しかったです。ヤード刻みのアプローチ練習や、何時間もパター練習をするなど、地道な積み重ねを大事にしています。今は、観に来てくれる人たちに楽しんでもらえるようなプレーがしたいと思っています。今年のVポイントレディスでは、まずは予選通過、そして優勝を目指して頑張りたいです。学生のみなさんへ、「好きなことを諦めずに頑張れば、きっと夢は叶うと思います。」 37位タイ 中村心 ※賞金513,750円 ゴルフを始めたのは5歳のときです。姉の影響で始めましたが、保育園の卒園アルバムにはすでに「プロゴルファーになりたい」と書いていて、プロになることは小さな頃からの目標でした。東京出身でプロの試合を間近で観る機会も多く、ロープの中で堂々とプレーする姿に自然と憧れを抱いていました。ここまで続けてこられたのは、「絶対にプロになる」という気持ちと、地元の方々のあたたかい応援があったからかなと。今回のVポイントレディスは、私にとってプロとしてのデビュー戦。緊張も大きいですが、ツアーに出場できる喜びをかみしめながら、ひとつひとつのプレーを楽しみたいと思っています。夢を叶えるために、これからもしっかり前を向いて進んでいきたいです。学生のみなさん、一緒に夢を追いかけていきましょう。 ■皆吉愛寿香 ゴルフを始めたきっかけは、10歳の時にお父さんの練習について行ったことでした。ちょうどその時に参加したのが、Vポイントレディスの第1回大会のレッスン会。それをきっかけに「本格的にやってみよう」と思ったのが始まりでした。ゴルフは年齢問わず楽しめるのが魅力で、応援してくれるファンや家族の存在が、今も自分の力になっています。今年はこの大会を含めてステップアップツアーにも出場予定なので、まずは予選通過、そして初優勝を目指して頑張りたいです。学生のみなさんも、夢に向かって一緒に頑張っていきましょう! ■鳥居さくら ゴルフを始めたのは7歳のときで、両親がやっていたのがきっかけです。気づいたら競技にも出ていて…正直、やめようかなって思ったこともあったんですけど、今まで頑張ってきたことが無駄になるのが嫌で、続けてきました。ゴルフは、その日の体調や気温などで難しさが変わるし、頭も使うし、健康にもいいし、すごく面白いスポーツだなって思います。今はナショナルチームに入っていて、海外の試合にも出ているので、いつか世界で活躍できるプロになれるように頑張りたいです。学生のみなさんも夢に向かってそれぞれ頑張っていると思うので、私も一緒に頑張ります!ゴルフ、ちょっとお金かかるけど…始めたら本当に楽しいので、ぜひやってみてください! 学生新聞オンライン2025年3月20日取材 法政大学4年 島田大輝/法政大学3年 佐伯桜優