国際博覧会担当大臣・内閣府特命担当大臣 井上信治

政治家は天職。良い国を作り、多くの人を幸せに

国際博覧会担当大臣・内閣府特命担当大臣 井上信治(いのうえしんじ)

■プロフィール

1969年10月7日生まれ。学習院初等科、開成中学校・高等学校、東京大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学修士課程修了。国土交通省・外務省勤務後、衆議院議員当選。環境副大臣、内閣府副大臣、衆議院内閣委員長、自民党団体総局長、副幹事長、青年局長等を歴任。科学技術、イノベーション、宇宙、健康・医療、消費者及び食品安全、クールジャパン戦略、知的財産等を担当。自由民主党衆議院議員(当選6回)、東京25区(青梅市・昭島市・福生市・羽村市・あきる野市・瑞穂町・日の出町・奥多摩町・檜原村)選出。趣味はお祭り、マラソン、温泉巡り。好きな言葉は「初心忘れるべからず」。

■政治家を目指すきっかけは
良い仲間に出会えたことがきっかけです。中学3年生のころ、友人と一緒になってこれからの日本や世界のこと、自分たちの夢について語り合っていました。皆と話し込んでいるうちに、「一度しかない人生、世の中のためになることをしたい、困っている人を助けたい、多くの方を幸せにしたい!」と思うようになりました。そのとき、良い国を作ればより多くの人が幸せになれると気づき、志高く政治家になろうと思ったのです。大学卒業後は国土交通省に入省しましたが、34歳のときに立候補し、政治家になることができました。中学生時代からの夢がかない、政治家は天職だと思っています。初心を忘れず、一生懸命、良い国を作ろうと頑張っております。

■大臣として仕事のやりがいは
国会議員を17年間続けてきて、一番印象に残っているのは3年間就任した環境副大臣です。当時、私は福島の原発事故、除染問題の担当をしておりました。私はまず地元住民の方との関係を構築することが最優先だと考え、何度も現地へ足を運びました。当初は政治に不信感を持つ方もいましたが、話を聞いているうちに、「あなたが絶えず私たちのところに来て話を聞いてくれるので感謝している」と言って、心を開いてくれるようになりました。この瞬間、人とのつながりこそが「政治の原点」だと再認識しました。2020年9月から国務大臣に就任し、現在は科学技術、宇宙政策、健康医療政策や2025年開催の大阪・関西万博を所管しております。新型コロナウイルス感染症で大変な状況が続きますが、科学技術行政は、いわば未来を切り開く素晴らしい仕事で、夢とロマンのある仕事を任せていただけたと思っております。大臣としての仕事は影響力があり、責任も重く、緊張感もありますが、今の仕事に大変やりがいを感じております。

■大学生へメッセージをお願いします
一生に一度しかない自由で貴重な時間だからこそ、思いっきりいろいろなことをするのが良いと思います。自分のビジョンが明確な人は少なく、悩んでいる人も多いと思いますが、たくさんのことをやるなかで、これが面白い、楽しいと感じるものを、失敗を恐れずにやってほしいです。そして2025年、大阪・関西万博はこれからの未来を見せる万博なので、若い人にぜひ来てほしいと思っています。

学生新聞2021年4月1日号より(日本大学3年 辻内海成)

日本大学3年 辻内海成/明治学院大学3年 小嶋櫻子/津田塾大学3年 北川明日真/津田塾大学3年 川浪亜紀/駒澤大学4年 安齋英希

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