GENIC(ジェニック) 夢を「与えられる側」から「与える側」へ。

GENIC(ジェニック)

■プロフィール

avexのDNAを継承する新ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト=a-genic PROJECT(エイジェニック・プロジェクト)から選ばれた男女7人。
2019年結成。2020年5月に1st Album『GENEX』でメジャーデビュー!
西澤呈 / 小池竜暉 / 宇井優良梨 / 増子敦貴 / 雨宮翔 / 西本茉生 / 金谷鞠杏

日本の音楽シーンをリードしてきたavexから、そのDNAを継承する男女7人組のダンス&ボーカルグループとして誕生したGENIC。異なる経験、武器、バックラウンドを持つ7つの個性が重なり合うことで、どんな化学反応が生まれるのか。そんな彼らの軌跡と最新曲「春うらら」、そして今後の展望について伺った。

■みなさんがこの業界に入ったきっかけを教えて下さい。

西本茉生(リーダー)
歌は物心ついた時から好きで、音楽番組はテレビにかじり付くように観ていました。ダンスを始めたのは、中学生の時に先輩に誘われたのがきっかけ。高校へ上がった時には、友達がダンスオーディションに応募してくれて(笑)。気づいたら今に至っています。

小池竜暉
昔から生粋の音楽好きではありましたが、小学校までの夢は料理人でした。その後、歌に強い興味を持ったのは、親の影響でライブに行くようになってからです。次第に、「今度は自分が歌を通じて、人を感動させる側になりたい」と歌手を目指すようになりました。

西澤呈
物心ついた時から勉強は苦手だけど、マイケル・ジャクソンが好きな子どもでした。彼がステージに登場しただけで、多くの人が惹きつけられていく。その姿を見て、「ステージの力ってすごいんだな」と憧れを持ち、この業界を目指しました。

増子敦貴
僕は小さい頃からサッカーが好きで、高校はサッカー推薦で進学したほどでした。とはいえ、プロになりたいという気持ちもなく、「卒業後は “普通”に働ければいいかな」とすら思っていました。でもある日、いわゆる運試しでオーディションに応募してみたんです。そうしたら、受かってしまって(笑)。それがきっかけで、音楽やダンスを好きになっていきました。

金谷鞠杏
私はもともとCAになりたかったんです。でも小学校6年生の時、好きなモデルさんと一緒に雑誌に載れるという企画を見つけて。一種の縁を感じて応募してみたところ、グランプリを受賞することが出来たんです。これをきっかけに、今度は「ランウェイに出たい!」とモデルを目指すようになりました。しかし、東京へ遊びに来ている時にavexさんからスカウトを受けたことで、夢がダンス&ボーカルへと変わっていきました。

宇井優良梨
ダンスは小学校1年生の頃から習っていて、6年生になったときに、オーディションでavexさんに「ダンス&ボーカルをやらないか」と声をかけてもらいました。歌も幼少期から好きではあったんですが、仕事にしたいとまで思うようになったのは、a-genic PROJECTがきっかけでした。

雨宮翔
ダンスは3歳頃からやっていました。そして、5歳の時には、「将来的にダンサーになりたい」とまで思うようになっていました。きっかけは先輩であるAAAさんのライブを観て憧れを抱いたことです。

■やりがいになっていることはなんですか?

金谷鞠杏
この業界へ入ったのも、誰かに元気や勇気、そして夢を与えられてきたから。今度は自分たちがそれをファンの方へ還元し、心の支えになっていく。これにはとても大きなやりがいを感じています。

西本茉生
やはりファンの方の存在です。ライブでのお客さんの反応や僕らの反応、両方のエネルギーによる相乗効果で創り上げていくものです。そのため、同じセットリストであったとしても、ライブごとに色も変わります。僕らにとってもお客さんはとても大きな存在なんです。

西澤呈
SNSは場所を越えてコミュニケーションがとれるので、ファンの方から頂く様々なメッセージは、どれも嬉しいし、励みになります。

宇井優良梨
特に感動したのは、以前いただいた「GENICになってくれてありがとう」という言葉。この言葉を思い出すたびに「GENICとして活動出来ていることが当たり前ではない」と感謝するようにしています。

■活動していて辛かったことはありますか?

小池竜暉
実は僕らはみんな、過去に別のグループを組み、解散をするという苦い経験を味わってきています。当時はつらいと感じましたが、乗り越えた先にこのメンバーと出会えたからこそ、今になると「苦労も苦労じゃなかった」と思えます。みんな、これまで培ったものを糧に「このステージに立ちたい」か大きな目標の達成に向けて、どんな逆境でも乗り越えてやるという強い気持ちを持っています。

■メンバー同士についてはどう思われていますか?

増子敦貴
運命共同体ですね。ファンの方々との約束を達成しようという強い思いがあるグループです。

西本茉生
最初は、お互いに探り探りなところもありました。でも今となっては、メンバー同士で深い話も腹を割ってする仲です。やっぱり7つも頭があると、意見のぶつけ合いになることは多々あるんですよね。それでも、良いものは良いと素直に認め合い譲り合うことで、最終的には折衷案を見つけ出すことが出来ます。ここ一年半で急速に仲が深まったのも、こうした率直な話し合いのおかげです。あとは鞠杏と翔がたまに喧嘩していますが、それは戯れあいの一種ですね(笑)。

宇井優良梨
男女混合というメンバー構成なので、パフォーマンス上、女子が男子の力強さに合わせていくという難しい点もあります。でも、混合ならではの表現で奥行きを出せる点は、強みですよね。

■新曲の「春うらら」の注目どころを教えて下さい!

小池竜暉
この曲は4月から放映中のアニメ『フルーツバスケット』The Finalのエンディングテーマソングです。
決まった時は嬉しかったですね。作品のテーマである友情や助け合い、その中で生まれる恋愛模様に加えて、自分たちの想いも入れて歌詞を書きました。春らしさを表現した1曲になります。

西澤呈
アニメとリンクして聴いてほしい一方、知らない人でも現在新生活を味わっている方や夢に向かって挑んでいる方にも、強く突き刺さる1曲だと思います。あとは恋愛のモヤモヤを抱えている人が聴くと、心がスッキリするかもしれません。

西本茉生
僕の推しのフレーズはサビや歌い出しの「歩いてきた道、間違いじゃないよ」の一節ですね。

■今後、挑戦してみたいことはありますか?

西本茉生
7月から始まるファーストツアーが目前に迫っています。初ツアーに向けて、今の高まっている気持ちをさらにパワーアップさせ、準備満タンにしていきたいです。

金谷鞠杏
プライベートでは、休日に全員で集まって遊んでみたい! 例えばディズニーランドで思い出作りがしたいですね!

■大学生へのメッセージ

西本茉生
大学生になると今までに比べて自由度が増すため、自制心が試されてくるのかなと思います。遊ぶ時はとことん楽しんで、しっかり勉強する時はする。こうしたメリハリを大切に、楽しい4年間を過ごして頂きたいです。そして、これはグループ名にも込めているのですが、みなさんの日常生活における喜怒哀楽に僕らGENICが少しでも彩りを与え、寄り添っていけたらいいなと思います。なので、良かったらGENICの曲を聞いてみてくださいね!

学生新聞オンライン2021年3月3日取材 津田塾大学 2年 宮田紋子

DIGITAL RELEAS 「春うらら」

TVアニメ「フルーツバスケット」The Finalのエンディングテーマ。
春の訪れにぴったりなミディアムバラードで、「友情」や「これからのスタート」などを歌った前向きな気持ちにさせてくれる内容で、「フルーツバスケット」のキャラクターたちの前進しようとする姿を後押ししているかのような温かさを感じさせる楽曲となっている。
またメンバーの小池竜暉と西澤呈が共作で作詞に参加し、心の揺さぶられる”春”に強く背中を押せる様に、という思いが込められている。

津田塾大学 2年 宮田紋子 / 津田塾大学 1年 佐藤心咲

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