神尾楓珠 人に喜んでもらうため、自分の「楽しい」をとことん追求し、表現する

神尾楓珠 (かみお ふうじゅ)

1999年生まれ。2015年より俳優として活動開始。その後、数々の作品に出演。10月から始まる東海テレビ(フジテレビ系)「顔だけ先生」主演や、12月公開の初主演映画「彼女が好きなものは」、来春公開「20歳のソウル」などの作品も公開が控えている。また、ボートレースやahamoのCMでも活躍中。

■俳優を始めたきっかけを教えてください

中学生の頃にスカウトされたことがあり、「芸能界」という言葉が頭にあったので、高校で「環境を変えたい」と考えたとき、芸能活動を始めました。
当時は演技の難しさを痛感しながらも、学業との両立を行っていました。高校卒業後、仕事一本になったことで、いろいろ吹っ切れて、「頑張るしかない」と仕事に向き合うようになりました。特に、ドラマ「3年A組」で、初めて同年代で一つの作品をつくりあげることになり、その楽しさとともに、負けたくないという熱い思いが芽生え、演技により一層力が入るようになりました。

■演技で心がけていることを教えてください

自分にとって演技は、「自分がどこまでできるか」を試すものです。役によって、表現するポイントが変わるため、その都度自分でイメージし、役づくりをします。特に大切にしているのは「小さな感情の表現」です。目の動きや表情の変化などを意識し、自分にしかできない表現
ができるように頑張っています。
自分の強みは、自然体なところだと思うので、ありのままの自分で人を魅了し、「神尾楓珠が出ているなら見よう」と思われる存在になりたいです。そのために大切なのは、まず自分自身が演技を楽しむことだと思います。それができれば、自然と人の目を引くことのできる存在になれると思っています。

■大学生へのメッセージをお願いします

大人がとやかく言ってきたりすることもあると思いますが、まずは自分のことを考えてほしいです。
自分の人生だからこそ、自分自身がどうしたいか、どうなりたいかを優先して考える。
上手くいかないこともあると思いますが、それでも自分自身を一番に考えることを忘れないでください。

学生新聞2021年10月号 明治学院大学4年 小嶋櫻子

日本大学4年 辻内海成/津田塾大学4年 脇山真悠/明治学院大学4年 小嶋櫻子/津田塾大学4年 川浪亜紀

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