ライバー 勇者べろくん 1日20時間を費やして、ライブに人生を賭ける!

ライバー 勇者べろくん

■プロフィール

1994年生まれ。ライバー歴2年、最高ランクのS帯を継続中。3年間社会人を経験し事務所に所属しないフリーライバーとしてPococha一本での生活をスタート。現在はQQQ事務所を立ち上げ約50人の所属ライバーのサポートをしつつ自身もライバーとして活躍中。

普通の一般人だった男性が、たった2年でトップライバーとして駆け上がっていく。それを実現したのが、ライバーの勇者べろくんです。彼がどのようにしてトップに上り詰め、どんな生活を送っていたのか。また1日20時間ライブに向き合い、見えてきた景色の先にあったものとは。知られざるライバーの実態をご紹介します。

■収入が安定しないまま3ヶ月で無職ライバーに!

ライブ配信との出会いは、コロナで飲み会が潰れ、時間ができたことがキッカケです。初めは友人がリスナーとしてコメントし、私が配信するという話だったんですが、当日友人は現れず、初回から知らない人とお話しすることになりました。ライブで稼げることを知り、とりあえず3ヶ月間やってみることにしました。しかし、学生のバイト代よりも稼げない日々が続きました。それまでは会社とライブを両立させていましたが、「背水の陣で挑まなければ」と思い、会社を辞める決断をしました。「コロナ禍でライブを見る人が増えていたので、やっていける」という謎の自信があったんですね。

■ライバーを極め、サポートする立場へ

仕事を辞めてからの1ヶ月間は、寝る時間以外は1日20時間ライブをしていました。「俺はこれ一本でいくから、ニートの下剋上に付き合ってくれ!」と宣言し、リスナーに本気度合いを伝えました。
基本的には雑談なので流れてくる質問に対して1つずつ丁寧に答えていきます。質問を飛ばさないよう、何時間も画面を見続けていました。お給料がなく、冷凍食品やたばこをプレゼントとしてもらい、家から出ない生活を送っていました。
そして、ライブを始めて4ヶ月目にして、アプリ内の最高ランクに到達しました。そこから少し経ち、自分の経験を活かして何かできないかと考えて、ライバーを支援する事務所を作りました。今では、他人にアドバイスをする立場となりましたが、いまでも配信は1日7時間は継続しています。

■ライブを続けていたら、飲み会を回せるようになった

ライブはやった分だけ何かしらの形で返ってくるので、毎日もう少し頑張ろうと思えます。また、リスナーの層は、年代は中学生から70歳のおばあちゃんまで。職業の幅もとても広いので、ライブをすればするほど自分の価値観が変化していくのも魅力です。

ライブを続けてきて感じた変化は、飲み会で場を回せるようになったこと。反対に、対面だと相手のリアクションがわかるので、自分の言動にみんながどんな反応を示すのかをリサーチする良い機会です。このように、普段の生活の一コマも、ライブ配信に役立てています。今一番の目標は、所属してくれているライバーたちに成功してもらうこと。また成功した人たちには次のステップとしての活躍の場をつくり、所属しているライバーに恩返しをしたいですね。

■大学生へのメッセージ

就職活動をしていくにあたり、やりたいことを見つけて、自分の選択肢を増やしてください。生きていく上で失敗は必ずあります。失敗を恐れては何も始まりません、そんな時に選択肢が多い人は心に余裕があるので目の前のことに全力で挑めます。ここまでやってダメなら仕方がないと思うまで、とことんやってください。

学生新聞オンライン 関東鍼灸専門学校 2年 竹原孔龍

法政大学2年     鈴木悠介 / 日本大学2年  柴野桃七 / 早稲田大学3年   Nang Honey Aung / 明治学院大学4年   小嶋櫻子 / 関東鍼灸専門学校2年    竹原孔龍

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