坂ノ上茜 自分の軸を大切に、好きなことを全力で

女優 坂ノ上茜(さかのうえあかね)
「アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン」で俳優・ルックス部門賞を受賞。
2015年、テレビ東京「ウルトラマンX」のヒロイン・山瀬アスナ役で女優デビューを果たす。
ドラマTBS「チア☆ダン」、月9ドラマ「監察医 朝顔」 、映画「見えない目撃者」、「きみの瞳が問いかけている」などに出演。2022年7月公開の「愛ちゃん物語」にて初主演。バラエティでは、2017年よりTBS系列「王様のブランチ」レポーターを約4年半にわたり担当し、2021年3月に卒業。
現在、BS-TBS「町中華で飲ろうぜ」にレギュラー出演するなど、幅広く活躍している。
2021年には1st写真集「あかねいろ」(光文社)を発売。2022年8月にはデジタル版も配信。
ヒロインとして出演する「BAD CITY」が公開。

事務所のオーディションでの受賞をきっかけに芸能の世界に足を踏み入れた彼女は、「チア⭐︎ダン」「監察医 朝顔」など女優としての活躍はもちろん、「王様のブランチ」のレポーターや「町中華で飲ろうぜ」のレギュラーなどバラエティ番組にも活躍の幅を広げている。そんな彼女のお仕事への取り組み方と今回初挑戦だというアクション映画「BAD CITY」について伺った。

テレビの世界に憧れて
私は熊本県が地元で、小さい頃エンタメに触れる機会といえばほとんどがテレビでした。そんなこともあり、放送されているドラマで曜日を把握するくらいのテレビっ子で、生活の中心がテレビといってもいいくらいでした(笑)。なので、そんな大好きなテレビの世界に入ってみたいという漠然とした夢を持つようになり、13歳のときに現在所属しているアミューズの全国オーディションに母に頼んで応募してもらったことが今のお仕事を始めたきっかけです。ありがたいことに賞をいただくことができ、アミューズに所属することになりました。ただ、高校生までは地元にいて基本的にはいわゆる普通の高校生活を送り、大学進学と同時に上京し本格的にお仕事を始めました。大学では映像メディアなどを学び、お仕事に直結する内容も多かったのでとても楽しかったですし、教授や友達にもとても恵まれていたと思います。それでも、学業とお仕事の両立は簡単ではなく、特に大学4年生の頃は大変でした。「王様のブランチ」のリポーターやドラマと、お仕事が忙しくなってきた頃に、卒論提出や4年生で必須の単位を取らなきゃいけなかったんです。お仕事の移動時間にスマホでwordを開いてレポートを書いていた記憶があります(笑)。友達や教授、事務所など周りの人が助けてくれたり応援してくれたりしたお陰で乗り越えることができました。とてもありがたかったですし、人の温かさに触れることができて嬉しかったです。
このお仕事は、撮ってもらった作品を人に見てもらう仕事なので、やはりそれを見てくれた人から反響が返ってきたときが嬉しいですし、やりがいだと思います。特に、CMや地上波に出演して実家で家族が見てくれて、頑張ってるねと言ってもらえると1番励みになります。また、SNSなどを通してファンの方から感想を頂いたり、新しいCMが始まったときに、自分よりも早く見つけて報告してくれることもあって、とてもありがたいです。

初のアクション映画「BAD CITY」
今回出演させていただく「BAD CITY」は、ある犯罪都市を舞台に、巨大財閥と、巨大財閥に癒着して悪の限りを尽くす韓国マフィアに立ち向かうために、秘密裏に結成された特捜班が奮闘するお話です。私は特捜班の1メンバーで新人の野原という役を演じています。アクション映画なので、もちろん1番の見どころはアクションや乱闘シーンの迫力です。まばたきする暇もないようなシーンの連続で見逃さずに見てほしいのですが、それだけではなく、キャラクターひとりひとりの個性が立っていて、人間模様も熱く描かれているところもぜひ見ていただけたらと思います。野原も最初は新人刑事でポンコツで怒られてばかりですが、あることをきっかけに強くなり成長していく姿を感じられるストーリーです。
私にとって初めてのアクション映画で、錚々たる方々が出ている中、現場でいろいろと教えてもらいながら撮影したので、野原と私自身にも少し似たような部分があったように思います。もともと、デビューの時、特撮の「ウルトラマンX」のヒロインとしてアクションをやったことがあり、アクションって楽しいなという漠然とした思いから、アクション作品に出てみたいと考え、個人でレッスンを受けていました。これから頑張ろうと思っていた矢先、この作品のオーディションがあり、出演させていただけることになりました。気持ちとお仕事が合ういいタイミングでしたし、思ったよりも早くアクション映画に関わることができて嬉しかったです。出演にあたって、週3でアクションレッスンを行いました。監督がスピード感、テンポ感を重視される方で、今まで教わってきたアクションとは違い、アクションにもいろんな型があり奥深いものだと感じました。そんな中、クランクイン2日前の練習中に脱臼してしまったんです。本番では、テーピングしてアクションしたのですが、それがちょっと痛くて大変でしたね。ただ、アクション部の人が痛くないようにとテーピングしてくれたり、主演の小沢仁志さんから声をかけていただいたりと、人に助けられているなと改めて感じることができました。現場は、少し昭和気質というか、「体力・気力・根性」という感じで今のご時世ではなかなかない雰囲気でしたが、経験できてよかったと思います。遊び心がいっぱいで、何よりみんなが映画を愛している素敵な現場でした。

好きを大切に
私は興味があること、やりたいことってたくさんあってもいいと思うんです。そして、そんな好きなことや興味があることはどんどん口に出した方がいいと思います。実際、私はアクションやりたいなと思ってトレーニングを受けて準備をして、そんな思いを口にしていたから今回の作品に縁があったと思いますし、取材でお酒が好きと言っていたから、「町中華で飲ろうぜ」というお酒を飲みながら町中華を紹介する番組に出させていただくきっかけに繋がりました。地元が好きだと言い続けていたら、今ではラジオで地元のお酒を飲みながらトークする番組のパーソナリティーをやらせていただいています。シンプルですが、周りがこの子はあれが好き、あれがやりたいと知ってくれていると声をかけてくれるんですよね。そもそも、このお仕事を始めたきっかけもテレビの中の人になりたいと言っていたことからですし、好きが仕事に繋がっていくのだと実感しています。だからこそ、自分が楽しい・好きと思うことを大事にお仕事しています。
今後もアクションはもっとやりたいです。アクション映画を作る際、候補に自分の名前があがるようになったら嬉しいですね。あとは、やっぱり地元が大好きで定期的に帰りたいので、地元でレギュラーができるといいな(笑)。熊本でももっと自分を知ってもらえるように頑張っていきます。

大学生へのメッセージ
大学生は忙しいかもしれませんが、時間の使い方が自分次第になる時期だと思います。興味があること、好きなことにはチャレンジして極めて欲しいなと思います。同時に、人生の選択肢がたくさんあるからこそ、いろいろなことに悩む期間でもあると思います。でも、悩めるというのは選べるということ。不本意な気持ちじゃなかったら、前向きにアクションを起こしていくとより良い生活になっていくのではないでしょうか。

東洋大学 3年 濱穂乃香

■インフォメーション

新宿ピカデリーにて、1月20日(金)18:30-の回の舞台挨拶に登壇!
登壇(予定):小沢仁志、坂ノ上茜、勝矢、圭叶、山口祥行、
加藤雅也、かたせ梨乃、園村健介監督

映画「BAD CITY」
小沢仁志
坂ノ上茜 勝矢 三元雅芸
中野英雄 小沢和義 永倉大輔
山口祥行 本宮泰風 波岡一喜 TAK∴
壇 蜜 加藤雅也 かたせ梨乃 リリー・フランキー

製作総指揮・脚本:OZAWA × 監督・アクション監督:園村健介
主題歌:クレイジーケンバンド「こわもて」(doublejoy international/UNIVERSAL SIGMA)
制作プロダクション:ソリッドフィーチャー 配給・宣伝:渋谷プロダクション © 2022「BAD CITY」製作委員会
ヘアメイク:塩田勝樹(Sui)
スタイリスト:豊島今日子

2023年1月20日~新宿ピカデリー他にて公開

公式サイト:www.badcity2022.com
Twitter:www.twitter.com/BADCITYMOVIE
Facebook:www.facebook.com/BADCITY2022/

中央大学 3年 矢部有紗 / 東洋大学 3年 濱穂乃香 / 日本女子大学 4年 神田理苑

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