あいみょん 今の自分にしか作れない音楽を表現していきたい
シンガーソングライター あいみょん
■プロフィール
兵庫県西宮市出身のシンガーソングライター。2018年「第69回NHK紅白歌合戦」初出場。
2022年に4thアルバム「瞳へ落ちるよレコード」を発売、地元の阪神甲子園球場にて「AIMYON 弾き語り LIVE2022-サーチライト- in 阪神甲子園球場」を開催。2023年にはNHK 2023年前期 連続テレビ小説「らんまん」主題歌となる14thシングル「愛の花」を6月7日(水)にリリース。
2016年にメジャーデビューを果たしてから数多くのヒットソングを生み出し、史上初の弾き語りワンマンライブも行った。そんなあいみょんさんに、音楽活動を行う上で大切にしていることや作詞・作曲への想いを伺った。
■シンガーソングライターを志した14歳
母方のおばあちゃんが昔歌手になる夢を持っていました。「大家族でこれだけ多くの孫がいるんだったら誰か叶えてくれないかなあ」。おばあちゃんがボソっとつぶやいているのを聞いたときに、「自分が叶えてあげたい!」という意識が芽生えました。父がギターを弾いている姿に影響を受けたこともあって、初めて自分のアコースティックギターを手にしたのが14歳のとき。そこから一気に音楽に対する熱が高まり、すぐに曲作りを始めました。今の事務所に入るきっかけは、おもしろいことにTwitter 経由で声をかけていただきました。悩んで悩んで所属を決めたときに事務所の方に課されたのが「50曲を作る」というノルマでした。
それが試されているって思えて嬉しかったですし、最初半信半疑だった事務所を信頼できるきっかけにもなりました。
■「自分が楽しむ」ことが大前提!
「無理をしないこと」をテーマに掲げて今のお仕事をしているのですが、実際、この活動を仕事とはあんまり思っていなくて、もともと音楽が大好きだから活動させていただいているというスタンスでいます。自分の作りたいものを作って歌うことが基本で、とにかく「楽しい」が一番です。
だからこそ曲作りも今日はできないと思ったらやらないです。嫌いになりたくないので。
それでもCDの制作はなにより楽しいですし、家で一人で作ったアコースティックギターと歌だけの音楽に、バンドの音が入って、ミュージックビデオができて、というふうに形になっていく工程がすごく楽しくて、CDをリリースする瞬間が大好きです。手元にCDが届く瞬間も嬉しくて、つい最近も自分のCDを自分で買いました!
メジャーデビューしてから7年目で、すごく楽しく毎日を送らせてもらってるんですが、年齢によって書く曲が変わっていることも実感しています。それこそ十代の頃の曲は恥ずかしくて聴けないとか。
でも、そうやって今の自分にしか書けない楽曲を書いていきたいと常に思っています。
■NHK連続テレビ小説主題歌「愛の花」について
朝ドラの楽曲を作れるなんて思っていなかったので、びっくりしたし、嬉しかったです。老若男女が見るドラマなので、広く聴いてもらえるといいなと思って作りました!
でも、朝ドラの楽曲だけれど、同時に私のシングル曲でもあるので、ドラマを飛び越えたところでも聴いてほしいという想いもあります。ドラマの主題歌を頼まれて楽曲を書き下ろすということだったので、台本を読みながら作品に寄り添いつつ自分の楽曲であることも意識して曲作りをしました。ちなみに「愛の花」というタイトルは、特定の「愛」とか「花」を指すというよりは、この曲の中の主人公が咲かせる花という大きなイメージを持ってつけました。
■学生へのメッセージ
今の学生はコロナで高校生活の制限を余儀なくされてしまった人たちも多いと思うので、これからの大学生活を目一杯楽しんでほしいです。
学生新聞2023年4月1日発刊号 日本大学3年 石田耕司
この記事へのコメントはありません。