シンガーソングライター  iri 

常にリアルを綴る、多くの人に共感される歌詞づくりとは

シンガーソングライター  iri (いり)

■プロフィール
神奈川県出身。地元のJAZZ BARで弾き語りのライブ活動を始め、2014年ファッション誌NYLON JAPANとSony Musicが開催したオーディションでグランプリを獲得。
デビュー後はNikeのキャンペーンソングを手掛け話題となり、数多くのファッション誌にも登場。また、フランスのフェスや中国でツアーを開催するなど海外でのライブにも出演し、多方面から注目される新進女性アーティスト。

【OFFICIAL SITE】http://iriofficial.com/
【Instagram】https://www.instagram.com/i.gram.iri/
【Twitter】 https://twitter.com/03iritaama
【YouTube】https://www.youtube.com/c/iri_official
【TikTok】https://www.tiktok.com/@iri_official_

唯一無二のスタイルを持ち、デビュー当時から音楽関係者含め、多くの人にその魅力が評価されているiriさん。2023年5月には、6枚目のアルバム「PRIVATE」をリリースし、今夏〜秋にかけて数々の音楽フェスに出演中。11月から開催予定のアコースティックツアー「iri Plugless Tour」のチケットは各地SOLD OUTしている中、来年3月13日(水)の武道館公園も先ほど発表され、勢いの止まらない彼女に、音楽の道を志したきっかけや楽曲制作への想いなど、本音で語っていただいた。

幼少期から、音楽と触れ合う機会の多い人生だったと感じます。テレビをつければ、地上波の音楽番組やMTV、スペースシャワーをよく視聴していましたね。なので当時から音楽への関心は高かったのですが、それが憧れに変わったのは、尊敬するアーティストとの出会いがきっかけでした。私は特に、声が特徴的でソウルフルな歌い方をするアーティストが好きで。例えば日本のアーティストだとAIさん、海外のアーティストだとアリシア・キーズなど。彼女らの曲を聴いて、「自分も歌で多くの人にパワーを届けたい」と強く思い、やがてシンガーを志すようになりました。そして高校生の時、アーティストの曲をカバーすることを始めたのですが、途中でなんだか飽きてしまって。そんな時、友人に誘われて訪れた先が、シンガーソングライター・七尾旅人さんのライブでした。彼は今でも尊敬するアーティストの1人なのですが、ギターを弾きながら、言葉を紡ぐように歌う姿を観て、心から感動をして、「私も誰かの言葉を借りず、自分の言葉で作品を作りたい」と思うようになりました。振り返ると、この瞬間がシンガーソングライターへの目覚めだったと思います。

■人生の分岐点となったオーディション参加

その後、現在に至る大きなきっかけとなったのが、オーディションへの参加でした。雑誌「NYLON JAPAN」と「Sony Music」の合同オーディションで、グランプリ受賞者にはなんとニューヨーク留学が特典としてあったんです。アメリカにタダで行けるなんて、最高じゃないですか(笑)。すぐにエントリーしましたね。そしてオーディションの結果、グランプリを受賞することができました。
ニューヨーク留学では、自身のルーツであるブラックミュージックに触れるなど、本当に刺激的で価値の高い経験ができました。正直このオーディションで上手くいかなかったら、もう音楽の道を諦めようと思っていたんです。なので、この時が人生の分岐点だったかもしれません。あとは学生の頃から、ずっと応援し続けてくれた両親には感謝していますね。何度失敗しても挫けずにやってこられたのは、確実に周りの存在が大きかったと思います。

■楽曲制作の根幹は「iriらしさ」

今の仕事には色んな楽しさがあって、本当に語り尽くせません。シンプルに好きなことをやっているから楽しい、というのは大前提ありますけどね。ただ、正直なところ自分の好きなことだけやっていても受け手に伝わらないこともあります。自分の表現したいもの、そして世間のニーズとのバランスはいつも難しく、調整に苦戦することもしばしば。
でもその中で大事にしていることは、自分に嘘はつかないこと。例えば歌詞を作るとき、私は自身の実体験でしか詞を書けないんですね。例えると、日記を書いているような感覚なんです。日々の悩みや気持ちの変化、または最近見つけた小さな幸せなど、背伸びしない等身大の自分を歌詞にしています。だからこそ、楽曲制作ではたくさんの人に聴いてもらえる作品、だけどその中でも自分らしさを絶対になくさないことを常に意識しているんです。どれだけキャリアが長くなって、どんなに曲数が増えても、「やっぱりiriらしいね」と思ってもらえるのが1番嬉しいと思います。
また楽曲制作もライブも、シンガーソングライターの仕事は決して1人で成り立つものではありません。もちろん最終的に評価されるのは私自身ですが、仲間がいるからこそ、1人でやっているという感覚はあまりなくて。特にライブ中は、バンドメンバーとのセッション的な楽しさ、そしてお客さんと作り上げる一体感の楽しさなど、どれも私1人では実現が難しいことばかり。だからこそ、喜びや楽しさが伝播して、その気持ちを関わる人全員で共有できることが本当にやりがいです。

■6thアルバム「PRIVATE」について

今回のアルバムではかなりフラットに、今の心境を綴ってみました。特に人間関係や価値観の変化など、赤裸々に表現されていると思います。タイトルの通り、本当にプライベートなことを日記感覚で書いているので、ぜひ歌詞にも着目して聴いてほしいです。また新たな挑戦としては、海外アーティストとの初コラボ作品があります。収録曲の「Go back」は、数年前から注目していたトラックメイカーのedbl(エドブラック)、そして私のサポートメンバーでもあり、かねてから交流のあったギタリストの磯貝一樹さんと共同制作させていただきました。海外アーティストの方との楽曲制作は目標の一つだったので、今回夢が叶って嬉しかったです。コロナ禍で海外へ行くことがなかなか難しかったのですが、今後は国外のトレンドもより多くインプットして、もっと面白い作品を作っていきたいですね。

■音楽だから、できること

私にとって音楽とは、1番素直になれるもの・場所です。私自身、根が明るい人間ではないし、人と喋ることにも苦手意識があります。けれど、音楽を通してなら普段言えないことも言えたりするんです。だからこそ、私の作る音楽は嘘偽りのない、リアルの詰まった作品なんだと思います。今後も内側から溢れ出る本音を伝えることで、より多くの人に共感してもらえる作品を作っていきたいです。そして忘れてはいけないのが、健康です。どれだけ気持ちが熱くなっても、健康でいないと何もできなくなってしまいます。学生の皆さんも、無理をしすぎず健康第一で、頑張ってくださいね。

学生新聞オンライン2023年3月30日取材 慶應義塾大学3年  伊東美優

iri 6th Album「PRIVATE」発売中!!

各配信サイト一覧:https://jvcmusic.lnk.to/PRIVATE

『iri LIVE at 武道館』 開催決定!
日時:2024年3月13日(水) 開場18:00 / 開演19:00
会場:日本武道館
特設サイト:https://www.iriofficial.com/budokan/

<チケット>
前売:全席指定 8,000円(税込)

◆オフィシャルメンバーズサイト「Wavy Club」先行
受付期間:9/22(金)19:00〜10/1(日)23:59
https://iri-fc.com/

◆オフィシャル一次先行
受付期間:10/10(火)12:00〜10/22(日)23:59
https://eplus.jp/iri/

◆一般発売
2024年1⽉13⽇(土)10:00~

【注意事項】
・電子チケットのみのお取り扱いとなります
・枚数制限一人4枚
・チケット分配可能 
・営利目的の転売禁止
・未就学児入場不可  

主催:ソニー・ミュージックアーティスツ / クリエイティブマンプロダクション
企画:ソニー・ミュージックアーティスツ
後援:ビクターエンタテインメント カラフルレコーズ

問合せ:クリエイティブマン:03-3499-6669(月・水・金 12時~16時)

中央大学1年 前田蓮峰 / 明治大学4年 山本真人  /  慶應義塾大学3年 伊東美優

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。