テリー伊藤 コラムVol.18 今年のジャイアンツは!
日本のプロ野球、いよいよ春季キャンプに突入!各球団がそれぞれのキャンプ地で4月の開幕、10月の優勝、を目標に連日熱い練習を行っている。ファンにとってこの時期が一番楽しい季節かもしれない。勝ち負けの心配をする必要がないからだ。聞こえてくるマスコミ報道から、好きな球団の今シーズンのポジティブ戦力分析をすれば良い。私はもちろんジャイアンツに注目。去年はクライマックス・シリーズにも残れず、残念の4位。原監督も辞めて落ち込んでいたが、年が明けて阿部新監督のもと、気を引き締めて応援することに。
ドラフト1位で獲得した西舘勇陽投手(中大)が相当良いらしい。YouTubeを見ると、素早いクイックから投じる球の速いこと。衝撃の速さだ。(クイックボールとは投手が投球動作を小さく素早くすることで盗塁を防ぐ投法)おそらく今のプロ野球で1番ではないか。更に凄いのは、ダルビッシュ有(パドレス)や山本由伸(ドジャース)張りの強力カッターを投げることだ。(カッターとは、直球と大きく変わらないスピードで打者の手元で小さく、鋭く変化するのが特徴)新人離れした西舘投手のピッチングを見て、最年長の長野外野手もゲージの後ろで驚きの表情をしていた。公式戦では先発で行ってもらいたいが、守護神大勢が打ち込まれた時は西舘の抑えも考えられる。去年は12球団ワーストの防御率、救援陣の再建が急務だ。阪神から補強したケラーと馬場の二選手にも大いに期待。
打撃陣は、右翼のレギュラー候補にメジャー通算178本塁打のルーグネット・オドーア(パドレス)が加入したが、昨シーズンの打率が2割少しなので、コントロールの良い日本の投手の球に翻弄されるかも。早くもチームのリーダー的な存在になっている2年目の門脇選手には期待したい。去年まで打撃コーチを担当していたデーブ大久保に先日話を聞いたところ「巨人の主力選手、岡本、坂本は学生時代にキャプテン経験がないのでマイペース。その点門脇は高校、大学とキャプテンをやっていて、団体行動の中で率先して練習している。」と高く評価していた。負けが続く時もある。その時こそ門脇が必要になってくる。秋広は昨シーズン後半失速したが2割7分3厘。10本塁打、41打点は立派な数字。今季は25本塁打は行ける。それにはミスの多かった外野の守備力をもっと付けないと。。。いけない!シーズン始まっていないのに早くもジャイアンツを心配している。
テリー伊藤(演出家)
1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。
2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。
テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。
その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。
著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。
演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。
YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」
LALALA USAでコラム連載中
https://lalalausa.com/archives/category/column/terry
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