女子プロレスラー 天麗皇希

天を舞うアメジストバタフライ
自分のもっているものが活きる世界へ「キャリアアップ」

女子プロレスラー 天麗皇希(あまれいこうき)

■プロフィール 
2024年5月後楽園ホールでプロレスデビューする。キャリアで上回る相手に苦戦するも最後はアメジスト・バタフライ(コーナー最上段からの旋回式ボディプレス)で白星デビューを飾った。旗揚げ以降負け無しを続け、8月には青野未来の持つマリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座に挑戦したが、スタイルズクラッシュの前に屈し王座獲得ならず。しかし、11月にはプロレスリング・ノアの「GHC女子王座」の初代王者となり異例の快進撃を続ける。

■どんな学生時代を過ごしていましたか?

中学の時から音楽をやっていて、高校生の時は軽音部でエレキギターを弾いていました。高校卒業後に半年だけ音楽の専門学校に通っていました。専門学校をやめた後はアルバイトをしながら友達とチームを組んでダンスのパフォーマンスをしていました。
 

■プロレスをはじめたきっかけは?

ダンスチームを組んでいたメンバーの一人にアイドルグループに誘われて、少しだけアイドル活動をした中でたまたま舞台を観に行く機会があり、舞台に興味を持ち役者を始めました。そこで出会った方に、舞台の中でプロレスをやる企画に誘っていただきました。もともとアクションがやりたかったこともあり、その舞台に出演することを決めました。
その時に初めてプロレスというものを知りました。最初はあくまで役者としてプロレスをやっていたのですが、キャリアアップとしてプロレスラーになろうと思いました。
役者のときは自分の体の大きさが周りと比べると浮いているように思えてしまうこともあったのですが、プロレスラーは体が大きい方が有利になることや自分の体の特徴を受け入れてくれるものだと感じました。プロレスラーなら一つ上のステージに進めると思い、半年前にプロレスラーになりました。
 

■プロレスの魅力とは

私はもともと舞台やドラマの非日常感や気持ちが動く瞬間が好きなのですが、プロレスを見たときにも同じような感覚がありました。それに加えてプロレスは、人間味がより強く感じられる、舞台とは違うベクトルの感動があることが魅力だと思います。
試合では、小さい選手が大きい選手を倒すこともあるので、そのときのスカッとする瞬間もプロレスならではの大きな魅力です。
 

■1月3日の大会の意気込み

プロレスラーになって約半年の11月にGHCのシングルベルトを獲りました。ちょっと試合が特殊な形だったので賛否あったんですけど、私もまだまだプロレスラーとして全然未熟だし、このベルトと一緒にどんどん大きくなりたいです。誰もが納得のチャンピオンになりたいと思っています。
1月3日はかつてタッグを組んでいた後藤智香との防衛戦が決まっていて、もちろん負ける気はないけど、チャンピオンとして初めてのビッグマッチで会場も地元太田区なので勝敗以外も負けてられないなと思います。
 

■大学生へのメッセージ

学生の時は悩むことが多いと思います。例えば、周りの大人や友達にいろいろ言われることがあるかもしれません。もしその意見に悩んでいる人がいたら、それはひとつの意見ではあるけど正解かは分からないし、正解だとしても他にも正解はあるかもしれない。だから一回受け取って、横に置いておいていいと思います。悩むことがあっても自分を信じて自分を大事にしてほしいです。むしゃくしゃしたときは私たちがプロレスで戦っている姿を見てすっきりしてもらえたらいいなと思います。1月3日は大田区総合体育館で待っています。

学生新聞オンライン2024年12月4日取材 青山学院大学1年 桑山葵

MARIGOLD FIRST DREAM2025 〜初夢〜

2025年1月3日(金)14時30分 試合開始
大田区総合体育館

VIPシート(特典付): 50,000円
Sシート(特典付): 30,000円
Aシート(特典付): 15,000円
1階スタンド席: 8,000円
2階Aシート: 6,000円
2階Bシート: 5,000円
2階自由席: 3,000円

青山学院大学1年 桑山葵/城西国際大学1年 渡部優理絵

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。