俳優・タレント・ミュージシャン ソニン

自分の表現が、人の人生を変えるきっかけになるように。

俳優・タレント・ミュージシャン ソニン

■プロフィール
2000年に歌手としてデビュー。2003年のドラマ出演を機に俳優としても活動。主な出演舞台にミュージカル『SIX』、『キンキーブーツ』、『マリー・アントワネット』、『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』等。「第41回菊田一夫演劇賞」演劇賞、「第26回読売演劇大賞」優秀女優賞を受賞。近年は『放課後カルテ』(NTV)、『放送局占拠』『大病院占拠』『新空港占拠』(NTV)、『となりのチカラ』(EX)など映像作品にも出演。

ユニット解散、ソロデューなど、かつては「波瀾万丈のソニン」と呼ばれたように、数々の出来事に経験してきたソニンさん。しかし、その苦難を乗り越え、俳優、タレント、ミュージシャンとしてマルチに活動を行っている。芸歴25周年を記念して、自身がフルプロデュースをして開催する『Sonim’s 25th Anniversary Live「Beautiful Mission」』のエピソードも交えながら、その芸能人生について伺いました。

中学生の時、進路に悩んでいました。それまではパティシエを志望していたのですが、あまりにもお菓子作りが好きだったので、仕事にしたら嫌いになってしまうのではないかという不安を抱いていたのです。
その悩みから脱却し、進むべき道を見つけるきっかけとなったのは、当時大ファンだった、SPEEDのコンサートでした。自分と同じ年齢の女の子たちが、大きな会場で端から端まで走りながらパフォーマンスしている姿がとても輝いていて、私にはとても衝撃的な光景でした。自分の知らない世界で生きている女の子たちがいるのだと知って、私もステージ側に立って、今自分自身が感じているような感動を与えられる存在になりたいと思ったのです。
コンサートから帰宅してすぐに、「私、歌手になるって決めました。その時はどうぞよろしくお願いします。」と、SPEEDさん宛のファンレターに書いて送りましたね。

■アイドル、ドラマ、そしてミュージカルへ

高校2年生の時に受けたオーディションの2次審査で、アイドルとして、芸能界デビューを果たしました。その当時は全く、お芝居に関わることのない世界だと思っていたのです。ですが、活動の中で、「ドラマをやりませんか?」とお声がけいただいたことで、お芝居の仕事をスタートしました。その後、連ドラや映画に出演して、演技をする事の面白さにも目覚めた頃、舞台のお話をいただきました。舞台は映像作品とは違い、本番が始まると止まらないので、幾度も稽古をして、役を染み込ませます。役を生きる感覚を体験して、演劇の虜になりました。その後、ミュージカルのオーディションを受けて、更に私の世界が変わりました。初ミュージカルを観てくれた知人からも「ミュージカルが合っているのでは?」と声をかけられるようになり、自身でも「自分の生きる場所」という感覚を実感し、演劇に自分の命を捧げて、全てを注ごうと、決心しました。

■自分もそうしてもらったように、表現で他人の人生を変えたい

様々な仕事に挑戦してきましたが、この25年間、一貫して「観てくださる方の人生に影響を与えたい」と考えています。自分もSPEEDのコンサートを見た時に、人生が大きく変わりました。それと同じように、舞台やコンサート、テレビなどのどのような舞台においても、自分の表現でその人の人生を変えるきっかけを与えたいです。実際、舞台でお芝居をする際には、幕が閉じた後、観客の方々が「もう私、立てません!」と言って座り込んでしまうような衝撃や気づき、感動などを抱いてほしい。そんな風に、舞台を観てくださった方に、必ず何かを持って帰ってもらいたいと思いながら日々ステージの上に立っています。それが、私にとって、表現をし続ける意味だからです。
ただ、相反することではありますが、人の感情を邪魔する存在ではありたくないとも思います。昨今誹謗中傷が問題となっているように、例えば、「ソニンを見ていると気が滅入る」なんて言われると、この仕事を辞めてしまいたいと考えてしまいますね。様々な場に立って発言する立場にいる以上、誰かの中で、気に入らないという気持ちが生まれるのは仕方のないことですが、人に害を与えることなく、勇気を与えられるような存在を目指しています。

■芸歴25周年記念ライブ『Sonim’s25th Anniversary Live「Beautiful Mission」』

この25年を振り返ってみたとき、ほぼ休養期間なしに仕事をこなせていたのはなぜなのだろうかという疑問が浮かびました。本当だったら引退してもおかしくないような挫折や事件も、沢山あったはずです。それでも、大変なことが起きるたびに、沢山の人に助けられ、生き残るチャンスを何度もいただいてきました。このように、何かしらに後押しをしてもらっていたのはどうしてなのか。それは、表現をする者として走り続けることを、神様から「使命」として与えられていたからなのではないかと考えています。自分の使命を果たすため、これまで生きてきた25年間を象徴するものとして、このライブを「Beautiful Mission」と名付けました。
この「Beautiful Mission」は、構成や照明なども含めた演出を全て自分で手がけています。一般的なライブ会場のような離れた会場ではなく、観客席とステージが一体化した会場をお借りしていて、お芝居もできる環境です。その特性を活かして、お芝居を交えたライブにしたいです。なおかつ、観ているお客さんが物語の一部になるような構成、演出を考えています。私の25年間があるのはファンの皆さんのおかげでもあるので、ぜひそれを感じてもらいたいのです。もしかした私が隣にきてお客さんを巻き込むこともあるかもしれない。その時には、恥ずかしがらずに、「ラッキー!」と思って舞台に参加していただけると嬉しいです。

■大学生へのメッセージ 

皆さんご自身の夢を持って、大学や就職先を選んでいると思います。でも、夢というのは変化するものなので、この先ずっと変わっていきます。夢に向かってがむしゃらに挑んだとき、例えそれがうまくいかなかったとしても、それは新たな形で素敵な夢へと変化を遂げます。だから、仮に何かの障害に出会っても、絶対にめげないで、その夢の新たな形を探し続けてください。もし、その夢を諦めたくないのなら、周りになんて言われようと気が済むまで挑戦し続けてください。失敗をしても、やり直しは効きます。怖がらずに挑戦を続けて、可能性を止めないでください。自分の可能性を無限大だと信じている人より強い存在はありません。無限大の可能性を秘めているという確信を抱いて、夢に向かってがむしゃらに生きてください。

学生新聞オンライン2025年10月2日取材 お茶の水女子大学1年 家田有彩

■インフォメーション
『Sonim’s Anniversary Live「Beautiful Mission」』

2025年12月13日(土) 開催
開演:①15:00開演/②19:00開演 の2公演を予定
会場:BAROOM(〒107-0062東京都港区南青山6-10-12)
企画・製作・主催:アミューズ
共催:株式会社フェイス
構成・演出:ソニン
出演者:ソニン
バンド演奏:立川智也(ベース)、梶原健生(ギター)、イズミタニ マコト(ドラム) 、Frederic Viennot(ピアノ) 


お茶の水女子大学1年 家田有彩/武蔵野大学3年 吉松明優奈

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