第83期名人戦 七番勝負 第1局(藤井聡太名人 対 永瀬拓矢九段)前夜祭

2025年4月9日(水)・10日(木)、ホテル椿山荘東京にて、第83期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟主催)第一局が開催されるにあたり、前日前夜祭が行われた。
対戦前の藤井さん、永瀬さんの意気込みを伺った。

藤井聡太名人 永瀬拓矢九段

■永瀬拓矢九段 (ながせ たくや)

対局の舞台となる椿山荘様には何度か伺わせていただいておりまして、第73期名人戦第一局では羽生先生と行方先生の対局を一日検討して勉強していました。感想戦は対局室で拝見させていただいたので対局室に入るのは二度目ですが、今回は勉強ではなく対局者として挑みますので重さが違うなと思っています。名人戦は、歴史・重み・伝統があります。藤井名人とは3月まで王将戦で教えていただいておりまして、2日制でしか経験出来ない経験をたくさんすることが出来ました。名人戦は棋界最長9時間という、初めて経験する持ち時間となります。一局でも多く指せればと思います。

■藤井聡太名人(ふじい そうた)

椿山荘に来て、いよいよ名人戦が始まるのだなということを実感しております。永瀬九段とは1月から3月まで王将戦の方でも対戦をしていて、色々勉強になる経験が出来たと感じています。今回の名人戦ではその経験を生かしたいと思っています。また、持ち時間が公式の中で最も長い9時間での対局になりますので一手一手をより深く考えて、シリーズを通して面白い将棋を指していけるように全力を尽くしたいと思います。

学生新聞オンライン2025年4月8日取材 東洋大学3年 越山凛乃

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