モデル・タレント 花音 

座右の銘は「自分を信じて努力を惜しまない」

モデル・タレント 花音 (かのん)

■プロフィール
中学2年生までロサンゼルスで育ち2013年に日本に移住。
TOKYO GIRLS AUDITON 2015モデル部門で準グランプリを獲得し、NYLONレギュラーモデルとして活動開始。その後、NHK Eテレ「Rの法則」R’s7期生として出演し、CX「めざましテレビ」のイマドキガールを務める。AbemaTV「恋愛ドラマな恋がしたい2」、NHKラジオ「小学生の基礎英語」のメインパーソナリティ、ELLEgirl UNIレギュラーモデルを務めるなど、幅広く活動中。

カンテレ・フジテレビ4月より放送中のドラマ『MADDER(マダー) その事件、ワタシが犯人です』。同作の主人公のクラスメイトで絶対音感を持つ藝大志望の小野優伽役を演じる花音さん。そんな活躍が期待される彼女に、今作のドラマの役づくりや見どころに加えて、新たに始まった日本テレビ『ZIP!』の新レポーターとして加入した意気込みを伺った。

元々、私は芸能界には興味を持っていたんです。以前、竹下通りでスカウトされたこともあったのですが、中々勇気がでませんでした。でも、商業施設で今所属している事務所のavexにスカウトされたときは、お母さんが背中を押してくれたこともあり、事務所に入ることになりました。
本格的に活動を始めたのは、高校生の頃。授業後にレッスンに通っていたのですが、一緒にレッスンを受けているメンバーのオーラにビックリしました。「同い年なのにこんなにキラキラしているなんて……!」と自分との違いに驚きました。周りのメンバーから刺激を受けたおかげで、今があるのかなと思います。

■大変さの中にあるやりがい

このお仕事のやりがいのひとつは、テレビに出られることです。それがとても嬉しいです。私の祖父の世代の人は、テレビをよく観るんですよね。だから、祖父は私がテレビに出ていると、その写真を撮ってくれたりするんです。今後も、祖父にテレビを通じて、自分の姿を届けていきたいなと思います。
これまではモデルのお仕事もたくさん機会をいただきましたが、今後、新たに力を入れたいのは、女優のお仕事です。モデルは自分ありきで服を見せる。女優は自分ありきで役を生きる。両者には、そういった違いがあるのかなと考えています。AbemaTV『恋愛ドラマな恋がしたい』への出演を契機に、ますます本格的に女優業に進みたいなと感じています。
女優業の魅力は、とにかくおもしろいこと。ほかの人の人生を演じることはやりがいがあるし、役作りもとても楽しいです。私の場合は、最初にセリフを覚えて、実際に話してみて、自分の役を作っていきます。正解がないので考えれば考えるほどわからなくなることもあり、準備も大変ですが、そんな部分にもやりがいを感じます。

初の連続ドラマ出演決定『MADDER(マダー)その事件、私が犯人です』について

出演が決まった時、以前からの夢だったレギュラーでのドラマ出演だったのでとても嬉しかったです。去年、私の舞台を見に来てくれた、キャスティングの方に声をかけていただいたのですが、その話を聞いたとき、「今まで頑張ってきたことが少し実って来たかも」と感じました。
私が演じる小野優伽は、勉強よりも芸術が好きなタイプ。そういう所も自分と共通していると思います。また、彼女はピアノを弾いている時に感情を出すので、ピアノを弾きながら演技をしないといけません。10年ぶりにピアノを弾いたので、ほぼ0からのスタートで、練習が大変でした。やっと弾けるようになってきても、一音でも間違えると「あー」とがっくりしてしまうことも多かったです。そんな中でも、「この役を届けたい」「観ている人の心を動かしたい」という気持ちで、向き合ってきました。
撮影中は同世代の方々と撮影やプライベートの話など沢山しました。また、同世代の方々が奮闘している姿を見て、「自分も頑張らないと」と影響もうけましたね。
作品の見どころのひとつは、犯人捜しです。ミステリーなので誰が犯人なのか考察しながら楽しんでください。あと、コメディ要素もありますし、個人的には私のピアノシーンに是非注目してほしいです。

4月から始まった日本テレビ「ZIP!ファミリー」への意気込み

この4月から「ZIP!」のレポーターになりました。特集コーナーを担当する予定です。レポーターになれると聞いた時、朝の時間をみなさんと一緒に過ごす事ができると思い、すごく嬉しかったです。美味しいごはんも食べられるので、不安より、「どんな撮影になるのかな」といったワクワク感が大きいです。最近はどうやって食べ物のレポートをみなさんに届けられるかをよく考えますね。いろんなことを勉強して、みなさんへわかりやすく詳細を伝えられるように頑張ります! そして、私の姿を見て、「今日も一日頑張ろう」と思ってくださる方がいたら嬉しいです。

■自分を信じて努力を惜しまない

今後の夢は、英語を使った役に挑戦することです。海外でも観られる作品に日本人として出演したいです。そして、日本と海外の架け橋となり、海外の人に日本を知ってもらうきっかけになりたいです。
また、舞台にも出演したいです。去年、チャレンジして、自分なりの成長を感じたし、周りの方からたくさんのことを吸収もできました。ちょっととがっている役が多いので、これを極めて、悪役も演じてみたいです。
私がこのお仕事を続けていられるのは、周りの皆さんの支えがあるからです。15歳から活動しているのですが、スタッフさんや家族のサポートがなければ難しかったと思います。このお仕事は家族から反対された経験がある方の話を聞くこともありますが、私の場合は「芸能に向いているよ!」と家族が後押ししてくれたことが大きかったです。支えてくれている人がいるからこそ、くじけたり、落ち込んだりしていられないなと、いつも気持ちが高まります。
そして、私は幼い頃から大事にしていている英語の座右の銘があります。
それは、「Believe in yourself and spare no effort」。これは、「自分を信じて努力を惜しまない」ということです。これからもこの言葉を胸に突き進んでいきます。

■大学生へのメッセージ

私も、以前は大学に通っていました。サークルなどには入っていなかったのですが、大学でできた友達と授業を受けたり遊びにいったりするのがとても楽しかったです。そんな当たり前の毎日を大事にしていました。大学生の段階では、「将来どうしよう」と不安に思っている人も多いと思います。でも、失敗しても、結果がよくなくても、その時頑張った過程はあとからついてくるもの。くじけずに大学生活を楽しんでください。

学生新聞オンライン2025年3月25日取材 昭和女子大学1年 阿部瑠璃香

『MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です』

2025年4月10日(木)スタート
カンテレ :毎週木曜24時15分-24時45分
フジテレビ:毎週木曜26時15分-26時45分
※放送時間は変更になる可能性があります

【配信】カンテレ1話放送直後からFODにて1週間の先行配信

大妻中野高等学校 3年 加藤眞優花/昭和女子大学 1年 阿部瑠璃香/城西国際大学 1年 渡部優理絵/東洋大学 2年 越山凛乃

カメラマン 伽賀隆吾

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