株式会社フジテレビジョン コーポレート本部アナウンス局 アナウンス部 上垣皓太朗

会話は相手との共同作業で楽しく行うもの

株式会社フジテレビジョン コーポレート本部アナウンス局 アナウンス部 上垣皓太朗(うえがきこうたろう)

■プロフィール
2024年4月フジテレビ入社。『めざましテレビ』、『めざましどようび』のキャスターを務めるなど、情報番組を中心に担当。4月16日(木)からは、MCを務める新音楽番組『STAR』(毎週木19:00~20:00)がスタート。

■アナウンサーの仕事の魅力を教えてください

幼い頃から音読が好きだった私は、「自分の声で話す」という行為を仕事として続けられることに喜びを感じています。特にお天気キャスターの仕事にはやりがいを感じており、空を通じて視聴者とつながっているような感覚があり、誰かの役に立っているかもしれないという思いがあります。
アナウンサーの仕事を通じて、これまで興味がなかった分野にも目を向けるようになり、関心の幅が広がっていく楽しさを実感しています。

■伝わる話し方の秘訣をお聞かせください

アナウンサーの仕事は、一回一回のオンエアで状況が変わります。その中で最後に頼れるのは、積み重ねてきたアナウンス技術や感じ取る力、表現力といった「自分自身の力」です。これらの技術を磨くために、放送後に行う反省の時間を大切にしています。他者からの評価も重要ですが、自分自身が納得できたかどうかの自己評価を丁寧に行うことが、技術向上の原動力となっています。
表現力に関しては、同じものを見ていても、人それぞれ注目するポイントが異なるため、「自分がどう見たか」という視点を言葉にする訓練が大切だと考えています。言葉のストックがあることで、多様な人々とのコミュニケーションが円滑になるだけでなく、自分の感情を柔軟に受け止める力にもつながります。
また、話題選びにおいては、「子どもの頃に好きだったもの」が最も生き生きと話せるテーマだと思います。伝える内容に迷ったときは、この原体験を起点に考えると自然に言葉があふれてきます。自分が本当に伝えたいという情熱を持ち、好きなことについて熱心に語る姿は、聞き手にとっても非常に魅力的で、その思いがまっすぐに伝わります。
一方的に熱く語るだけでなく、自分の意見を50パーセントにとどめ、残りをあえて余白として残すことも伝える際には重要です。その余白があることで、相手が自分の言葉に寄り添い、共感してくれます。会話は一人で行うものではなく、相手との共同作業で楽しく盛り上げていくものだという意識が大切です。人は誰しも弱さを持っており、それをお互いにケアしながら生きていく社会であってほしいと願っています。

■学生へのメッセージ

大学生は時間があると言われますが、実際は意外と忙しいかもしれません。しかし、「今ここを生きる」という気持ちで、充実した時間を後悔なく過ごしてほしいと思います。

学生新聞2026年4月号 東京都立大学3年 坂倉彩月

津田塾大学3年 山下さくら/昭和女子大学2年 阿部瑠璃香/津田塾大学3年 石松果林/上智大学4年 吉川みなみ/ N高等学校3年 服部将昌/青山学院大学2年 米田麗美/東洋大学4年 太田楓華/東京都立大学3年 坂倉彩月/高校3年 伊藤凜夏/早稲田大学2年 中澤京平

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