俳優 福本莉子

後悔しないように、今この瞬間を楽しむことが大切

俳優 福本莉子(ふくもとりこ)

◆プロフィール
2000年11月25日生まれ、大阪府出身。2016年開催の第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリと集英社賞(セブンティーン賞)を併せて受賞し、芸能界入。『今夜、世界からこの恋が消えても』(2022)で第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。『隣のステラ』(2025)などに出演。

◆大切にしている考え方、生活信条は何ですか

私は負の感情に引きずられないように意識しています。後悔して落ち込む瞬間は誰にでもありますが、振り返ってみると「あのときああなって良かった」と思えることも少なくなく、必要以上に落ち込まないように気をつけています。
また、私は毎晩寝る前に、その日にあった“良いこと”を3つノートに書くようにしています。人は案外、日々の出来事を忘れてしまうものですが、ノートを読み返すと、毎日きちんと過ごしてきたことを思い出せるからです。

◆映画『時給三〇〇円の死神』の見どころをお聞かせください

『時給三〇〇円の死神』は、映像がとてもきれいです。雨粒が止まるシーンなど、実写でありながらアニメのような繊細さがあり、思わず見入ってしまいます。死をテーマにした作品ですが、佐倉くんと花森さんの掛け合いは可愛らしく、重さの中に温かさがある物語です。幅広い世代の方に楽しんでいただける作品になっていると思います。また、2人が懸命に生き、さまざまな死者と向き合い成長していく姿には、私自身も勇気をもらいました。

◆学生へのメッセージをお願いします

最近は「後悔のないように今を生きる」ことの難しさを強く感じています。会いたい人に会う、食べたいものを食べるといった“今やりたいこと”は、今この瞬間にしかできません。「まだ早い」「もう遅い」と言い訳をしたりせず、まず一歩を踏み出してほしいです。挑戦すること自体がきっと未来の自分を支えてくれます。

学生新聞2026年10月号 東京都立大学4年 坂倉彩月

■取材を終えて 
一つひとつの質問に丁寧に向き合ってくださり、作品への深い思いが伝わってきました。特に「今を大切に生きる」という言葉が心に残りました。
この作品は死を扱うからこそ、生きることの尊さや日常の幸せに目を向ける大切さを改めて考えるきっかけとなりました。
(法政大学2年 森川葵)

映画『時給三〇〇円の死神』

2026年10月2日(金)公開
出演:西畑大吾 福本莉子 ほか
原作:藤まる「時給三○○円の死神」 (双葉文庫)
監督:酒井麻衣『劇場版 美しい彼~eternal~』
製作幹事・配給:ギャガ/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2026藤まる/双葉社・「時給三〇〇円の死神」製作委員会
https://gaga.ne.jp/jikyu-300movie/

東京都立大学4年 坂倉彩月/法政大学2年 森川葵/城西国際大学3年 渡部優理絵

撮影:下田航輔

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