俳優 伊藤健太郎

どれだけ華やかな世界に見せられるか。
みんなの笑顔やコメントが力になる

俳優 伊藤健太郎 (いとうけんたろう)

■プロフィール
1997年6月30日生まれ、東京都出身。モデル活動を経て、ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(CX/4)で俳優デビュー。以降、多くの話題作に出演。映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』では第47回日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を受賞。

◆俳優を目指したきっかけを教えてください

知り合いの紹介でモデルに挑戦したことがきっかけでした。最初はあまり乗り気ではなかったのですが、周りも喜んでくれるので俳優にも挑戦するようになりました。高校生のときはオーディションを受ける一方で、応援団団長も務めていました。仕事との両立は大変でしたが、みんなに支えてもらいながら乗り切りました。

◆お仕事の魅力を教えてください

俳優という職業は、華やかに見せてなんぼの世界です。辛いことがあっても、カメラの前では笑顔で立たなければなりません。だからこそ、「目の前のことを楽しむ」ことを大切にしています。「楽しそうにお芝居しているな」と感じてもらえる俳優になりたいし、作品を通して少しでも誰かの人生の糧になれるなら嬉しいですね。この仕事の魅力は常に新しい発見や刺激があることです。いろいろな役を演じさせていただく中で、こんな解釈があるんだと、自分では気付けなかった考え方に出会えます。公開中の映画『静かなるドン2』は、アクションに力を入れたので、前作よりもパワーアップしたアクションシーンに仕上がりました。現場でディスカッションを繰り返しながら撮影したことは貴重な経験でしたし、チーム一丸となって作品に向き合えたと思います。

◆学生へのメッセージをお願いします

社会に出るといろいろな人がいます。時には理不尽なこと、嫌なことを言われると思います。そんなときに自分の核となるものを一つ持っておくと気にならなくなります。挑戦を恐れず、ひたむきに前に進んでいってほしいです。

■取材を終えて
作品に真摯に向き合っていて、自分の中でも必ず振り返るようにしているというお話がとても印象的でした。華やかに見せるという苦労と目の前のことを「何事も楽しむ!」という姿勢が、伊藤さんの魅力の秘訣なのだと感じました。

学生新聞2024年10月号 立教大学4年 緒方成菜

映画『静かなるドン2

伊藤健太郎 筧美和子 深水元基 本宮泰風 三宅弘城 坪倉由幸 筒井真理子

監督:鳴瀬聖人

総合監修・脚本:山口健人

総合プロデュース:本宮泰風

前編:9月13日(金)/後編:9月27日(金)が劇場公開中。

Ⓒ新田たつお・実業之日本社/映画「静かなるドン2」製作委員会

國學院大學2年 寺西詩音/立教大学4年 緒方成菜/国際基督教大学2年 若生真衣

撮影:下田航輔

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