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Archive for 運営スタッフ

学生新聞インターン

一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ 代表理事 全日空商事株式会社 ...

世界最高峰に向けて 地域とともに創るバレーの未来 一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ 代表理事 全日空商事株式会社 顧問 國分裕之(くにぶひろゆき) ■プロフィール「人財育成」と「バレーボール」が自分のキャリアの二本柱となっています。バレーボールは、選手→コーチ→監督→リーグ・協会役員と幅広く経験しています。この二つの柱を太くするために好奇心→実践を大切にし、できる限り多種多様な経験をすることに努めています。他のスポーツの観戦、各種コンサート、歌舞伎、美術館、博物館にも積極的に足を運んでいます。 「ハイキュー!!」やパリオリンピック、アイドル的選手たちの活躍により、近年人気の高まっているバレーボール。そんなバレーボールに50年以上にわたって関わり続け、現在は一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ代表理事として活躍するのが、國分裕之さんです。世界最高峰のリーグ創りに心血を注ぐ、國分さんにお話を伺いました。 ■バレーボールと今の仕事への出会い バレーボールとの出会いは、小学5年生の頃に体育の先生に誘われたことがきっかけでした。中学校に進んでも、バレーボール部があったので活動を続けました。中学2年生の時のミュンヘンオリンピックで、男子チームが優勝したときは興奮しましたね。大学時代も選手としてプレーしたり、高校でコーチをやったりして、ずっとバレーとの関わりを持ち続けました。その後、大学時代のゼミの影響でANAへ入社した後も、配属となった羽田空港には全国大会に出るレベルのバレーボール部があったので、所属して、週3回くらいは練習をしていました。途中で監督も経験させていただきましたが、その後、選手としては55歳の時に引退しました。 ■リーグ拡大のため意識したのは「良いことの拡大」 代表理事になってから意識したことは、いかにして57あるチームと、そのチームの所属する3つのリーグをまとめるか、です。世界ランキングでは、男子4位、女子6位とポテンシャルはあるものの、VリーグはJリーグに2周、Bリーグに1周遅れていると言われるぐらい発展途上のリーグです。観客数についても、川合俊一さんたちの頃は4000人~5000人くらいだったものの、現在は2000人ほどと低迷しています。世界最高峰のリーグになるためには、この数字を徐々に引き上げていきたいと考えています。チーム・組織を作るうえで工夫したのは、チームの意思統一・理念の浸透に特に意識を配ることです。チームの意思統一については、「良いところを生かして悪いところには多少目をつむる・試合ごとの目的意識を必ず一致させること」を徹底してチーム作りを行いました。人にはそれぞれ良いところとそうでないところがあり、6人の組織的なスポーツだからこそ、補い合うことで一人ひとりを生かせるのがバレーの良さでもあります。同様に、6人いればチームの中で意思が合致しないこともあります。そこで、試合ごとやシーズンごとなど期間を区切って、みんなの考え方の軸となる目的意識をそろえることで、チーム一丸となって試合に臨むことが可能になるのです。大切なのは、根本的な行動基準になる理念の浸透です。それには、大きく3つのステップがあります。始めに、「共感」してもらうこと。理念を創るときも、共感してもらうことを前提に考え、心から共感してもらえることが必要不可欠です。次に、「理解」してもらうこと。何を意味しているのか、本来の目的は何なのか、どんな背景があるのか。これを理解してもらったうえで、最後のステップ、「自分のアクション」につなげてもらう。この3つによって初めて理念がそれぞれのものに落とし込まれていくのです。このことは会社組織においても同じです。 ■働くことで見えてきた“働く”上で大切なこと 自分の人生について考え決定していく「キャリアパス」について感じたことがあります。キャリアパスは「偶然だ」と言われることも多いのですが、自分で描くのも楽しいし、一方で、与えられたことを突き詰めて100%でやっていくと、「偶然」が「必然」になっていくこともあります。色々なキャリアパスややりたいことがあるかもしれませんが、まずは与えられた仕事、目の前の仕事に一生懸命取り組んでいくこと。それによって開ける道や世界があります。 ■Vリーグを世界最高峰のリーグに育てるのが目標 2030年までに、Vリーグを世界最高峰のリーグにすることが目標です。男子はイタリア・ポーランド、女子はトルコに匹敵するようなレベルに引き上げるのが理想的です。しかし、東北や中国・四国地方には、まだまだリーグ参加クラブがないところも多く、高校や実業団が強い県も、母体企業がないとVリーグクラブができにくいのが実情です。そのため、良い意味で、地域と密着し、クラブ化していくことを視野に入れています。その好例が、岡山シーガールズでしょうか。母体企業はないものの、地域の皆さんに支えられることで、クラブは存続しています。こうして、地域の皆さんに愛され、支えていただけるチームを創りたいと思っています。最近は髙橋藍選手の日本への帰国の効果もあって、バレー熱が一層高まっており、春の高校バレーのチケットも益々取りにくくなってきています。これを契機に、バレーを取り巻く流れが変わってくれるのではないかと感じています。 ■学生へのメッセージ お金と時間を投資して、直接一流に触れる経験をしてみてほしいと思います。特に現代は、スマートフォンやPCといったデバイスで簡単に情報を得ることができますが、あくまでそれはバーチャルな情報です。「リアル」に触れることが大切なのです。例えば、京都には60分5000円で日本の8つくらいの伝統芸能を学ぶことのできるパッケージがあります。美術館や博物館へ行ったり、ファンクラブに入ったりして見ることもその一つです。一流に触れないと一流になることはできません。ぜひ満遍なく色々な分野の、たくさんの一流に「リアル」で触れてみることを強くお勧めします。 高崎経済大学4年 髙橋邑弥 京都芸術大学1年 猪本玲菜 / 上智大学3年 網江ひなた / 武蔵野大学4年 西山流生 /國學院大學2年 寺西詩音 / 高崎経済大学4年 髙橋邑弥

イベント・企業紹介

第三十七期竜王戦七番勝負 第一局前夜祭

第37期竜王戦七番勝負の第1局が5日から東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で行われるのを前に、セルリアンタワー東急ホテルで4日、前夜祭が開かれた。前夜祭の様子を取材させていただいた。 ◆読売新聞東京本社 代表取締役社長 村岡彰敏 今年は日本将棋連盟100周年、読売新聞も創刊150周年という節目の年に当たります。連盟100周年の記念式典で羽生善治会長がご挨拶され、「新聞などの活字文化が隆盛する中で将棋連盟もその流れに乗って発展をし、組織として大きく進むことが出来た。」と言及をされました。まさに将棋界と新聞社が手を携えてきた軌跡であります。 今期の七番勝負、藤井竜王は4連覇を懸けた防衛戦、佐々木八段は初のタイトル挑戦です。この二人には因縁があり、デビュー29連勝中だった藤井竜王の連勝を止めたのが佐々木八段でした。日本中の注目を集めたその一局、実はこの竜王戦の決勝トーナメント2回戦でした。あれから7年、ついに両者が将棋界の頂点を懸けて戦います。必ずや歴史に残る七番勝負を繰り広げてくれることでしょう。皆さんと共に期待したいと思います。 ◆日本将棋連盟 会長 羽生善治  この竜王戦というのは棋士、女流棋士、アマチュア棋士、多くの将棋のプロたちが最高峰のタイトル戦を争う棋戦です。この竜王戦は盛り立てるために様々なことをしていただいているのですが、その中の一つとして毎回ポスターを作成しています。今回のポスターのタイトルは「竜王に挑む勇気」。挑戦者の佐々木さんの名前である“勇気”と絶対王者の藤井さんに挑戦する“勇気”をかけたフレーズがすごく良いなと思っています。この最高の舞台でお二人とも勇気を振り絞った素晴らしい勝負を見せていただけるのではないかと期待しております。また、お二人とも『角換わり』という今の将棋の最先端の形を得意とされる棋士です。現代将棋の最先端の新しい手が数多く生み出されるのではないかとも思っています。 ◆渋谷区副区長 松澤香  今回、将棋界の頂点とされる竜王戦の第一局目が渋谷で開催されること、大変意義深く思っています。藤井聡太竜王はこれまで次々と最年少記録を塗り替え、昨年は史上初の八冠制覇を成し遂げられました。今回も4連覇の懸かった竜王位王位戦で、鮮やかな戦いを見せていただけることを楽しみにしております。対する佐々木勇気八段は、過去に藤井聡太竜王の公式戦30連勝を阻止されたことで有名です。今回、初のタイトル戦と伺っておりますが、ぜひ挑んでいただければと思います。そして、将棋連盟が創立100周年を迎え、新しい将棋会館が千駄ヶ谷駅前でお披露目されました。引き続き将棋の歴史を一緒に作っていけることを大変うれしく思っております。 ◆野村ホールディングス株式会社 副会長 寺口智之  将棋連盟創立100周年を迎えた、将棋界の歴史的な節目において最高峰の舞台である竜王戦に関わらせていたいてますことに心から感謝申し上げます。今期は野村ホールディングスもファンの皆様と共に竜王戦を応援する思いから、お二人にファンの方々からの質問に答えていただくインタビュー動画と対局前後に応援メッセージや感想を募集する二つの企画を実施しました。皆様と一緒に竜王戦をさらに盛り上げていきたいと思います。インタビュー動画の中で藤井竜王は印象に残っている対局として、棋士になる前に将棋まつりで佐々木八段と対戦した公開対局に触れられていました。藤井竜王のデビュー前からすでに始まっていたお二人の対戦ですが、いよいよ将棋界の頂点である竜王を懸けた戦いが始まります。どんな名局が繰り広げられるのかワクワクしております。 ◆[挑戦者] 佐々木勇気 八段 挑戦が決まってから本日まであっという間に今日を迎えたなという感じがします。自分自身も少しでも強くなれるように過ごしてきたつもりです。竜王戦は9時に開始、昼食休憩も12時半からということで普段の対局とは違います。9時に盤に向かうようにするなど普段の生活も竜王戦モードにしていました。藤井竜王は、棋譜を見ているだけでは分からない強さ、盤を挟んでみないと分からない強さがあります。出来るだけ終盤まで良い勝負で戦いたいなと思っています。 先ほど見分をしまして能楽堂という神聖な舞台、立派な将棋盤の前に座り気持ちが引き締まりました。藤井竜王と持ち時間8時間、2日制の対局が出来ることを非常にうれしく思っています。明日から最善を尽くしたいと思います。 ◆[保持者] 藤井聡太 竜王 佐々木八段は、特に攻めの鋭さが一番の特徴だと思います。しかし、今期の竜王戦の決勝トーナメントを見ていると攻めの鋭さに加え、受けの手厚さや粘り強さもあり、すごく充実した将棋を指されている印象です。自分自身、竜王戦に向けて特別なことはそれほどしていないのですが、今年の9月は対局が続いた時期もあったので、その中で体調やコンディションを崩さないように意識しながら竜王戦に向けて準備をして過ごしてきました。 セルリアンタワーに来ていよいよ竜王戦が開幕するのだということを実感しています。佐々木八段と持ち時間8時間、2日制の対局をするのは初めてになりますので私自身も緊張感と同時に楽しみな気持ちです。一手一手深く考えて、お互いの読みがぶつかり合うような充実した面白い将棋を指していけるよう全力を尽くしたいと思います。 学生新聞オンライン2024年10月4日取材 東洋大学2年 越山凛乃

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R&Bバンド HALLEY

HALLEYのサウンドを、世界中に届けたい 左から(Gt.)登山晴とやまはる 早稲田大学基幹理工学部、(Drs.)清水直人しみずなおと 国際基督教大学教養学部、(key.)西山心にしやましん 早稲田大学教育学部、(Ba.)高橋継たかはしけい早稲田大学国際教養学部、(Vo.)張太賢ちゃんてひょん 上智大学総合グローバル学部 HALLEY(ハレー) ■プロフィール張太賢(チャンテヒョン/Vo.)、登山晴(トヤマハル/Gt.)、西山心(ニシヤマシン/key)、高橋継(タカハシケイ/Ba.)、清水直人(シミズナオト/Drs.)、東京を拠点に活動している5人組R&Bバンド。2021年5月、早稲田大学ブラックミュージックサークル「theNaleio」での出会いをきっかけに結成。Jazz,R&B,Soul,Gospel,Funkなどの影響を強く受け、ポップスでありながらもブラックミュージックの文脈を感じさせる音像が特徴。 現役大学生5人によるR&Bバンド・HALLEY。現在、期待の新星バンドとして、日本のみならず各国から期待されている。そんなHALLEYのメンバー、張太賢さん(Vo.)、登山晴さん(Gt.)、西山心さん(keys)、高橋継さん(Ba.)、清水直人さん(Drs.)に話を伺った。 ■HALLEYを結成するまで、どのように過ごされていたのか? 登山晴:私は、香港で生まれ、中学3年生まで香港で過ごしていました。13歳の時に、父にギターを買ってもらい、音楽に触れるようになりましたね。とても楽しくて、ギターを学ぶために音楽大学に進むことも視野にいれましたが、他とは異なる形で音楽に関わりたいと思い、早稲田大学の表現工学科という学科に興味を持ちました。そして、その学科に入ることを目標に、早稲田大学の附属高校に受験し、入学を機に来日しました。無事に入学できた後は、フォークソング部に入り、音楽に熱中していました。UKロックのカバーやセッションなど様々なジャンルの音楽に触れていたと感じます。 高橋継:父が牧師だった影響もあり、幼少期から教会に通っていました。クリスチャンとして上辺の知識はありましたが、自分のアイデンティティの確立のためにもキリスト教について深く学びたいと思っていました。その後、早稲田大学の国際教養学部に入学し、キリスト教哲学だけではなく、ギリシャやインド思想など様々な哲学を学びました。その中で「自分は自分のままで良い」と思えるようになったように思います。また、教会で過ごすなか、幼少期の頃から、ゴスペルやヒルソングをよく聴いていました。当時の生活は、いまの自分の音楽性にも影響を与えていて、いまでも一番好きな音楽はゴスペルですね。そして、HALLEYメンバーと出会い、活動していく中でも、ブラックミュージックが好きであることを再確認しました。 ■なぜこのメンバーで、“HALLEY”というバンドを結成したのか 張太賢:私たちは、早稲田大学のブラックミュージックサークルである「TheNaleio」の新歓セッション会で出会いました。このサークルには、“セッションでバンドを組むことができないと、入部することができない”という掟があります。私たちは、各々異なる思いや境遇を抱えて、その場にいました。ですが、同学年だったことをはじめ、様々な理由が重なって、現メンバーでセッションを組むことになりました。そして、このときのセッションがきっかけとなって、HALLEYを結成しました。偶然と奇跡が重なって生まれましたが、ある意味運命だったのかなと思いますね。 西山心:音楽の趣味や熱量が似ていたこともバンドを組もうと思った理由の1つだと思います。その共通意識を強く感じたのは、吉祥寺のワープライブですね。サークル内のバンドではありましたは、学外でライブを行いたいとメンバー同士で話していました。ですが、外でライブを行うためには自分達の曲が必要なので、当然、自分達で楽曲を制作しなくてはなりませんでした。音楽制作をしていく中で、全員で自分達の音楽に真摯に向き合っていたと思います。そうした中で、口にはしないものの、自分達の熱量や趣味が似ていることをお互いに実感できたことで、バンドとしてやっていく希望がみえたのかなと思います。 清水直人:バンドを結成した直後、てひょんの留学を理由に私たちの活動は停止することになります。結成したばかりのバンドでボーカルが不在になるというのは、大きな決断が必要でした。しかし、出会って3ヶ月ほどしか経っていませんでしたが、その時にはバンドとしての結束感がすでに生まれていて。“解散”を意識することは全くありませんでしたし、4人になっても音楽活動を止めることはしませんでした。 ■ファーストアルバム『FromDuskTillDawn』への想い 張太賢:私が留学に行ってから一年後、活動を再開しました。再びメンバー全員で集まってからはとてもスピード感があり、一夏で5.6曲を制作するほどの速さでしたね。留学前に作った曲を含めて、自分達の音楽を世に残したいという思いから、アルバム制作を決意しました。 清水直人:アルバム制作にあたって、試練がたくさんありました。全く経験のなかった私たちにとって、作った曲を音源化することがとても大変でした。ただ、1年以上の間、メンバー全員で音楽に向き合い、自分達の理想を追求し続ける過程の中で、自分達自身もとても成長したと感じます。 登山晴:『FromDuskTillDawn』は、私達にとって初めてのアルバムです。有名なバンドは1作目がよい場合が多いと感じるので、このときは「ヒットするアルバム」を作るよりも、「HALLEYを好きな人たちが聴いた時に、“良い“と感じてもらえるようなアルバム」を作りたいと感じていました。振り返ってみると大変なこともありましたが、私たちHALLEYにとって、”原点“となるような良いアルバムをつくることができたと思っています。 ■“バンド”という形態で音楽をすることの魅力とは 高橋継:HALLEYで活動をし始めて、自分のやりたいことが変化したように感じています。以前までは、スタジオミュージシャンとして、アーティストのサポートを行いたいと思っていました。ですが、活動していく中で、自分達が思う良い音楽を追求したいと思うようになりました。自分の理想を突き詰める楽しさに気付いたことが、理由なのかもしれません。そういった意味でも、バンドという形態は、自分の理想の音楽を追求しやすい環境なので、自分に合っていると感じています。メンバーと音楽をする中で、大変なことやうまくいかないことももちろんありますが、それを超える楽しさや達成感があると強く確信しています。 ■今後の展望 清水直人:各々異なったルーツをもつメンバーが集まって生まれた多国籍バンドであるからこそ、日本にとどまらず、アジア中にHALLEYのサウンドを響かせたいです。日本で生まれたバンドではありますが、ターゲットは日本だけではないと思っています。テキサスで行われた『2024SXSWMusicFestival』に参加したように、いろいろな場所で“HALLEY”という名を馳せていきたいです。 高橋継:また、11月末から東名阪でワンマンツアーを行うことが決定しています。新曲2曲も演奏する予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。 ■大学生へのメッセージ 西山心:大学生という期間には、たくさんのことを経験できる機会があると思います。その機会を大切に自分の好きなことを見つけてみてください。 清水直人:大学は可能性を広げる場所であるはずなのに、自分の可能性を狭めてしまっている学生が多くいると思います。大学という場所だからこそできる人との出会いや体験を大切に、自分が持つ可能性を広げていってほしいですね。 高橋継:大学生という間には、自分の可能性やパーソナリティーを考えながら、自分の人生についての決断をする場面があると思います。そういう場面で合っても、やり残しがないと言い切ることができるくらい、後悔しない選択をしてほしいです。 登山晴:大学は勉強するだけの場所ではないと思います。バンドの活動をする中で、「好きなことをやっていていいね」と言われることがあるのですが、私自身は、その言葉に違和感を抱いています。大学生の中には、好きなことややりたいことが見つかっていない人も多くいると思います。ですが、きっと“楽しい”と感じることは誰しもが持っていると思います。大学は、その楽しいと感じることを沢山体験できる場所であってほしいですね。 張太賢:やりたいけれど、難しいと感じることに対して、積極的に挑戦してほしいと思っています。自分自身をかっこいいと思えることや幸せを感じることができることに挑戦してほしい。自分を誇れるように。何事にも手を抜かず、頑張ってほしいと思っています。 学生新聞オンライン(学生新聞2024年10月1日号 すごい!大学生)国際基督教大学2年 渡邊和花 ■リリース情報2ヶ月連続デジタルシングルのリリースが決定第一弾は10/2に「Chicken Crisp」リリース HALLEY 『Chiken Crisp』Release Date:2024.10.02 (Wed.)Tracklist:1. Chiken Crisp ■ツアー情報 2度目となる国内ツアー開催決定!大阪、名古屋、東京の3箇所。ツアーファイナルは東京 Shibuya WWWにて! HALLEY 2nd One-Man Tour 「CUVICLE」日時:11月23日(土)会場:大阪・Pangea時間:OPEN 17:00 / START 17:30 日時:11月24日(日)会場:名古屋・Live&Lounge Vio時間:OPEN 17:00 / START 17:30 日時:12月5日(木)会場:東京・渋谷WWW時間:OPEN 18:15 /...

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松坂桃李 過去にとらわれ過ぎず、常に〝ネクストワン〞

俳優 松坂桃李(まつざか とおり) ■プロフィール2008年、男性ファッション誌『FINEBOYS』の専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、モデルとしてデビュー。2009年10月、テレビ朝日系特撮『侍戦隊シンケンジャー』で俳優デビュー。2018年『孤狼の血』シリーズで第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめ、各映画賞を受賞。現在、映画『スオミの話をしよう』が公開中。来年1月24日に時代劇映画『雪の花-ともに在りて-』の公開を控えている。 デビュー以来、話題作に出演し続けている松坂桃李さん。さわやかな見た目や謙虚な姿勢とは裏腹に、主要映画賞を数々受賞されているその演技力と存在感は、見るものを圧倒させる迫力がある。そんな松坂さんに、俳優になろうとしたきっかけや仕事に対する向き合い方、大切にしている考え方や日々心掛けていることなど、真摯にお話いただいた。 ■芝居を続ける覚悟を決めた大学時代 学生時代、将来の夢やなりたいものはありませんでした。この仕事を始めたきっかけは、大学2年生のときに応募した雑誌、『FINE BOYS』のモデルオーディションです。当時は、ノリや応援してくれた友人たちの勢いに身を任せて行動しただけで、将来のことを深く意識していなかったように思います。運よくグランプリを頂いてモデルデビューしましたが、活動は月2回と少なかったので、正直に言うとアルバイト感覚でした。ところが、グランプリ特典として所属していた事務所に勧められて『侍戦隊シンケンジャー』のオーディションを受けたら、合格してしまったのです。演技経験も知識も一切ない状態で挑んだので、本当に運がよかったなと思います(笑)。 撮影が始まってから大学に通う頻度が減ってしまい、一旦は休学という形を取りました。俳優業と向き合う中でお芝居の楽しさを知り、この仕事でやっていきたいという決意が固まりました。大学中退を親に伝えたときはかなり反対されましたが、迷いはありませんでした。何か一つのことを長く続けるという覚悟を持ったのは、このときが初めてだったように思います。この撮影は、今では考えられないような叱咤激励をされる厳しい現場でした。自分を奮い立たせたいときには、いつもこの現場を思い返すくらい大切な経験です。もう一つ、この仕事に魅力を感じたきっかけとして印象的な作品が『僕たちは世界を変えることができない。』という映画です。カンボジアで現地の子どもたちと行った撮影は衝撃的でしたし、初の海外ロケということもあって多くのことを学びました。役を演じる中で、世界を知ることができました。この映画への出演を機に、さらに俳優業への期待感が増しました。 ■自分の人生を豊かにするための〝仕事〞 仕事のために生きているのではなく、自分の人生のために仕事があると考えています。最初は仕事に全てを捧げるくらいの気持ちでしたが、今はあえて俯瞰的にとらえるようにしています。いい意味で肩の力が抜けるので、これまで気が付かなかったところにまで目が向いたり、当たり前のことに対しても感謝できるようになりました。俳優業の魅力は、いろいろなことを疑似体験できるところです。どの役を演じていても、自分にもこういう一面があるかもしれないと思うときがあり、役を通して新しい自分を発見することもあります。自分の人生を豊かにするためのものとして仕事を捉えているからこそ、うまく切り替えられている側面もあるのかもしれません。役作りも人それぞれいろんな方法がありますが、僕の場合はとにかく台本を読み込みます。平均100回前後は読むのですが、読むことで台本に書かれていない部分まで見えてきます。想像しながら役を自分の中に落とし込んでいく作業は、結構楽しいです。 仕事で一番楽しいのは、作品が終わった瞬間です。撮影期間中は楽しいことよりもつらいこと、大変なことの方が多いので、完成したときの達成感や充実感は格別です。監督やカメラマンなど関わってくれたすべての人たちと、共に走り抜けられた喜びも大きいです。一度終わった作品は大事な思い出として取っておくので、見返して反省したりすることはあまりないです。自分を見るのがちょっと恥ずかしいというのもあります(笑)。 昔、ある人がチャップリンに次のような質問をしたそうです。「あなたのベストの作品はなんですか」と。すると「ネクストワン」と答えたそうです。自分のベストは常に次。すごくいい言葉ですよね。僕もそう言えるくらい、毎回自分の力を出し切りたいです。過去にとらわれすぎず、次に進んでいくというマインドは自分の中で大切にしている考え方の一つです。 ■自分の出番に向けて力を蓄える 僕は性格的に飽きっぽいところがあるので、毎回少しずつハードルを上げるように心がけています。ハードルを越えていくためにより頑張れるし、長く続けられると思っています。届きそうで届かない小さな目標をいくつも作ることも大切です。今後は脚本を書くことにも挑戦してみたいと思っていて、表現という意味ではどちらも同じだと考えているので、裏方での表現にも興味があります。もともと妄想好きで、雑誌の連載をさせていただいていた経験もあるので、書きたい内容のストックはたくさんあります。実現のために、常にアンテナを張ることを意識しています。 俳優としては、ジャンルを問わずに出られるようになりたいです。どんな役でも呼んでもらえれば経験にも学びにもなります。そのためには、今頂いている仕事にひたむきに取り組むことが大事です。常に自分のバランスシートの円を満遍なく大きくすることをイメージしています。 学生新聞2024年10月1日号 上智大学3年 池濱百花 映画『スオミの話をしよう』出演:長澤まさみ  西島秀俊 松坂桃李 瀬戸康史 遠藤憲一  小林隆 坂東彌十郎脚本と監督:三谷幸喜2024年9月13日(金)より公開中ⓒ2024「スオミの話をしよう」製作委員会 上智大学3年 吉川みなみ/国際基督教大学2年 渡邊和花/上智大学3年 池濱百花/上智大学3年 白坂日葵 撮影:下田航輔 <中国語記事> 演员 松坂桃李( Matsuzaka Tori) ■简介2008年,在男性时尚杂志『FINEBOYS』的独家模特选秀中获得大奖,从而以模特身份出道。 2009年10月,在朝日电视台的特效电影『侍戦隊シンケンジャー』中首次亮相。 2018年,凭借『孤狼の血』系列获得第42届日本电影学院奖最佳男配角奖等多项电影奖项。电影『スオミの話をしよう』目前正在上映。历史剧电影『雪の花-ともに在りて-』计划于明年1月24日上映。 不要太沉迷于过去,永远成为“下一个” 松坂桃李自出道以来,不断出现在热门作品中。与他清爽的外表和谦逊的态度相反,他斩获无数各大电影奖项的演技和存在感却让观众们折服。我们与松坂先生真诚地谈论了他想成为一名演员的原因、他如何对待他的工作、他所看重的思维方式以及他每天为之奋斗的目标。 ■决定继续演艺事业的大学时光 当我还是一名学生时,我对未来没有任何梦想,也没有我想成为什么。我是在大学二年级的时候申请『FINE BOYS』杂志的模特试镜时开始这份工作的。那时我只是随波逐流,跟随支持我的朋友的势头,我认为我对未来并没有深刻的认识。我很幸运赢得了大奖赛,以模特身份出道,但说实话,我每个月只工作两次,所以说实话,感觉更像是一份兼职。然而,作为大奖赛的奖励,在我工作的经纪公司的鼓励下,我参加了『侍戦隊シンケンジャー』的试镜,并被录取了。我在没有任何表演经验和知识的情况下接受了挑战,所以我认为我真的很幸运(笑)。 拍戏之后,我上大学的次数就开始少了,甚至还休了一段时间。当我面对演艺圈时,我体会到了演戏的乐趣,也更加坚定了我追求演艺事业的决心。当我告诉父母我想从大学退学时,遭到了很多人的反对,但我没有犹豫。我想这是我第一次下定决心要长期继续做某件事。这次拍摄很艰难,受到了很多今天难以想象的鼓励和鼓励。这是一次非常重要的经历,每当我想激励自己时,我总是会想起这个网站。另一件令我着迷的令人印象深刻的作品是『僕たちは世界を変えることができない。』。这是一部电影,名叫。我们在柬埔寨和当地孩子们的拍摄很震撼,而且由于这是我们第一次在海外拍摄,所以我们学到了很多东西。我能够在扮演角色的同时了解这个世界。出演这部电影后,我对自己的演艺事业更加期待了。 ■ “工作”丰富你的生活 我不是为了工作而活,我相信工作就是为了我的生活。起初我只是把一切都投入到工作中,但现在我尝试从更广阔的角度来看待它。从一个好的方面来说,它减轻了我肩上的负担,所以我能够专注于我以前没有注意到的事情,而且我现在甚至能够欣赏那些显而易见的事情。表演的魅力就在于你可以经历很多不同的事情。不管演什么角色,有时候我会觉得自己可能也有自己的这一面,有时候也会通过角色发现自己新的一面。也许是因为我认为工作可以丰富我的生活,所以我能够如此成功地实现这一转变。准备角色的方法有很多种,但对我来说,我只是看剧本。我平均读了大约100遍,通过阅读,我可以看到剧本中没有写到的东西。想象这个角色并把它代入自己身上是很有趣的。 我工作中最愉快的部分是工作完成的那一刻。拍摄期间,艰巨的任务多于乐趣,因此项目完成时的成就感和成就感非比寻常。我很高兴能够和包括导演和摄影师在内的所有参与者一起完成这个项目。一旦我完成了一件作品,我就把它保存为珍贵的记忆,所以我不会经常回顾它并反思它。我自己也有点不好意思看自己(笑)。 很久以前,有人问卓别林这样的问题: “你最好的作品是什么?”然后他回答:“下一个。”我最好的永远是下一个。这真是一个好词。我可以说同样的话,我每次都想尽力而为。不沉迷于过去并继续做下一件事的心态是我看重的想法之一。 ■ 为你的回合积累力量 我很容易感到无聊,所以我每次都会尝试提高一点标准。我想我可以更加努力地克服障碍并长期持续下去。制定一些你认为会实现但实际上无法实现的小目标也很重要。以后我想尝试写剧本,我相信两者在表达上是一样的,所以我对幕后的表达也很感兴趣。我一直是一个白日梦者,而且我有为杂志写连载的经验,所以我库存了很多我想写的内容。为了使这成为现实,我总是有意识地保持我的天线。 作为一名演员,我希望能够出演任何类型的作品。如果你被要求扮演任何角色,那将是一次很棒的经历和学习经历。为了实现这一目标,一心一意地完成当前分配的工作非常重要。我总是想象着均匀地扩大我的资产负债表上的圆圈。 翻訳担当:中山美緒

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2024 アース・モンダミンカップ プロアマトーナメント

アース製薬株式会社主催「アース・モンダミンカップ2024」がカメリアヒルズカントリークラブ(千葉県袖ケ浦市大竹265)にて開催された。予選・決勝前のプロアマトーナメントにて、選手の皆様にゴルフを始めたきっかけや魅力についてお話を伺った。 ■概要大会名称:アース・モンダミンカップ主催:アース製薬株式会社公認:一般社団法人日本女子プロゴルフ協会開催日程:2024年6月20日~6月24日開催コース:カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県袖ケ浦市大竹265)賞金:【賞金総額】3億円 【優勝賞金】5,400万円 4位 藤田 さいき(Saiki Fujita) ※賞金 18,000,000円 13歳でゴルフを始めましたが、子供の頃はあまり楽しめていませんでした。しかし、予選会でゴルフに一生懸命向き合っている自分を感じて、私はゴルフが好きなんだと気がつきました。今は楽しいという気持ちの方が大きいです。ゴルフの醍醐味は、上手くいかないところですね。スポーツが得意な人でもゴルフは上手くできなかったりするんですよ。自分の思い通りにいかないところが面白いと思います。夢を持つことはとても素敵なことだと思うので、大学生の皆さんには諦めないで努力をして夢をつかんでほしいです。(国際基督教大学2年 丸山実友) 7位タイ 尾関 彩美悠(Amiyu Ozeki) ※賞金 9,000,000円 父と祖父の影響で、6歳頃にゴルフを始めました。プロテストを控えた高校生の頃にはテレビで試合をよく観戦していて、プロへの意識が高まっていきました。人と関わることが多いところがゴルフの魅力だと思います。成績が悪くて落ち込んでいるときに励ましの言葉をいただくと、日常生活では感じられないようなありがたさを感じます。夢に向かって迷いや苦労もあると思いますが、自分の信念を持っていれば大丈夫です。一生懸命頑張ってください。私も頑張ります!(国際基督教大学2年 新田芽依) 10位タイ 木村 彩子(Ayako Kimura) ※賞金 4,277,142円 父がゴルフを元々やっていて、当時の父のコーチにいただいたチケットで伊藤園レディースを観戦したことがきっかけでゴルフに興味を持ちました。ゴルフの競技というよりも、宮里藍さんがサインをしている姿に憧れ、私もサインを書いてみたいなと思いました。ゴルフの一番の楽しさは、男女問わず若い方からご年配の方までみんなで楽しめるスポーツだという点です。自分の得意なことや好きなことを突き詰めて、将来本当にやりたい職業に就けるように頑張ってほしいです。(国際基督教大学2年 新田芽依) 17位タイ 大里 桃子(Momoko Osato) ※賞金 2,490,000円 8歳の頃、父の練習場について行ったのがゴルフを始めたきっかけです。今までで一番辛かった時期は、1年目のプロテストに落ちた時ですね。プロになってからも、ゴルフの楽しさを感じると共に、厳しさや苦しさも感じています。落ち込んだ時には、友達と会ったりしてリラックスすることを心がけています。ゴルフは、年齢層が幅広く、どの世代でも楽しめるところが魅力だと思います。大学生活はとても楽しそうなイメージがありますが、社会に出る前の最後の学生生活、思う存分楽しんでください。(国際基督教大学2年 丸山実友) 23位タイ 桑木 志帆(Shiho Kuwaki) ※賞金 1,920,000円 4歳の頃、父に練習場へ連れていってもらったことがゴルフとの出会いでした。当時は体が小さくてボールを飛ばすのにも苦労しましたが、徐々に飛距離を出せるようになってからはとても楽しかったです。ゴルフを始めた時からプロになりたいと考えていましたが、中学生の時にプロの大会を観戦してからは明確な目標になりましたね。ゴルフの醍醐味はやはり大自然の中でプレーができることだと思います。晴れの日には景色も楽しめるのでそれも魅力の一つですね。大学生の皆さんには、目標や夢に向かって苦しいときも折れずに向かってほしいです。(武蔵野大学4年 西山流生) 23位タイ 佐久間 朱莉(Shuri Sakuma) ※賞金 1,920,000円 ゴルフと出会ったのは3歳の時、父の練習について行ったことがきっかけです。中学の頃からライバルに負けたくないという思いが強くなり、明確にプロを目指すようになりました。プロテストに合格したときは本当に嬉しかったですね。ゴルフは幅広い年代の人たちとプレーできることに加えて、思いがけず上手くいく「偶発的な体験」が出来ることも魅力の一つです。ぜひ大学生の皆さんにも興味を持っていただけたら、嬉しいです。(武蔵野大学4年 西山流生) 38位タイ 川﨑 春花(Haruka Kawasaki) ※賞金 1,440,000円 元々父と姉がゴルフをしていて、その影響で練習場について行くことがあり自然と始めました。ゴルフ部がある高校に進学したことから環境に影響されてプロになりたいと思いました。自分の思ったようなプレーがなかなか出来ない時、気持ちがいいショットが打てたり、いいパッティングが入ったりすると嬉しくて楽しいなと感じます。夢に向かっていく中で辛いこともあると思いますが、きっとその先に楽しいことやいろいろな経験が待っていますから、頑張ってほしいですね。(国際基督教大学2年 新田芽依) 54位タイ 金澤 志奈(Shina Kanazawa) ※賞金 1,005,000円 父の勧めで8歳の時にゴルフを始めました。試合に出場するようになったのは10歳で、この頃からゴルフが楽しいと感じるようになりました。毎日の練習は辛かったですが、試合で結果が出ると嬉しい気持ちになりました。辛いことはいっぱいありますが、練習した分は必ず結果で返ってきます。試合で結果が出ると楽しくて、毎回新鮮な気持ちで向上心をもってプレーできる点が魅力だと思います。たくさん友達を作って大学生活を楽しんでください。(国際基督教大学2年 新田芽依) 54位タイ 吉本 ひかる(Hikaru Yoshimoto) ※賞金 1,005,000円 両親の勧めで、9歳の頃、姉とともにゴルフを始めました。初めてゴルフをした時は、難しいと同時に楽しいなと感じましたね。始めた頃からプロを目指していましたが、本気でその夢を叶えたいと思ったのは、中学3年生の時に初めてプロの大会に出たことがきっかけです。ゴルフの魅力は、若い人からお年寄りまで楽しめるところですね。若いうちにしかできないことはたくさんあるので、大学生の皆さんには、悔いのないようにやりたいと思ったことは全て挑戦してほしいです。(国際基督教大学2年 丸山実友) 60位タイ 葭葉 ルミ(Rumi Yoshiba) ※賞金 870,000円 ゴルフ好きの両親の勧めで10歳の時に始めました。ゴルフをやめたくなる瞬間もありましたが、結果を出した時の両親の喜ぶ姿を見ると嬉しくて、プロになった今でも楽しく続けることができています。ゴルフではプレーを通じて十人十色の方々と交流することができるので、人間関係の構築という面でも非常に魅力的ですね。大学生の皆さんには「なにかに興味を持つこと」を忘れずに、ゴルフを含めた様々なことに楽しみながらチャレンジしてほしいですね。(武蔵野大学4年 西山流生) 70位 菅沼 菜々(Nana Suganuma) ※賞金 600,000円 ゴルフを始めたのは5歳の時、 練習をする父の姿に興味をもったことがきっかけです。小学生なってから練習が本格的になり、ゴルフをやめたくなることもありました。しかしプロ選手の活躍と練習で徐々に芽生えたプロへの憧れを糧にここまで続けることができました。ゴルフは緑豊かな自然の中でプレーできることがまず醍醐味です。その中でもいろんな世代の方々と一緒に楽しめることが一番の魅力ですね。ゴルフを知っていると社会人になった時に役に立つことがあると思います。自然の中でプレーできる貴重なスポーツです。この機会に大学生の皆さんもゴルフを始めてみてください。(武蔵野大学4年 西山流生) 71位タイ 高木 萌衣(Mei Takagi) ※賞金 510,000円 8歳の頃、父と一緒にゴルフの練習を始めたのがゴルファーとしての始まりです。全国大会へ出場するうちにどんどんゴルフが好きになり、中学生の頃には将来はプロとして活躍することを決心していました。プロになってからは全国の大会に遠征することが非常に楽しくて、いろんな世代の人と一緒にプレーできることもゴルフの楽しさの一つだと改めて感じています。ゴルフは最初ウェアやクラブを揃えたりと趣味で始めるにはハードルが高いかもしれませんが、打ちっぱなしなど気軽に体験できる場所もあるので、大学生の皆さんにも挑戦してほしいですね。(武蔵野大学4年 西山流生)...

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防衛省 統合幕僚学校 国際平和協力センター長・一等陸佐 渡邉邦嘉

国連PKOなど世界で活躍する自衛官を育成 防衛省 統合幕僚学校 国際平和協力センター長・一等陸佐 渡邉邦嘉(わたなべくによし) ■プロフィール平成23年4月、陸上幕僚監部教育訓練部(市ヶ谷)に配属。米国中央軍司令部派遣連絡官(米国・フロリダ州)や国連代表部防衛駐在官(米国・ニューヨーク)、陸上総隊司令部、第4特科群長兼上富良野駐屯地司令(上富良野)などを経て令和6年3月より現職。 ■防衛省・国際平和協力センター自衛隊は国防だけではなく、国際平和協力という重要な役割を担っている。その中心となるのが国際平和協力センターだ。ここでは調査研究の他に、国連PKOなど世界で活躍する自衛官を育成している。 ■どのようなお仕事ですか 自衛隊が任務として行う国際平和協力活動には、国連平和維持活動(国連PKO)への協力をはじめとする国際平和協力業務、海外の大規模な災害に対応する国際緊急援助活動、国際平和共同対処事態に際しての協力支援活動などがあります。国際平和協力センターの役割は、国際平和協力活動に従事する防衛省職員や諸外国軍人に対する教育と、国際平和協力に関する調査研究を行うことです。教育では基礎、中級、上級の3つの課程があり、自衛隊員や関係省庁職員の他、世界各国から留学生も参加し、PKOなどの実践的な内容を学んでいきます。 ■仕事のやりがいは何ですか ニューヨークの国連代表部で働いていたときや国際会議に出席したときは、「自分は日本の代表だ」と思っていました。日本代表を務めるのはとても名誉なことであり、自分自身をしっかりと律しなければいけません。自衛官として体力や能力を最大限に発揮して、国際平和協力の現場で貢献できたときの達成感は大きなやりがいです。国際平和協力センターでは、学生や将来的に海外勤務をする人に、私の今までのキャリアや経験を教えることができるのもやりがいの一つです。私が国連代表部でPKOを担当していたときに「もっと知っていればよかった」と実感した、ナショナル・ストラテジックな視点での議論や意思決定について伝えています。原稿準備やスピーチ、最新の情報の把握、多岐にわたるマネジメントなど苦労も多い仕事ですが、それだけに魅力も大きいです。 ■異文化理解で大切なことは 国際平和協力の仕事には、文化や習慣の異なるさまざまな国や地域の人々とのコミュニケーションが不可欠です。自分の思いを言語化して日本語の他、英語やフランス語といった外国語で正確に発信することが求められます。海外の人と仕事をすると、「自分の当たり前が当たり前じゃない」ということがよくわかります。たとえば、会議の開始時刻になっても出席者が集まらないことなどよくあります。そんなとき、「それぞれ忙しい中で会議に出席するのだから、絶対に開始時刻に間に合わなければならないということもないのだな」と理解します。相手を非難するのではなく、違いを認め、柔軟に対応することが大切です。また、それとともにさまざまな意見や情報に振り回されず、自分の軸をしっかりと持つことも大切です。私の軸は「日本のため、国民のため、国際平和・安全のため」です。この軸があれば、誰が何を言ってもぶれずにいられます。 ■大学生へのメッセージ 自衛隊では国際的な仕事を含め、さまざまな経験ができます。日本代表として国際平和に貢献できることは、大変光栄なことでもあります。自衛官を目指す人には「自分の得意なことを活かせる仕事や部署がきっと見つかるはずです」と伝えたいです。最後に、国際平和協力の未来に向けて大切なのは、「視野を広く持つこと」です。日本のメディアではあまり話題になっていなくても世界を見渡せば大変なことになっている地域がたくさんあります。ニューヨークの国連代表部での勤務が終わって日本に帰ってきてから、そのようなギャップを感じたことがありました。「あ、世界ではこんなことが起きているんだな」と視野を広げていったら、それぞれの共通項や違いが見つかって、新しい気付きや発見につながるのではないかと思います。 学生新聞2024年10月1日発刊号 早稲田大学4年 西村夏 法政大学4年 鈴木悠介/早稲田大学4年 西村夏/東洋大学2年 越山凛乃/上智大学3年 網江ひなた/國學院大學2年 寺西詩音/N高等学校2年 石川輝

学生新聞インターン

クリエイティブディレクター 佐藤可士和

自分を俯瞰的に見ることが必要 クリエイティブディレクター 佐藤可士和(さとうかしわ) ■プロフィール日本を代表するクリエイター。物流の新しいあり方を提示した「ALFALINK相模原」は、INDUSTRIAL DESIGNERSSOCIETY OF AMERICA 2024 Environments部門 GOLD、ドイツの建築賞 ICONIC AWARDS 2023 BEST OF BEST 受賞など国内外で注目を集めている。 日本を代表するクリエイターでありデザイナーの佐藤可士和さん。企業ブランディング、ロゴデザイン、空間デザインなど多岐にわたるプロジェクトを手掛けている。その独創的なアプローチとデザイン力は、どのような発想から生まれてくるのか。仕事に取り組む姿勢などを伺った。 ■クリエイターになろうと思った理由を教えてください あらゆる物を絵を描くように表現する。これは大学時代での大きな学びです。学生のときはバンド活動に力を入れており、1年生からパンクバンドを組んでいました。自ら作曲してバンドをプロデュースし、学園祭やライブハウスで演奏するなど音楽を楽しんでいました。もちろん作品制作では絵を描いたりもしていましたが、音楽に一番力を入れていたと思います。当初、音楽は好きだというだけで始めましたが、すぐにオリジナルの創作に挑戦したいという気持ちが強くなりました。また、大学2年のときに、音楽の作曲プロセスが絵画の制作と似ていることに気がつきました。テーマを設定し、ビジュアルを作っていくのと同じように、音楽もストーリーをデザインしながら作り上げていく。このとき、「僕は何でも作れる」という感覚が突然訪れ、自己表現の無限の可能性を感じました。そして、空間デザインや映像など、さまざまな分野において根底にあるのは絵を描くように考えるということだと気付いたのです。 ■独立するきっかけを教えてください 大学卒業後、広告業界に興味を持つようになり、博報堂に入社します。入社後、すぐに自分の視野の狭さに気付きました。今まで見ていたのはクリエイティブ領域だけで、広告のビジネス的な側面や経営面での位置付けなどの認識が足りなかったのです。僕はこれまで見てきた世界の狭さを感じたことにより、広告制作におけるマーケティングや経営について学ぶことが面白くなりました。今でも「自分の見ている世界は狭い」という感覚は忘れずに大切にしています。また、一方では仕事を続けていく中で、会社や広告業界では、自分が独自に考えている時代に沿った形の新しい取り組みができずにいました。それは世の中が広告からデザインへと動くと感じていた僕は、「これからはデザインが社会を動かす原動力となる」と確信し、独立を決意しました。 ■クリエイティブさを磨く方法を教えてください 博報堂の若手時代は、自分の中からアイディアやデザインを生み出していくものだと思い、ずっと悩んでいました。しかし、自分のやりたいもののアイディアを出すのではなく、相手からアイディアを引き出すことの大切さに気が付きます。クリエイティブディレクターとして最も大切にしているのは、クライアントとのコミュニケーションです。クライアントの要望を引き出し、それを具体的にデザインすることが重要です。クライアントのいいところを引き出して社会に紹介する、とてもポジティブな仕事です。クリエイティブなプロセスを通じて、クライアントやユーザーが喜んでくれることが何よりも嬉しいですね。また、僕は日常生活の中でも周りの出来事や社会の動きに対して敏感に反応するように心がけています。その気づきを得るために、自分を俯瞰的に見ることが大切です。たとえば、話題となっているニュースを見て、なぜ自分はそう思うのか、なぜ人々がそのように反応しているのかを客観的に分析します。これによって時代の流れや社会の価値観をキャッチし、クリエイティブに活かすように心掛けています。 学生新聞2024年10月1日号 法政大学4年 島田大輝/日本大学4年 鈴木準希

学生新聞インターン

YouTubeクリエイター くれいじーまぐねっと

夢を叶えるためには継続が大切 YouTubeクリエイター くれいじーまぐねっと  エア / UraN(うらん) /  浅見めい(あさみ) ■プロフィール2018年結成。Z世代に大人気の「死ぬまで青春」をスローガンに掲げる「期限切れJK3人組クリエイター」。YouTube動画総再生回数は10億回に達する。2021年10月には登録者数100万人を突破し、さらに現在、208万人を突破して人気は加速中! YouTubeチャンネル登録者数200万人を超える若者に大人気の「くれいじーまぐねっと」。現在はYouTubeクリエイターとしてだけでなく、「女性からだ推進大使」として女性クリエイターだからこそ伝えられる女性の悩みについて、専門家と一緒に情報発信するなど精力的に活動する3人のお話を伺った。 ■YouTubeを始めるきっかけを教えてください UraN:エアがYouTubeをやろうと誘ってくれたのですが、マネージャーが2人でやるより、めいを入れた3人でやったほうが面白いんじゃないと提案してくれて、3人での活動が始まりました。3人とも同じ時期に事務所に入っているから同期ですね。 エア:こんなに長く続くとは思ってもいなかったです。数字が出なかったら辞めていたと思います。 UraN:一つの企画がバズって、登録者数が目標以上の13万人までいったのですが、結成して半年くらいまでは服装も決まらず、さまよっていました。結局、めいが学生だったこともあって制服でやっていくことになりました。 浅見:私は校章にワッペンをつけてやっていました。 UraN:視聴者からは、仲が良いのになんで制服違うんだろうと興味を持ってもらえるといいなと思っていました。 ■クリエイターとして意識していることは エア:YouTubeは普通ではできないようなことができるので魅力を感じています。 UraN:反応が早く、数字で見えたりするのも良いですね。きちんと伝わっているかがコメントでも分かるので、やる気につながります。視聴者の中には、私たちの動画を見ながらご飯を食べている子もいたりして、生活の中に入れていると思うと嬉しいです。 浅見:動画の長さは30分ほどですが、素材は1時間半くらいあります。カット割りに3時間とか2日間ほどかけます。1週間あれば余裕で編集が終わるかなという感じですね。自分たちのプライベートをありのまま届けているので、初めて見た人がわからないことは補足を入れるようにしているので、いろいろな場所で「※」印が出てきています。 UraN:コロナ禍がきっかけで事務所と相談して一緒に住むようになり、登録者数が80万人くらいに伸びました。今はやりたいことをしながら、パターンや人の組み合わせを変えたりしてたくさん動画を作っています。 ■「女性からだ推進大使」についてお聞かせください UraN:「女性からだ推進大使」に就任して、女性のヘルスケアのイベントに出たり、私たちが婦人科へ行っているところを撮ったり、みんなが悩んでいることを代表して先生に聞いたりしています。先生からのアドバイスをわかりやすく発信することも私たちの役目なので、勉強しながら発信しています。いずれは学校の保険の授業に使ってほしいなと思っているので、分かりやすいようにカリキュラムを動画にしています。 浅見:憶測で話さないようにしたりね。あとは、2024年8月30日から〝JKクリニック〞という思春期女性の婦人科受診をサポートする新プロジェクトを立ち上げたので、皆さんもぜひチェックして自分の健康管理に役立ててほしいです。 エア:私は、セカンドオピニオンは絶対にお願いする!いろんな人の話を聞くことが大切だと感じています。ちょっとおかしいなと思ったら、病院へ行く! UraN:「女性からだ推進大使」は、自分たちがやりたいと思っていて就任できたので、素直に嬉しいです。自分のためにもなるし、自分が守りたいと思う人に、正しい情報を届けられるのが嬉しいですね。 学生新聞2024年10月号 國學院大學2年 寺西詩音 津田塾大学3年 髙橋歌音/京都芸術大学1年 猪本玲菜/國學院大學2年 寺西詩音

学生新聞インターン

株式会社三井住友フィナンシャルグループ 執行役社長 グループCEO 中島 達

商人のDNA魂で新たな商いへの道を切り拓く 株式会社三井住友フィナンシャルグループ 執行役社長 グループCEO 中島 達(なかしま とおる) ■プロフィール1963年9月14日生まれ、愛知県出身。1986年東京大学工学部卒業。住友銀行(現、三井住友銀行)入行。2014年執行役員就任。2017年常務執行役員就任。2023年執行役副社長就任。2023年12月1日、執行役社長グループCEO就任。 三井住友フィナンシャルグループのトップとして、多岐にわたる改革を推進する中島社長。大学在学中は部活動に打ち込み、リーダーシップを発揮。その経験をもとに住友銀行に入行。留学先で学ぶうちに経営に興味を抱いたという。そんな中島社長に現在に至るまでのお話やビジョンについて伺った。 学生時代は東京大学工学部で学びながらラグビー部の活動に打ち込み、4年間部活動中心の生活でした。部費や遠征費を捻出するため、授業や研究だけでなく、アルバイトにも時間を割いていましたね。数学が好きで工学部に進み、将来は学者の道を考えていたのですが、ラグビーにのめりこむうちに進路に迷いが生じてきました。そして、大学2、3年生のころに興味を持ったのが理系の知識も活かせる金融業です。当時、理系出身者が金融業界で活躍するのは珍しかったのですが、住友銀行が理系採用に力を入れていることを知り、金融分野でのキャリアを考え始めました。 ■住友銀行への入行とともに経営に興味 住友銀行に入行した決め手は早稲田大学ラグビー部のキャプテンであり、日本代表のワールドカップの監督も務めた宿沢広朗さんとの出会いでした。採用面接の際に宿沢さんにお会いしたことに大きな衝撃を受け、そのとき言われた「興味があるなら来たら?」という一言に背中を押され、入行を決めました。入行3年目にはアメリカのビジネススクールに2年間留学する機会をいただきました。そのときに経済や法律、マーケティング、オペレーションなどのビジネスに必要な知識を習得する一方、起業を目指す仲間と過ごすなかで経営に興味を持つようになったのです。帰国後は経営企画に配属され、16年間、合計で4人の頭取を間近で見られる機会を得ました。そして、バブル崩壊後の不良債権処理に追われるなか、切磋琢磨する経営陣の姿を見て、会社をリードする仕事に強い興味を抱くようになりました。特に、2023年に急逝された太田純前社長とは長年一緒に仕事をしており、たくさんの影響を受けたと感じます。 ■会社の魅力は400年続く商人のDNA 三井住友フィナンシャルグループの魅力は、江戸時代から続く商人のDNAにあります。400年の間、ビジネスが続いた大きな理由は、柔軟な対応力とお客さまからの信頼です。私は「突き抜ける勇気。」というスローガンを掲げ、既存の概念や前例にとらわれず、新しいことにチャレンジする姿勢を強調しています。デジタル化の取り組みにも注力しており、社員の意見を積極的に取り入れるために、月に1度ミーティングを行い、新しいサービスやアイデアを議論しています。これまでに10以上のデジタル系の会社を設立し、新しいアイデアを実現する仕組みを整えています。 ■大学スポーツを応援 また、社会的価値の創出にも力を入れています。事業共創やプロダクト開発には枠組み等が必要だと感じ、取り組みに活用する経費枠として100億円を設定しています。さらに、新たに開始した大学スポーツ応援プログラムがあります。私自身、大学時代にラグビーを通じて得た経験が今の自分につながっており、部活と学業の両立に苦労する大学生のために支援を行おうと決意しました。部活動が円滑に行えるように数百万円のサポートを行うプログラムを当社のホームページで公募します。学生はその成長を通じて日本の再成長を支える存在であり、彼らの成長・挑戦の機会を拡大することが重要だと思いますので、積極的に支援を行っていきます。 ■仕事を通して自己実現を目指す 私が一緒に働きたいと思う人は、「突き抜けられる人」です。つまり、輝く個性や魅力を持っている人ということです。ビジネスパーソンとしての素養は求められますが、入行後に成長できる環境は会社側が提供します。仕事を通じて自己実現を目指し、※「ワーク・ライフ・ハーモニー」の概念を大切にする人を歓迎します。私たちは、「最高の信頼を通じてお客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」をビジョンとして掲げています。ビジネスにおいて、信頼が大事なのは当たり前ですが、「お客さま」だけでなく「社会」とともに発展していく。そして金融サービスにとどまらず、幅広い観点からお客さまのニーズや社会課題に対して、グローバルに質の高いソリューションを提供し、世界で戦えるグループになりたいと考えています。最近は銀行口座やクレジットカード等のサービスを一つのアプリでまとめて管理することができる、「オリーブ」という総合金融サービスを提供しています。今後も多岐にわたるサービスを展開していく予定です。 ■message 大学時代は多感な時期であり、自己成長の大きなチャンスです。時間を大切に使い、さまざまな経験を積んでください。大学から社会人への4〜5年間が自己の成長を促し、将来の自分を形成するための極めて大事な時期です。後悔しないように、時間を有効に使ってください。自分が成長できる時期を大切にし、未来の自分をしっかりと見据えて行動してほしいと思います。 (※)Amazonの元CEOであるジェフ・ベゾス氏が提唱している「仕事と生活はバランスを取り合うものではなく、どちらも充実させて互いに融合するものである」という意味の言葉。 学生新聞2024年10月1日号 慶應義塾大学3年 能願結 上智大学3年 吉川みなみ/慶應義塾大学3年 塚紗里依/慶應義塾大学3年 能願結/早稲田大学3年 湯浅克巳

DX・WEBマーケティング

東北電力株式会社 常務執行役員最高デジタル責任者(CDO) 小山光雄

DXを推進し、快適・安心・安全なスマート社会の実現を目指す 東北電力株式会社 常務執行役員最高デジタル責任者(CDO) 小山光雄(おやまみつお) ■プロフィール東北電力入社後、経理部門、情報通信系関係会社への出向を経て、2020年以降、スマート社会実現に向けた事業開発に取り組む。また、2023年よりグループのDXを推進している。 新たな時代を見据え、東北発のスマート社会の実現を目指して成長する東北電力。エネルギーを安定供給しつつ、生活の活性化を図ることが大きな仕事だという。DX戦略を基盤とした新たなビジネスの創出に挑戦し続ける小山常務執行役員に、同社の成長戦略についてお話を伺った。 大学時代は会計学、原価計算を専攻していました。当時は就職先として金融機関が人気だったのですが、私は会計学をやっていた関係で、モノを作って売るというプロセスの現場を見たいという強い想いがありました。メーカー面接を受けていく中で、電力会社の会計に興味が湧いて入社を決めました。 ■会計学の知識を職場で活かす 入社後、約10年の間、経理の仕事に携わりました。予算管理やコスト管理をしていたのですが、それにより会社全体の仕事とお金の流れを把握することができました。お金が入るところから出るところまでのプロセスが見えるので、いかに電気料金を上げないでお金を確保するか、投資効率や原価管理、コスト削減など会社経営そのものを俯瞰してみることができたと思います。電力会社と一般の人々との接点は、引っ越しのときや料金改定のときにあるくらいのもので、日常生活の中ではほとんど意識されません。しかし、電気はインフラです。何もトラブルがないことが当たり前なのですが、ひとたび災害などで電気が消えたりすると、多くの方に被害が及ぶことになります。私たちは人々の生活や産業を支える電気を安定して届けるために、目立たないけれど重要な仕事を担っているという自負とともに、誇りと強いやりがいを感じています。災害によるトラブルで電気が消え、その後、電気が点いたときに「ありがとう」と言われると嬉しいですね。 ■失敗を糧に新規事業に挑戦 初めて新規事業に取り組んだのは、情報通信系関係会社へ出向した2000年前後です。ちょうど携帯やインターネットが爆発的に普及し始めたころです。その中で新たなビジネスチャンスを掴むべく多くの新規事業に取り組みましたが、ことごとくうまくいきませんでした。コンセプトが甘かったのではないか、お客様ときちんと話をしていなかったのではないか、自分たちの独りよがりの企画だったのではないかなど、反省点はたくさんあります。その後、2011年の東日本大震災により、大規模な地震被害が起きました。会社のダメージも相当大きかったのですが、「震災からの復興を見据え、高齢化・人口減社会の中で、快適・安心・安全なスマート社会を実現する事業」を行うという目標を立て、再び新規事業に取り組むことになりました。最初の挑戦のときは、次々と新たな事業をつくることに熱心だったのですが、今回は前回の反省点も踏まえながら、お客さまのニーズをいかに掴むか、そのためには何をすべきか、を徹底して考えました。たとえば、住宅に関連するものとして、環境および電気料金への関心があるお客様には住宅用太陽光発電設備や蓄電池のご提案、水回りなど生活への心配事をお持ちのお客様には水・電気・鍵などの駆け付けサービスをご提案します。また、エネルギー利用においては、地域の森林保全とその木材を利用したバイオマス発電を行うことで、地域レベルで環境保護と持続可能なエネルギー利用を推進する事業にも着手しています。 ■DXの活用と未来への展望 昨今、DXは業務効率化などに大きく貢献すると言われており、当社でもDXに積極的に取り組んでいます。たとえば、当社グループは多くの電力事業設備を保有しているのですが、いかに効率的に保守・運用をすべきか、また、地域の多くのお客様と接点があるため、いかに丁寧にかつ正確なお客様対応につなげるかが課題となっています。そしてこの課題解決のために、良いデータをタイムリーに収集し、分析し、改善を繰り返し行うことが重要となります。また、新規事業においてもデータの収集と活用が事業の成功に向けて重要なことは言うまでもありません。もはやDXなしでは事業開発も難しいと言えます。これらは比較的若手の社員を中心に取り組んでおり、さらに、グループだけではなくベンチャー企業や地域の企業と連携・協力を積極的に進めています。これまでにないオープンな環境の中で、新たな価値創出への挑戦を行っているところです。 ■message 学生の皆さんに伝えたいのは、「挑戦することを恐れない」ことです。当社でも特に若手社員には失敗を恐れずに挑戦する姿勢を持ってほしいと伝えています。失敗から学ぶことはとても多いです。失敗を糧にすることで本人の大きな成長が望め、ひいてはグループの成長につながると信じています。また、失敗したらすぐに撤退するのも大切なことです。失敗・撤退は苦痛を伴いますが、避けては通れません。そしてそこから学ぶことが重要です。その中でいかに挑戦を続けるか。私の経験からすると、楽しいことややりがいのあることを見つけて、失敗を恐れないことだと思います。 学生新聞2024年10月1日発刊号 慶應義塾大学3年 塚紗里依

学生新聞インターン

日本ロレアル株式会社 代表取締役社長 ジャン- ピエール・シャリトン

豊富なデータを駆使し、輝ける日本を創る 日本ロレアル株式会社 代表取締役社長 ジャン- ピエール・シャリトン ■プロフィール1966年、フランス・パリ出身。1989年、フランスEMリヨン経営大学院卒業。1991年、仏・ロレアル本社に入社。その後、各国ロレアルリュクス事業本部長を経て、2008年、ロレアルリュクス事業本部「ジョルジオアルマーニ ビューティ」のグローバルプレジデントに就任。2013年、ロレアルアジア太平洋地域(APAC)のロレアルリュクス事業本部ゼネラルマネージャーに就任。2021年11月より現職。 18のブランドを通じて化粧品を提供する日本ロレアル。革新的なマーケティングと豊富なデータを駆使し、日本市場に影響を与え続けている。美の追求とともに、サステナビリティや多様性への取り組み、今後の展開などジャン‐ピエール・シャリントン社長にお話を伺った。 学生のころはフランスでビジネススクールに通い、理論に基づく実践的な仕事の仕方を身に付けました。またフランスではジュニア・エンタープライズという制度の下で、小規模事業者にコンサルティングをして、学校で学んだ理論を実践で試すことができるのです。同時にお金も得ることができ、その資金を旅行に注ぎ込んでいました。アメリカやヨーロッパでのロードトリップや、世界各地を巡る旅を通して異文化や多様性に触れることで、人生観を深めることができました。 ■ロレアルに魅力を感じて就職 ロレアルに就職した理由は3つあります。1つ目は、ロレアルはマーケティングが強い会社として有名だったからです。もともと学校でマーケティングを学んでいた私は、データを使ったマーケティングや広告戦略を考えたいと思っていたからです。2つ目は、ロレアルのようなグローバルな会社に就職して、国際的にキャリアを積みたいと思っていました。3つ目は、ロレアルは起業家精神が強く、若い人にも権限移譲をして責任を持たせてくれる会社だからです。実際に私は27歳でこの会社に入りましたが、入社まもなくインドネシアで200人の従業員の管理・指導と損益の管理を任されました。これまでに日本を含めて8カ国、アジアではもう20年ほど働いていますが、周りの国から見て日本で仕事をするのはまさに夢のような出来事です。日本は清潔で秩序が守られ、非常に洗練された国です。実際に日本に来て感じたのは、想像以上に素晴らしい国だということでした。イノベーション、美への追求、そして流通の良さ、日本人特有の謙虚さも強みとしてもっと活かしていくべきだと思っています。これは日本ロレアルで「Make Japan Shine」というモットーを掲げている理由にもつながりますが、個人的に私が叶えたい願望でもあります。 ■日本はアジアの重要拠点 日本はロレアルにとって非常に特別な国です。日本には工場や200人を抱える研究開発センター、そしてシュウウエムラとタカミという世界的に有名なブランドもあります。実は、ビジネスとブランド本部、工場、そして研究所と全てを兼ね備えた国は世界でアメリカ、フランス、中国、日本しかないのです。日本はイノベーティブな国なので、美的感覚にも優れています。また強固なエコシステムがあり、何より意識の高い消費者が非常に多いと考えられます。実際、日本の市場規模は世界第3位であり、一人当たりの売上は第1位と、とても大きなマーケットです。さらに日本での売上の50パーセントがスキンケア商品であり、ヨーロッパと違ってスキンケアが進んでいることも特徴です。アジアではスキンケアは特に重要視され、また艶のある髪としてヘアケアにも注力しています。肌を上質に保ち、たるみやシワに適切な対応をし、どの国よりもスキンケアへの意識が高いように見えます。2021年にスキンケアブランドのタカミを買収しましたが、現在は当時の4倍ほどに事業規模が拡大しています。売上が上がった理由は、豊富な資金力によりメディアへの投資がしやすくなったことです。タカミの商品はポテンシャルが高く、投資をする価値があると確信していました。そしてロレアルからタカミへ多くの優秀な人材を送ることで、より良い事業運営ができるようになったのです。さらにタカミの商品を中国やシンガポールなどのアジア各地でも販売できるようにしたことも大きな要因ですね。タカミを傘下に入れたことで、日本のブランドはまだまだ成長できる、海外でも成功できるということを実感しました。またタカミの売上の90パーセント強がオンラインでの販売であり、これまでとは違ったやり方を学べたと思います。 ■データを活用して美を創造する ロレアルにはさまざまなブランドがありますが、それぞれのブランドイメージを作り上げることが重要です。各ブランドのマーケティング部署が適切なインフルエンサーや販路を確保して、ブランドをどう見せていくのかを考えています。たとえば、タカミは日本発のブランドですから、似ている肌質を持った日本人のモデルがふさわしいですよね。そのような消費者のニーズに応えられるだけのデータを持っているのが、ロレアルの強みでもあります。多くのデータを活用することで、それぞれの地域の方のニーズに応えられる商品を開発することができます。日本ロレアルは、「世界をつき動かす美を創造する」というグループ目標に共感した社員で溢れています。自分たちが熱意を持って仕事をすることで、美の追求だけでなく、サステナビリティやダイバーシティなど世界に影響を与える企業の一員としての意識にもつながると考えています。だからこそ野心的で成長意欲が高く、ワールドワイドに活躍できる人たちと仕事をしたいと思っています。 ■message 妥協せずに情熱を持てるものに突き進むこと。これができれば成長につながり、幸せに満ちた成功した人生を送れるでしょう。 学生新聞2024年10月号 国際基督教大学2年 若生真衣 国際基督教大学2 年 渡邊和花/津田塾大学2 年 石松果林/東洋大学2 年 越山凛乃/上智大学3年 網江ひなた/国際基督教大学2年 若生真衣/明治大学大学院2年 酒井躍/立教大学4年 須藤覚斗/武蔵野大学4年 西山流生/東洋大学3年/橋本千咲

参院議員

文部科学大臣 衆議院議員 盛山正仁

情報だけで分かった気にならず、リアルな体験をすることが大切 文部科学大臣 衆議院議員 盛山正仁(もりやままさひと) ■プロフィール1953年生まれ。東京大学法学部卒業。神戸大学大学院法学研究科修了。同大学院経営学研究科修了。博士(法学)、博士(商学)。1977年旧運輸省入省。2005年に第44回衆議院議員総選挙初当選(現在5期目)。教育における情報通信(ICT)の利活用促進を目指す議員連盟・幹事長も務める。2023年9月に第23代文部科学大臣に就任。座右の銘は一期一会。 ■政治家になろうとしたきっかけを教えてください 小さいころから、なんとなく世のため人のためになることをしたいと思っていました。大学では政治家になるための勉強をしたいと思い、法学部政治学科に進みました。その後、就職することになるのですが、当時は政治家のなり方がわかりませんでした。そのため、ひとまず公務員になり、28年5ヵ月役人生活をしたのち、51歳のときに政治家として活動を始めました。 ■現在の取り組みについて教えてください 文部科学省では働き方改革や教員組織の見直し、SNSでのいじめの撲滅や学校教育のICT化など、教育に関するさまざまな改革に取り組んでいます。特にICT化には力を入れており、5300億円の予算を投じて1人1台のタブレット配布を行いました。昔は学校の先生が黒板で一方的に教えるスタイルでしたが、今は一人ひとりの生徒の進捗まで先生が手元で確認できるようになりました。導入から5〜6年経った今、かなり定着してきている印象です。そのような中で、今後学校教育で大事にしてほしいことは、リアルな体験をさせるということです。たとえば、海外の国について勉強したとしても、実際に現地に行ってみないとその国独特の匂いや国民性については真に理解できません。学生の皆さんも情報だけでわかったつもりにならず、リアルな体験をすることを大事にしてください。また、今後、大臣として取り組みたいことが2つあります。1つ目は日本にもっと博士を増やすことです。何にでも言えることですが、裾野が広がらないと頂上は高くなりません。日本の研究をより進歩させるためにも、多くの人が博士になれる支援をしていきたいです。2つ目は日本の宇宙ビジネスを発展させることです。皆さんが運転のときに使うカーナビは、宇宙衛星と位置情報をやり取りすることによって成り立っています。このように宇宙というのは我々の生活と切ってもきれない関係になりつつあります。そのような中で、日本もロケットを打ち上げて宇宙ビジネスを活発化していきたいです。 ■学生へのメッセージを 自分自身の頭で考えて目標を決め、それに向かって行動してほしいです。10年後にこうなっていたいという目標を立てたら、今、何をしたらいいかが見えてくるはずです。今のうちからいろいろなことを考えて、好きなことからでも取り組んでみてください。 学生新聞2024年10月1日号 法政大学4年 鈴木悠介 法政大学4年 鈴木悠介/国際基督教大学2年 渡邊和花/東洋大学2年 越山凛乃/中央大学3年 前田蓮峰

学生新聞インターン

女優 畑 芽育 

自分が演じることによって、作品をもっと素敵にしたい 女優 畑 芽育(はた めい) ■プロフィール女優。2002年4月10日生まれ。東京都出身。幼少期から活動を始め、2023年に『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で初のヒロインを演じると確かな演技力と圧倒的な透明感で一躍話題に。10月からは「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」へ出演。12月6日には初主演映画『うちの弟どもがすみません』の公開も控えている。 ◆人生のターニングポイントを教えてください 15歳のときお仕事を続けるかどうか真剣に悩んでいました。辞めようと思っていたとき、今も担当してくださっているマネージャーさんから「後悔が残ると少しでも思うなら、もう少し続けてみてほしい」と声をかけてもらい、ギリギリのところで続ける決断をしました。あのとき引き留めてもらわなかったら、今何をしているのか想像がつきません。人生、少しのタイミングや言葉で変わるものなんだなと身をもって知りました。神様から「この仕事しかあなたにはないよ」と言われているような気がしています。 ◆今回、主演を務めた気持ちを教えてください 最初に原作の『うちの弟どもがすみません』を読んだとき、私は実際末っ子なので長女を演じることに焦りはありました。でも読み進めていくうちに、私が演じる糸ちゃんは、お姉ちゃんという経験が初めてで不安の中、がむしゃらに突き進んでいく健気で可愛らしい女の子なので、自分もお姉ちゃんの経験がないからこそ同じ目線に立ってスタートできるなと思いました。私が糸ちゃんを演じることで、この作品がもっと素敵になったら良いなという気持ちで演じました。 ◆今後の目標を教えてください 今、主演として作品に出演させていただけることに、感謝の心を忘れずにやっていきたいです。私が演じさせていただくことで、作品に一つの安心感を与えられるような役者になることが目標です。 学生新聞2024年10月1日号 東洋大学2年 越山凛乃 ◆取材を終えて『最高の生徒』や『9ボーダー』など、健気なお人柄が演技にも表れているのが魅力的だと感じています。お話をお聞きしながら、打たれ強さゆえに活躍されているのだなと思いました。自ら厳しい道に飛び込み、努力することを楽しいと思える心持ちが大切だと気付かされました。上智大学3年 白坂日葵 『うちの弟どもがすみません』12月6日(金)全国ロードショー配給:松竹原作:オザキアキラ『うちの弟どもがすみません』(集英社「別冊マーガレット」連載)出演:畑 芽育作間龍斗 那須雄登 織山尚大 内田煌音監督:三木康一郎/脚本:根津理香Ⓒ2024『うちの弟どもがすみません』製作委員会 Ⓒオザキアキラ/集英社 城西国際大学1年 渡邊優里絵/東洋大学2年 越山凛乃/津田塾大学2年/石松果林/東洋大学3年 橋本千咲 撮影:下田航輔

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俳優 窪塚洋介 

人生は一枚限りの片道切符。欲張って、楽しく「今」を生きていこう 俳優 窪塚洋介 (くぼづかようすけ) ■プロフィール1979年5月7日生まれ。神奈川県出身。1995年俳優デビュー。映画を中心に国内外問わず多数の話題作に出演。舞台、音楽、モデル、執筆と多彩な才能を発揮。自身のYouTube番組や日本酒「福霧」、ゴルフアパレルブランド「8G SHOOT」などプロデュースにも注力。 ◆芸能界に入ったきっかけを教えてください 芸能人好きの母の影響です。小さなころから「芸能界に向いてる」と言われており、漠然と興味を持っていました。その後、母の知り合いの芸能事務所の社長のご縁で、中学卒業と同時に俳優デビューをしました。22歳のとき、『GO』という映画で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を史上最年少で受賞しました。その経験から俳優としての人生を歩もうと決意しました。 ◆「俳優」としての楽しさ・やりがいは何ですか いろいろな人になれたり、さまざまなことができるのが魅力です。役ごとにそれぞれの人生があり、全力でのめり込むと、その人として生きることができるようになります。一度きりの片道切符の人生なのでたくさんのことを経験したい、欲張りな自分にとっては何よりのやりがいです。最終的に自分の演じた役が「現実にもいるんじゃない?」とリアリティを感じさせる、フィクションと現実をつなげられた瞬間は、最高に楽しいです。 ◆今後の目標や夢を教えてください より良い「今」を作っていきたいと考えています。舞台や陶芸、ゴルフのアパレルブランドの立ち上げにも挑戦していますが、すべて「今」を存分に楽しめるようにという考えが根本にあります。「今」を良くできるように自分なりに挑戦し続けていきたいです。 ◆学生へのメッセージをお願いします ぜひ変化を肯定してほしいです。人生は何が起こるかわかりません。言い換えればそれだけ自由だということです。何かが起こったとしても、すべてこれからの「楽しい」につながっていると思い、ポジティブに生きてほしいです。 ■取材を終えて登場した瞬間、窪塚さんの世界に引き込まれました。質問に対して真摯に答えてくださる中に、芸術性を感じさせる「かっこよさ」がありました。自分も窪塚さんのように「今」を存分に楽しめるように、ポジティブに生きていこうと決意しました。 学生新聞2024年10月1日号 武蔵野大学4年 西山流生 ■Information 『外道の歌』―― 超豪華キャストで贈る極上クライム・サスペンスが誕生! 窪塚洋介&亀梨和也が壮絶な過去を背負う復讐屋コンビとして初共演&W主演!一見何の変哲もない小さな古書店を営むカモ(窪塚)とトラ(亀梨)。しかし彼らは、法の裁きから逃れた悪人に対し、被害者や遺族に代わって壮絶な復讐を下す【復讐屋】であった。なぜ彼らは復讐屋となったのか? 彼らの目的とは? ⒸDMM TV 配信:2024年冬 武蔵野大学4年 西山流生/立教大学4年 緒方成菜/国際基督教大学2年 渡邊和花 撮影:下田航輔

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歌手・起業家 板野友美 

小さな成功体験の積み重ねが大切。固定概念にとらわれず挑戦を続けたい 歌手・起業家 板野友美 (いたのともみ) ■プロフィール2005年にAKB48の1期生として活動を開始。グループの中心メンバーとして注目を集める。AKB48を卒業後はタレント、女優、アーティストとして活躍。さらにライフスタイルブランド「Rosy luce」・スキンケアブランド「peau de bébé」の2社を起業し、経営を手掛けている。 ◆アイドル活動を始めたきっかけは 幼稚園のときにテレビでSPEEDを観たことでアイドルに興味を持ちました。「どうしたらテレビの中に入れるの?」と母に尋ねると、「頑張ればできるかもね」と言われたことが、私の挑戦の始まりでした。母から「水泳でよい記録を出したらダンスを習ってもいいよ」と言われ、猛練習して無事に母との約束を果たせました。ダンスを習えたことで、「頑張れば自分の夢は叶うんだ!」と実感しました。小さな成功体験は幸せにつながるし、想像したことが叶うのはやりがいになります。 中学生になったとき、母に勧められて受けたAKB48のオーディションに合格し、中学2年生の10月から活動が始まりました。最初のライブはお客さんが7人しかおらず、芸能界の厳しさを感じました。でも、雑草精神で地道にビラ配りなどを行い、徐々に認知度が高まっていきました。 ◆経営者として会社を立ち上げたきっかけは やりたいことや、自分の夢に怯むことなく挑戦したいと思い、ブランドを立ち上げました。またアイドル活動していた「板野友美」を知っている人がいる間にと思い、アイドルを目指す人を応援するアイドル育成にも力を入れています。「経営者」「妻」「母」という役割にとらわれずに、〝即行動〞の精神で前進していきたいです。 ◆学生へのメッセージをお願いします 固定概念にとらわれずに、心の声に耳を傾けて、やりたいことに挑戦してください。無謀かなと思うことでも一歩踏み出してほしいです。 ■取材を終えてこれまでずっと画面の中にいた方を取材でき、とても楽しかったです。売れるまでの過程や大切にしている考え方、今後の活動についてのお話など、他ではあまり聞けないお話を聞かせていただき、とても貴重な経験になりました。 学生新聞2024年10月1日号 慶應義塾大学3年 山本彩央里 A sweet Rosy’s world of imagination ―非現実的な、心躍る瞬間― 日時:10月4日(金)~6日(日) 場所:あべのハルカス近鉄本店 板野友美がディレクターを務める【Rosy luce】が提案するPOP-UP SHOPイベント実施! ご予約はこちらから ↓https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfez5NST7QbHjd7zc1bcTtTU_N5jC27RxurM2zle8FtPyII0Q/closedform

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俳優 伊藤健太郎

どれだけ華やかな世界に見せられるか。みんなの笑顔やコメントが力になる 俳優 伊藤健太郎 (いとうけんたろう) ■プロフィール1997年6月30日生まれ、東京都出身。モデル活動を経て、ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(CX/4)で俳優デビュー。以降、多くの話題作に出演。映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』では第47回日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を受賞。 ◆俳優を目指したきっかけを教えてください 知り合いの紹介でモデルに挑戦したことがきっかけでした。最初はあまり乗り気ではなかったのですが、周りも喜んでくれるので俳優にも挑戦するようになりました。高校生のときはオーディションを受ける一方で、応援団団長も務めていました。仕事との両立は大変でしたが、みんなに支えてもらいながら乗り切りました。 ◆お仕事の魅力を教えてください 俳優という職業は、華やかに見せてなんぼの世界です。辛いことがあっても、カメラの前では笑顔で立たなければなりません。だからこそ、「目の前のことを楽しむ」ことを大切にしています。「楽しそうにお芝居しているな」と感じてもらえる俳優になりたいし、作品を通して少しでも誰かの人生の糧になれるなら嬉しいですね。この仕事の魅力は常に新しい発見や刺激があることです。いろいろな役を演じさせていただく中で、こんな解釈があるんだと、自分では気付けなかった考え方に出会えます。公開中の映画『静かなるドン2』は、アクションに力を入れたので、前作よりもパワーアップしたアクションシーンに仕上がりました。現場でディスカッションを繰り返しながら撮影したことは貴重な経験でしたし、チーム一丸となって作品に向き合えたと思います。 ◆学生へのメッセージをお願いします 社会に出るといろいろな人がいます。時には理不尽なこと、嫌なことを言われると思います。そんなときに自分の核となるものを一つ持っておくと気にならなくなります。挑戦を恐れず、ひたむきに前に進んでいってほしいです。 ■取材を終えて作品に真摯に向き合っていて、自分の中でも必ず振り返るようにしているというお話がとても印象的でした。華やかに見せるという苦労と目の前のことを「何事も楽しむ!」という姿勢が、伊藤さんの魅力の秘訣なのだと感じました。 学生新聞2024年10月号 立教大学4年 緒方成菜 映画『静かなるドン2』 伊藤健太郎 筧美和子 深水元基 本宮泰風 三宅弘城 坪倉由幸 筒井真理子 監督:鳴瀬聖人 総合監修・脚本:山口健人 総合プロデュース:本宮泰風 前編:9月13日(金)/後編:9月27日(金)が劇場公開中。 Ⓒ新田たつお・実業之日本社/映画「静かなるドン2」製作委員会 國學院大學2年 寺西詩音/立教大学4年 緒方成菜/国際基督教大学2年 若生真衣 撮影:下田航輔

コラム

テリー伊藤 コラムVol.33 TKO木下が歌舞伎町のホストになった

2020年、後輩芸人にペットボトルを投げつけるなどのパワハラ行為でマスコミから姿を消していたTKOの木下隆行と、2022年、後輩芸人を巻き込んだ7億円投資トラブルが発覚し暫く自粛していた相方の本木武宏の2人が、フジテレビ「27時間テレビ」に登場し、木下は仲間にペットボトルを投げつけて笑いを取り盛り上げた。「NEWSポストセブン」によれば木下は、月に2回ほど新宿歌舞伎町のホストクラブで働いているらしい。失礼ながら余り男前とは言えないので、ホストクラブ激戦区の歌舞伎町で太刀打ち出来るのか心配になるが、記事によると16歳の頃2年間ホストをやっていたと堂々の告白もある。16歳でホストをやっていたのもどうかと思うが、生きる事には逞しい。ちょっと見直した。謹慎中に彼と会ったが、卑屈にもならずひょうひょうと話していたので、根性座っていると感じてはいたが、16歳からの水商売経験と聞き納得した。 怖いもの知らずの10代でのホスト経験は理解するが、現在は52歳。たとえ月2回とはいえ、歌舞伎町まで行って、それっぽい洋服に着替え、フロアーでお客様を待つのは相当図太い神経が無いと出来ないのでは。人気ホストが居並ぶなか、女性客はお目当てのホストを指名して席に着く。50過ぎたおっさんホストを誰が指名してくれるのか。当然木下もそのような危機は想定内で、友人女性にお店に来てよと事前電話もしているはずだが、木下の事だから女友達の数など少ないに決まっている。サ~どうする。予想では開店から閉店まで指名ゼロはそう遠くはない。来月にも一人閉店状態になるはず。寂しく、切ない歌舞伎町ホストクラブ通勤が続く…。 実はここからがお笑い芸人木下隆行の見せ所。歌舞伎町ホストクラブ残酷物語の顛末を相方の本木とステージで話したらお客さんに絶対に受けるし、話題になる。今までのネガティブなイメージなんか一瞬に何処かに飛んで行くはず。頭の良い木下のことだから私に言われなくても、全て織り込み済みではないか。そう考えると芸人さんはいい。どんな逆境になっても、世間から白い目で見られても、一発逆転のチャンスが大有りなのだ。 それにしても、やっぱりホスト入門はハードルが高い。しかしチョットやってみたい!だが、私の場合、髪型無理、ホストファションの服も持ってない。お酒飲めない。夜すぐに眠くなる。人の話を聞かない。完全に面接で落とされる典型的なタイプでした。でも面白そうだから木下のお店行ってみよう。 テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry