国家公安委員会委員長 武田 良太
その道を極めようと思ったら、周りが見えなくなるくらい無我夢中になれ!
■ プロフィール
1968年福岡県生まれ。1992年早稲田大学文学部英文学科卒業。1992年衆議院議員亀井静香秘書。2003年衆議院選挙福岡11区にて初当選、以来6期連続当選。2007年衆議院法務委員会理事。2008年防衛大臣政務官。2009年衆議院海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会理事。2010年自民党遊説局長。2001年自民党福岡県支部連合会会長。2012年自民党国防部会長。2012年衆議院安全保障委員長。2013年防衛副大臣。2014年衆議院外務委員会理事。2015年自民党スポーツ立国調査会 幹事長。2016年自民党幹事長特別補佐兼副幹事長。2016年衆議院決算行政監視委員会理事。2016年自民党地方創生実行統合本部筆頭副本部長。2017年自民党北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部副本部長。2018年自民党安全保障調査会会長代理。
■ どんな学生時代を過ごしていましたか
あまり大きな声では言えないけれど、大学時代は勉強やサークル活動をした記憶があまりないんですよね。大学卒業後に、会社員や公務員になろうとは考えなかった。旅行したり、仲間との時間を大切にしていました。その過程でいろんな人と出会う事が出来たし、学生時代にしかできない経験ができたと思っています。失敗もあったけど、それもいい経験。
■ 政治の道に進んだきっかけは
叔父が政治家ということもあって、政治の世界には興味がありました。「よし、この道を目指そう!」と覚悟を決めたきっかけは、亀井静香先生の秘書になったこと。ご縁ですね。初出馬から当選まで10年かかりましたが、私自身は当時を振り返ってみても苦労したというよりも、楽しかったなという思いの方が強いですね。
私は10年間で3回落選しています。しかし、選挙を重ねるたびに支持者が飛躍的に増えている実感があった。当選はできなくても、「政治家に着実に近づいている」と考えると、それだけで楽しかった。充実していましたよ。すべてに体当たりして、体で物事を覚えることができた、貴重な時間でした。
■ 仕事でのやりがいと苦労は
世の中に同じ意見の人は一人もいません。千差万別、さまざまな意見をまとめて法律を作るのは、政治家が頭を抱えるところです。
私たちは明日のお金、一年後の生活が気になりますよね。でも、政治家としては日本の将来のために、いま取り組むべき課題がある。国民に非難されても、やり続けなくてはいけない。そこに葛藤があります。
一方で、そんな苦労の末、自分のやってきたことが人々に光をあてることができた、と思えることがあります。そんなときは、政治家としての喜びを感じます。
また、政治をやっていると、不要な人はいないということを実感します。政治はいろんな人の力を借りないと出来ません。あらゆる問題を解決するためには、いろんな価値観の人と関わる必要があります。
だから、その人の得意分野や才能、良いところをどうやって見出していくかというのが大事だと思っています。
■ 大学生へのメッセージ
学生時代は自分のやりたいことができるラストチャンスです。固定観念にとらわれたり、既存のレールに乗っかる必要はないです。だから、外国を一度見てみるのもいいですね。
自分の興味のあるものにトライしてみることが大事なんじゃないかな。将来きっと役に立つと思いますよ。
学生新聞2020年10月1日号より( 駒澤大学2年 野上泰聖 )
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