FRAGRANCE DAY 2023

TAKAHIRO / 池田 美優

フレグランス業界全体をより一層盛り上げていくため、株式会社フィッツコーポレーションが主催した「FRAGRANCE DAY 2023」。イベント内では、フレグランスアドバイザーのMAHOさんが、レディース・ユニセックス・メンズの三部門において、ユーザー投票で選出されたトップ3のフレグランスを発表、表彰した。
また、自身がプロデュースするフレグランスブランド「プア ナナラ」を立ち上げ、フレグランス業界に貢献した人に贈られる『FRAGRANCE Person of the Year』を受賞した池田美優さん、自身初となるフレグランスブランド「bgm」の誕生を発表したEXILE TAKAHIROさんも登壇し、商品の魅力や香りへのこだわりについて語った。

■主催挨拶 株式会社フィッツコーポレーション 取締役 新野 裕信さん

弊社の企業理念である「豊かさが香るものづくり」をもとに、1人でも多くの人に豊かな香りのある生活を届けたいという思いで、このイベントの開催を決定しました。コロナ禍で外出が制限される中、日常での香りに興味を持つ方が増えてフレグランスに注目が集まりました。今、フレグランスの可能性と価値を改めて感じています。
「香り」に関わる全ての関係者の方と手を取り合って、日本をより豊かな香りのある世界にすることを目指して、今後もフレグランス業界を盛り上げていきたいと思っています。

■FRAGRANCE Person of the Year 受賞 池田 美優さん

私は、香りに対するこだわりがとても強いんです。そんな細かなこだわりを追求して生まれた「プア ナナラ」が、ブランドの立ち上げから2年ほど経った今、このような賞を受賞できて嬉しいです。

「プア ナナラ」のコンセプトは「ナチュラル&エフォートネス」。飾らない自然体な「私っぽさ」を表現したくて、みなさんが日常的に使える香りを目指しました。50個以上の試作品を通して、性別も年代も問わず使える親しみと、私らしい個性を両立させたものができたと思っています。
最近では、フレグランスとは別の新しい香りのシャンプーとトリートメントを発売しています。香水シリーズから作ったヘアケア商品で香りもしっかりとするので、ハイブランドみたいだと好評です。ぜひ手に取ってみてください。

「プア ナナラ」の第一弾は、海をイメージしたナチュラルな甘さの「サニーモア二」と、ジャスミンのようなフローラルな香りの「モーニングピカケ」でした。その後、少し大人っぽくて落ち着いた香りの「メティルアナ」を新商品として含め、現在は三種類を販売しています。
私にとって香水はもはや身体の一部。いつもバックに「ミニ ナナラ」と呼んでいる小さい容量の香水を入れて、仕事前に気合を入れるときに使っていますね。また、部屋やファッション、その日の気分によって香りを使い分けたりもします。甘めのスカートを履いたときにはサニーモアニ、大人っぽい服を着た時はメティルアナ、みたいに…。欲張らないナチュラルさがある「プア ナナラ」の香りを楽しんでもらえると嬉しいです。

■新ブランド「bgm」発表 EXILE TAKAHIROさん

小学生の頃から母親の香水を勝手につけていたほど、昔から香りを身近に感じていたので、ようやく自分に「どタイプ」な香りを作ることができて、とても嬉しいです。長い時間をかけて香りを制作しているうちに、自分の香りの好みについて再認識できた点も新鮮でしたね。

「bgm」というブランド名には、自分が音楽活動をしていることもあり、BGMのように日々のライフスタイルにそっと寄り添いたいという思いを込めました。音楽も香りも当時の情景を思い出すきっかけになる点が似ていると思います。だから、香水のボトルにある波形のデザインも、音楽をイメージしたものにしました。それぞれの商品によって、異なる楽曲の波形を用いているところも小さなこだわりです。

今回は、しっとりとした優しい香りの「041(SEA)」、太陽をイメージした清潔感のある「003(SUN)」、ほんのり甘めで女性におすすめの「087(ハワイ語でオハナ)」の三種類を作りました。僕は、TPOに合わせて使い分けたり、041をベースとして、003や087を重ね付けしたりするなど、自分なりに香りを楽しんでいます。
フレグランスは、日々の思い出を少し贅沢にしてくれるものだと思います。みなさんの心を少しでも明るくし、寄り添いたいと思うので、ぜひ、12月8日の発売を楽しみにしていてください。

■FRAGRANCE DAY 2023に出席した感想 (立命館大学2年 大澤硝希)

目に見えるものに対して意識を向けてしまいがちな私にとって、目に見えない「香り」の良さを売りにする香水をテーマとしたイベントはとても新鮮でした!香水のモチーフになっているお花などが飾られており、視覚からも楽しめるようにしていたので香水についての知識が全くない私でも楽しめました。
「プア ナナラ」の調香をする際、トレンドの香りを入れてしまうことに疑問を感じたお話など、香りに限らず、制作過程から池田美優さんらしさの詰まった製品なのだなと感じました。
また、TAKAHIROさんが新製品「bgm」を重ね付けしているとおっしゃっていたので、ぜひ自分も真似してみたいです!

学生新聞オンライン2023年11月7日取材(執筆・構成) 上智大学2年 吉川みなみ

上智大学2年 吉川みなみ / 専修大学4年 竹村結 / 上智大学2年 池濱百花 / 立命館大学2年 大澤硝希

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